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資産形成と生涯年収:ミドル世代が知っておくべきお金の現実
こんにちは、ゆれるミドルの歩き方です。
今回はお金に関するテーマを記事にしています。
はじめに
いきなりですが、生涯年収はいつ決まると思いますか?
定年が近づいたときでしょうか?
実は、職業を選んだ瞬間にある程度決まっているのです。
そして、ミドル世代は支出面もある程度見えてくる時期でもあります。
「今のままでいいのか?」と悩む時期ですが、その現実を見ていきましょう。
ミドル世代が知っておくべきお金の現実
1.すでに決まっている「生涯年収の範囲」
職業によって振れ幅の大小はもちろんあります。
公務員や会社員は収入の安定性が高く、大きく変動することは少ない。
一方、スポーツ選手やYouTuberのような職業は、収入の振れ幅が大きく、一気に増えることもあれば、減ることもある。
ミドル世代の会社員であれば生涯年収は決まったといっても過言ではないと思います。
・会社ごとに給与体系が定められている
・管理職へ昇給するか否かみえてくる
20代の頃は「頑張れば年収は伸びる」と思っていたかもしれませんが、30代後半になると 「ここからどれだけ上がるか?」が見えてくる のが現実です。
2.ミドル世代はお金の支出も見え始める
30代後半になると、将来の支出もある程度試算できるようになります。
教育費:小学校・中学校・高校・大学までの学費や習い事の費用
住宅ローン:すでに購入済み or これから購入を検討するタイミング
老後資金:年金の試算や退職後の生活資金を考え始める
人生の3大支出ですが、「予測できる支出」です。
「必要な金額が明確なってくる」ことが、ミドル世代のお金の特徴です。
3.「貯めやすい時期」と「支出が増える時期」はライフステージで決まる
お金を貯めやすい時期と、支出が増える時期がほぼ決まっています。
・ 貯めやすい時期:独身時代・子どもが生まれる前・子どもが独立した後
・ 支出が多くなる時期:住宅購入・子どもの教育費ピーク(高校・大学時代)
この流れは、どんな職業でも、ある程度共通するお金の流れです。
つまり、貯めやすい時期にしっかり資産をつくることが、将来の選択肢を増やすカギになります。
4. 「シミュレーション」で現実を知る
ミドル世代は収入と支出が明確になってきますので、確度の高いシミュレーションができるようになります。
シミュレーションしておくべき具体例
生涯年収
・会社の給与体系を確認する
・自分の昇給スピードを想定する
・可能であれば役職についたパターンも試算してみる
・概算額を算定する
会社の給与体系が分からないといった方は下記の概算でもイメージは掴めると思います。
現在の年収(手取り)×定年までの年数=残りの生涯年収
例:手取り500万×定年まで20年=1億
教育費の試算
・ 子どもは何人想定か
・子供の進路を考える(高校まで公立、大学は私立理系など)
・習い事を織込む(何を習うかまでは決めなくてもよい。月謝1万なら年12万、月謝2万なら年24万で仮定する)
・医学部や私立受験などを検討している場合は高額になるため別途考慮する
居住費
・購入の場合:ローンシミュレーション(ネットで試算できます)
・賃貸の場合:ライフステージごとに試算
ローンで購入済みの場合は改めて総額を確認しておきましょう。
老後資金の試算
・年金受給額を確認する(年金ネットなどで試算できます)
・退職時の貯蓄額の予測を立てる
・夫婦で老後に必要な生活費を計算する
保険、レジャー費、予備費
このあたりも考慮しておいた方が望ましいですが
生涯年収と3大支出でイメージは掴めます。
まずは現状を知ることが大切です。
シミュレーションをすることで、将来の見通しを立て、今から何をすべきかが見えてきます。
5.「お金のために働く」から「お金を味方につける」へ切り替える
これまで、お金を得るために働くことが当たり前だったかもしれません。
しかし、ミドル世代に入ると、『お金のために働く』から『お金を味方につける』へ切り替えられるかポイントになります。
そのための手段が、『資産運用』です。
まとめ
私たちが選んだ職業によって、生涯年収はある程度決まっています。
「お金を増やせる時期にしっかり準備し、資産運用を行うことで、将来の選択肢は大きく変わる」 という事実を知ることが重要です。
✅ 生涯年収の範囲は、職業選択の時点で決まる
✅ ライフステージによって、貯めどき・支出のピークは明確
✅ シミュレーションをすることで、現実が見え、必要なアクションが分かる
✅ 『お金のために働く』から『お金を味方につける』へ切り替えるために、資産運用が不可欠
今の選択が、将来の「お金の自由」につながります。
これからの人生をどう歩くか、何かのヒントになれば幸いです。