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『ちょぼ焼き』とは如何に?

みなさんは『ちょぼ焼き』ってご存知ですか?
早くいえば、平べったいお好み焼きです。

子供の頃、週末に習字塾に通ってました。その距離2㎞。
子供にとって近いようで遠い距離でした。
土曜か日曜のどちらかを選べ、日曜は午前中の朝から(重い)習字道具を持ってお昼に終わるのです。

課題を合格しないとドンドン遅くなりお昼12時に終わる事も多いです。

なので、途中で何か食べて帰るように昼食代をもらってました。

帰路につく際に、そこのお好み焼き屋はあった。
そこのお好み焼きは独特な作り方で、
平べったく四角く、具材を包んでお好み焼きというより、平べったい春巻きのよう。(実はちょぼ焼きという名前だと後に知ります。)
平べったくツルツルなので秘伝のソースが塗りやすくソースの味も格別で満喫できたのです。

サイズも子供向けで価格もお手頃なの重宝してました。

そして、塾の帰りは毎週が楽しみでした。
そのうち、ソースのきいたちょぼ焼きコーライカの駄菓子(棒状)を同時に飲食すると最高に美味い事が後に判明。

みなさんも、試してください。「お好み焼き+イカ菓子+コーラ』でもです。

当時の価格は、お好み焼き(ちょぼ焼き)150円、コーラ50円、イカの駄菓子20円である。

ちなみにイカ菓子はいちゃがりと言う硬さに定評のあるお菓子。
いまもあるのかな?

しかし、そんなオアシスなお店もいつの間にか閉店。

元々、普通の家の作りなので、間違えて中に入ったら
「お好み役屋はもう、やってないよ。」
と言われショック。

あの味、もう味わえないんだな…そう思い大人になりました。
なぜなら、普通のお好み焼きはあるけどそれに似た奴がない。

しかし、最近どういうわけか、
ちょぼ焼き』が地元熊本で流行っている。
聞けば、昔食べた味が忘れられず。廃業されてた方からレシピを教わったり。独自に考えたりと様々なお店が誕生してるようです。

ちなみに
大阪の有名な『ちょぼ焼き』を動画で見ましたが、地元にある『ちょぼ焼き』と作り方が少し違うようです。
こちらの作り方はと言うと
最初クレープのように平べったい生地を作り、焼いた具材(豚、玉子、キャベツ)を上に載せ、そして四角く折っていきます。
長方形になったら、ソースをかけ、ヘラでタテにカットしたら完成です。

このチョボ焼き、生地が少な目ですが、食べやすく生地と具材がバランスよく堪能できます。

いまでこそ『ちょぼ焼き』なんて言ってますが、
その呼び名も最近知ったくらい。
これもネットの発達のおかげです。
そして、そのコンビネーション最強の味をまた食べれると思うとうれしくなります。

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