育成世代のサッカーに対する思い
こんにちは、ジータです。
上の兄ちゃんが中学生でサッカーをしております。
クラブチームで補欠でございますが、毎日一生懸命練習しております!
僕はサッカーど素人です。サッカーを見るのは好きですが、技術的なことは全くわかりません。
その上で、育成世代のサッカーに対する思いがあります。
①レギュラーばかり試合で使うので補欠とレギュラーの差が開くばかり
②いまだに根性論がまかり通っている
③練習方法がいつも同じでちゃんと考えられたものなのか疑問
について書こうと思います。
①レギュラーばかり試合で使うので補欠とレギュラーの差が開くばかり
うちの兄ちゃんが補欠だから言うわけではありません。うちの兄ちゃんは確かにうまくないです。補欠は納得しております。小学生5年生からサッカー始めたので、幼稚園からやってる子にかなうわけはありません。しかも体は僕に似て大きくないので、どうしても体の大きな子にはフィジカル的に負けてしまいます。
しかしですよ、サッカーは試合でしか学べない要素が沢山あると思ってます。プレッシャーの速さや強度は試合になると全然違うために、その中で自分の判断で試行錯誤してうまくなっていくもんだと僕は思ってます。だから、レギュラーばかり試合で使ってると補欠と差が開くばかりですよね。。
クラブチームは勝たないと今後の運営に支障をきたすと思いますので理解はしてます。
せめて小学生世代くらいまでは勝ち負けにこだわらない、上手、下手関係なく試合で使ってほしいなと思ってます。でないと、日本全体のサッカーの底上げにならないと思うんだけどな。。
②いまだに根性論がまかり通っている
試合中に指導者さんが「もっと走れよ」とか「なんとかしろよ」とか怒鳴ってますよ。
勝ちたい気持ちは分かります。
しかし、試合になったら選手たちに判断は委ねましょうよ。練習でしたことしか試合で出来ないんですから。ハーフタイムで足らない所を補うくらいで、あとは選手に任せましょうよ。その代わり、ハーフタイムは監督の技量が問われますからね。前半での戦術的に負けてる所を修正しないといけませんのでね。手腕が問われますよ。
それと試合中に指摘するなら、もっと技術的な事を言ってほしい。
「ボランチの両脇が空いてるからそこのスペースを利用しよう」とか
「ビルドアップでやられてるから、右のハーフがセンターバックにプレスに行こうか」とか。
指導者も勉強が必要です。サッカーの戦術は日々進化してます。自分の成功体験のみをベースに教えてる指導者が多い事。ちゃんと本を読んで勉強して、自分で咀嚼して練習に落とし込んでください!切に願います!
さらに、選手たちがチャレンジしたことに対して褒めるべきなのに、失敗をけなす。失敗をけなすのでチャレンジしなくなる。
ある試合で失敗したキーパーを監督さんが「お前、交代。皆に謝って帰ってこい」って試合中に怒鳴ってました。キーパーの子は泣きながら謝ってベンチに帰ってました。これ、トラウマになりますよ。
僕ならその場でこのチームを辞めさせますがね。。
サッカーの指導で重要なことは、選手が自分で考えてチャレンジしたことは手放しで褒めることです。何も考えずにしたプレーに関しては、指導すべきと思いますが、自分の考えに基づいてやったチャレンジについては褒めるべきです。試合を見てると考えてプレーしてる選手としてない選手はよく見れば分かります。
自分で判断してチャレンジするってサッカーに限らず大事なことですからね。指導者様方、サッカーの事だけでなく、選手たちの人生を長い目で見てあげてくださいな。
指導者の人間力も試されますよ。選手達はあなた達が思っている以上にあなた達の言動や行動を良く見てますからね。
③練習方法がいつも同じでちゃんと考えられたものなのか疑問
僕は子ども達の練習をよく見てます。何のための練習なの?ってよく疑問に思います。
たとえば、シュート練習。
選手がペナルティーエリアの中にいる味方にパスして、パスを返してもらってシュートする。
試合にこんなシチュエーションあるか?まずペナルティーエリアにいるフォワードがノーマークな訳がない。かならずディフェンスを背負っているはず。
シュートを打つ側もノーマークで打てる訳がない。かならずディフェンスが来てシュートブロックに来るはず。
だったらディフェンスも付けてやればいいやんと単純に思う。ディフェンス側の練習にもなるし、パスの受け手もディフェンスをずらしてパスを貰う練習になるし、シュート打つ側もディフェンスをかわしてシュートの練習になる。
あくまで実践を想定した練習をすべきで、試合から逆算したものでなければならないと思うけどな。。
サッカーは止めて、蹴る。これが一番大事。というか、サッカーはこれを正確に的確にどの状況でもできるようになれば、プロになれるんじゃないですかね。。だから、基礎練習はマスト。時間を掛けるべきです。
あと情報収集と判断力。サッカーはバカには出来ません。ボールを貰う前に自分の回りの情報を収集して、選択肢を出来るだけ持ち、ベストな選択をする。これは、相当難しいと思います。僕には絶対出来ません!!だって、トラップするのに必死だから。。笑
この練習は普段の生活から回りをよく見てること。そして、迷わずにすぐに判断すること。
次に大事なのはボールがない時の動き。サッカーの試合ではボールを触ってない時間の方が圧倒的に多い。だから、どこにいれば一番良いか、なぜそこにいる必要があるのか、と考えさせなければならないと思いますな。また、仲間をフリーにする動き、仲間のためにスペースを作る動きを練習しなければならない。「とりあえず、走れ」と言う指導者は多いですが、「必要な時に走れ。手を抜け」という指導者はいない。本当は適切な場所にいればそんなに走ることはないと思う。沢山走るとスタミナが切れて、大事な場面で力が出せないよ。こないだ、元日本代表の遠藤選手がギラヴァンツ北九州との対戦でミクニスタジアムに来たので見に行ったが、ほとんどダッシュで走ってないですよ。必要な時だけダッシュする感じ。
僕は兄ちゃんに言います。こぼれ球だけは狙え、これは上手い下手、関係ないからと。大体の選手はシュートを打ったら一回行動が止まりますが、南野選手や岡崎選手は、止まらずこぼれ球を絶対狙ってます。
ボールのない時の動きは、ボールを扱う技術とは関係ないから僕にも出来るんですよね。僕もフットサルを最近始めましたが、こぼれ球を狙うことやスペースを作る動きは下手くそでも出来ます!!
だから、サッカーは体を動かす練習も必要だけど、頭を鍛える練習も必要と思うな。。座学的なものをした方がよいと思うけど、論理的にサッカーを話せる指導者っているのかな。。(テレビでサッカーの解説してる人も論理的に話せてるのは戸田さんだけかなと思う。その他の解説者の時はうるさいので、いつもミュートにして見てるけど。笑)
兄ちゃんにいつも言ってます。うまい選手とは仲間に時間とスペースを与える選手だよと。(すみません。らいかーるとさんの本からパクりました!!)
以上、育成世代のサッカーについて、僕の思いでした!!
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