
中堅が全力でおススメする最強のコンサル本集(随時更新)
【はじめに】
本noteでは、中堅がオススメする「最強のコンサル本」を紹介しています。
特に、「どんな人が、どんな時に読めばいいの?」というポイントを明確にしたうえで、ザクっと内容の特徴がわかるように「概要」を書いているので、ニーズにあったものをポチって見てください。
無料エリアは「正直このレベルをやってこない人はコンサルに来ないで」と思うレベルの超基礎本の嵐です。コンサルのみならず、事業会社の若手の方々も、是非参考にしてみてください。
有料エリアには、趣味的なコラムや、「辛すぎるコンサル生活で人生に迷ったら」的な内容の本の紹介を掲載している他に、私のコンサル転職支援卒業生の方に泣き付かれた際にオススメしている「100冊を超える定番書を3日で読むズル過ぎて無料公開できない裏技」もご紹介しています。
実際、未経験中途や、新卒の方が入社までの超短期間にコンサルタントとして必要な素養を「それっぽく」身に着けるには、唯一無二の方法なんじゃないかと思いますし、なによりカンパだと思ってご購入を検討いただけますと幸甚です!
ついでに、そのほかのnoteなどもちょっとアピらせてください!
失礼いたしましたが、以下、目次です。
【初心者向けの超基礎本】
コンサル一年目が学ぶこと
【どんな人が/時に読めばいいの?】
鉄板かつ定番なので、志望者、内定者、新卒、未経験中途といったコンサル初心者全般に、「初めに読むべき一冊」として超おすすめしてます
・コンサルになろうかな、と思ったとき(志望者)
⇒仕事の解像度が上がりますよ!
・コンサルになることになったとき(内定者)
⇒おめでとうございます。サバイブするために読みましょう!
・コンサルとして走り始めたとき(新卒、未経験中途)
⇒これ読んでない時点でヤバいので、一刻も早く読みましょう!
【概要】
1章 話す技術、2章 考える技術、3章 働く技術、4章 心を処する技術、の4章構成で、いずれも「全く仰る通り」な内容。
一般的な新人研修を受けるより、本書で紹介されている技法を実際に手や口を動かしてやってみる方が遥かに効率よく成長できると思います。
記述は「広く、浅く、それゆえ速く読める」を貫いています。
が、各章の最後にテーマごとの「ド定番」書籍が紹介されていて、深掘りが可能になっているのも、すごいバランス感覚ですね。
是非、「初めの一冊」として読んでみてください!
コンサルタントが「最初の3年間」で学ぶコト
【どんな人が/時に読めばいいの?】
初心者の方はぜひ、☝の「コンサル一年目が学ぶこと」を読んだら2冊目に読んでみてください
「3年目」まで書いてあるので、「コンサルワークちょっと慣れてきたけど、もうひと伸びしたいな」というM-up志望の方にもいい本です。
(お恥ずかしながら、私もいくつか気づきがありました。3年間といわず、5-10年目くらいまでも、人によっては気づきがあるんじゃないでしょうか。「日頃から考えてたことが上手に言語化されている」みたいなものも含めて、後輩に勧める一冊としてチェックしておいても損はないですよ!)
【概要】
「コンサル一年目が学ぶこと」はスキル面、マインドセット面が多いのですが、こちらは絶妙にそのあたりを外して、それはそれで大事なことが書いてあります。
例)いいPMOとは?いい案件の進め方とは?いい質問の仕方とは?
新定番、と言っても過言でないくらいいい内容なのですが、「コンサル一年目」と上手に棲み分けているので、「両方読んで」というのが私のおすすめです。
※ちなみに、コンサル就活サイトの「考えるエンジン」の高松氏の著書です。新卒や転職の際にお世話になった方も多いんじゃないでしょうか。(私もお世話になりました(笑))
【日本語】
日本語の作文技術(本編)
日本語の作文技術(実戦編)
【どんな人が/時に読めばいいの?】
ご上司に「お前日本語下手だな」、「ちゃんとした日本語書いてよ」っていわれちゃった辛い夜にどうぞ。
【概要】
「え、いきなり日本語?」って言われるかもしれませんが、日本の国語教育は、小学校から大学に至るまで、びっくりするほど日本語の「書き方」を教えません。
なので、新卒はもちろん、大卒に至るまで全く「日本語」が書けない人が多いです。
「いや、普通に大学出てるし、日本語くらかけるよ」と思っちゃうあなたも一読してみてください。「わかりやすい日本語とは何か」がかなりルール化されてまとめられています。
例)私は小林が中村が鈴木が死んだ現場にいたと証言したのかと思った
↓
例)鈴木が死んだ現場に中村がいたと小林が証言したのかと私は思った
ね。わかりやすくなったでしょ?
これにも機械的なルールがあります。
だまされたと思って手に取ってみてください!
【プロソル】
マッキンゼー式 世界最強の仕事術(実践編)
【どんな人が/時に読めばいいの?】
これも基本書なので、コンサル0年目から読んでほしいのですが、敢えて言うなら、コンサルの権化みたいなマッキンゼーノウハウが詰まった(たぶん)「世界で一番売れたコンサル本」なので、「コンサルとして仕事を始めてみたんだけれど、上司の言う"効率的なやり方"、"コンサル流の思考法"みたいなものがイマイチわからない」というときに読んでみるといいと思います。
ちなみに、昔は大きい本だったのですが、文庫本になったのでハンディーかつ安価です。
【概要】
「海の水を全部沸かすな」「キードライバーを探せ」みたいな言葉って、きいたことありませんか?
後述のMECEも、So what/Why so?も、ピラミッド構造も大事なんですが、そうやってみっちり考えていくと、「え、これ全部網羅しなくちゃいけないの?」現象に陥って死んでしまいます。
本書は、「マッキンゼーのようなおしゃんコンサルが、どうやって問題を、効率的かつ完璧に解決しているか」のノウハウ、思考方法がぎっしり書かれています。
【エッセンス】
・Factfullness(ファクトから始める)
・MECE(基本はコレ)
・(その上で)今考えていることは、本当にIssueなのかを考える
・ボトルネック、問題の核心を捕まえる(海の水を全部沸かすな!)
全部、超大事なので、是非読んでみて下さい!
マッキンゼー式世界最強の仕事術(解説編)
☝の解説編です。合わせて読んでみてください!
イシューから始めよ
【どんな人が/時に読めばいいの?】
☝のマッキンゼー本と同じで、「なんか上司の言っていることが分からない」とき、特に、「君の言っていることはイシューじゃない」とか言われちゃった辛い夜に読んでください。(笑)
【概要】
マッキンゼー本をもうちょいかみ砕いて、日本人が書いた本。
「犬の道」を行くな、という名言は永久不滅の哲学。
”「これは何に答えを出すためのものなのか」というイシューを明確にしてから問題に取り組まなければ後から必ず混乱が発生し、目的意識がぶれて多くの無駄が発生する絶対やってはならないのが、「一心不乱に大量の仕事をして右上にいこうとする」ことだ。「労働量によって上に行き、左回りで右上に到達しよう」というこのアプローチを僕は「犬の道」と呼んでいる”
プロソルの考え方に加えて、スライドのパックを作る中で、プロソルをどうやって実行していくか、どうやってそのための調査設計をしているのかが分かりやすく書き下されていて、「シニアの人達って、こうやってスライドパック考えてるんだ」というのがリアルに分かります。
そういう意味では、スライドの方に入れようか非常に迷いましたが、大事なのは「スライドなどを書くということは、本質的に”考えること”であり、コンサルが物事を考えるということは、”問題を解く”ことである」ということなので、この辺は不可分一体で身に着けたいところです。
解像度を上げる
【どんな人が/時に読めばいいの?】
「抽象的過ぎる」「具体性に欠ける」「分からない」「浅い」みたいなこと言われて辛くなった夜に読んでみてください(笑)
【概要】
何かを問われて、何も思い浮かばないことってないですか?
課題解決の方法が何も浮かばないシーンってないですか?
それって、往々にして「解像度」の問題です。
ケースやフェルミでも、「売上推定をする喫茶店」の「解像度」を上げないと絶対にとけません。実際のコンサルワークでも、ペルソナやジャーニーの「解像度」が高くないと、ただふわふわとした意味のない議論になってしまうし、話がかみ合いません。
「具体的かつシンプル」な、刺さるコンサルティングをするために、是非ご一読ください!
完全無欠の問題解決
【どんな人が/時に読めばいいの?】
☝のマッキンゼー本を読了して、「もうちょい網羅的、体系的に知りたい」というときにおススメです(なんせ四捨五入で400頁の「全部乗せ」本なので、いきなりこれから入るのはあまりお勧めしません、、、)
【概要】
久々に出た、いわゆる"マッキンゼー本"です。
マッキンゼー本はこれまでも色々あった(前掲2冊とか)んですが、これは社内の「Must-read」資料を書籍化したもので、今までのマッキンゼー本の総集編のような感じに仕上がっています。
ページ数も「全部載せ」に相応しい376頁。私、これ蔦屋書店で買ったんですが「うわ、久しぶりに分厚いなあ」という感じでした。
章構成が、マッキンゼーの問題解決のステップになっているところもいかにも基本に忠実ですね。
ちなみに、もうちょい軽量なのが☝でおススメしてきたマッキンゼー本2冊です。そちらの方が文庫でとっつきやすいのでお勧めです。
【コミュニケーション/話し方/書き方】
ロジカル・シンキング
【どんな人が/時に読めばいいの?】
ぶっちゃけコンサル面接受ける前に読んでください。読まなくちゃだめです。超基礎なんで。
【概要】
話し方と聞いて「人は話し方が…」みたいなタイトルの本が来ると思った方。実はこの本、英語タイトルは、Logical Communication Skill Trainingなので、ロジシンであると同時に、コミュニケーションの本なんです。
有名かつ鉄板すぎる「MECE」、「So What?/Why So?」に加え、「並列型」と「解説型」という2つの叙述様式(こちらはややマイナー)で、「ロジカルに伝わるコミュニケーション」を徹底的に教えてくれます。
「これを読まないとコンサルとしてスタートラインにすら立てない」と言っても過言ではないので、是非チェックしてください!
考える技術 書く技術
【どんな人が/時に読めばいいの?】
これも、ぶっちゃけコンサルの門をたたく前に読んでほしい一冊です。今すぐ読んでください。
【概要】
「私、これを読んだことない人とは仲良くなれません」と思うほどの良書。
【概要】
・「ピラミッド構造」じゃないと人は頭に入らない
・「ピラミッド構造」はこうやって作る
・「伝えるとき」はトップダウンのピラミッドで
・「考えるとき」はボトムアップのピラミッドで
この「伝えるとき」と「考えるとき」は逆、というのもめちゃくちゃ核心です。
ちょっと意訳すると、「人ってそんなに頭良くないから、考えるときは、パッと思い浮かんだ具体例とか、経験した物事みたいな思いつきやすいものから始めて、後から構造を考えればいいんだよ」というエッセンス。
コミュニケーションは「かっこよく、分かりやすく伝える」×「伝えることをガンガン思いつく」の掛け算なので、思いつくためのノウハウも大事なんです。
特に、アイディア出しとか、ホワイトボードディスカッションとかのとき、何も出てこなくて「あうあう」ってなっちゃう方、一読して試してみてください!
入門 考える技術・書く技術
【どんな人が/時に読めばいいの?】
本家のバーバラミントなげえな、と思っちゃったときにオススメです。というか、こっちの方が100倍分かりやすいので、オススメです。
それなのになぜ本家を先に勧めたかというと、本家だから、という以外にはないです。ごめんなさい。
【概要】
本家である「考える技術・書く技術」を訳したコンサルタントである山崎氏が、日本語に特化し、かつより分かりやすく、サクッとまとめてくれました。
前述の「日本語の作文技術」に並んで、ぶっちゃけ、大学の授業で教えるべき内容だと思います。是非ご一読ください!
【スライド/PTT】
外資系コンサルのスライド作成術
【どんな人が/時に読めばいいの?】
ぶっちゃけコンサルの門をたたく前に読んでほしい一冊です。今すぐ読んでください。(テンプレ)
【概要】
Excelの定番が「熊野本」(後述)なら、スライドの定番は「山周本」です。
若干、市場調査系に寄ってますが、コテコテのBCG流のお作法が学べます。
・「左から右へ」「上から下へ」みたいな典型的なお作法から、
・パックの構成を考えるときの「メッセージから始める」みたいなエッセンスも入っているので、考え方からしっかりインプットしましょう。
なお、図解編もあるので、そちらもチェックしてみてください!
【Excel】
外資系投資銀行のExcel仕事術
【どんな人が/時に読めばいいの?】
少なくとも、内定したらこの本を読みながらExcelの勉強を始めましょう。読んでない、やってない、この本に書いてあるお作法を知らないと、先輩からめっちゃ怒られます。
【概要】
これも定番の、いわゆる「熊野本」。Udemyでも活躍されているので、そっちもチェックしてみてください。
「エクセル仕事術」と歌っているが、中身は「絶対に守ってほしいExcelの作法」です。中途入社の人が、「前職でもExcel使ってたんで」とか言って、ぐちゃぐちゃなExcel作ってくるたびに「この本読んでから出直してこいや!」と言いたくなる(コンプラ的に言えないので、「言いたくなる」だけなんですが)。
必須のショートカットとかも紹介してくれているあたりもうれしい。
ただし、求める水準がJPモルガンのBDD部門レベルなので、ファームやプロジェクトによってはToo muchかも。「郷に入っては郷に従え」なので、どこまで凝ったデザインにするか等は、周りに合わせましょう。
外資系金融のExcel作成術―表の見せ方&財務モデルの組み方
【どんな人が/時に読めばいいの?】
「熊野本」を読んで、もうちょいExcelを深掘りしたい人向けです。
【概要】
「熊野本」が全般的なお作法や哲学を網羅している一方、後出の本書は、
・見た目の美しさ
・ガチの財務モデル(BDD用)
に特化しています。
エッセンスはかなり重複しますが、「もっと事例がほしい」、「財務モデルの勉強がしたい」といった方の2冊目としてはベストだと思います!
【リサーチ】
外資系コンサルのリサーチ技法
【どんな人が/時に読めばいいの?】
コンサル未経験のみならず、事業会社の人にも読んでほしい1冊です。
ガチで、コンサルがやっていることはほぼすべて網羅されています。
コンサル1年目って、「調べといて」みたいな振り方されがちなんですが、これを読んでおくだけでだいぶサバイブの確率が上がると思います。
【概要】
これもずっと定番本だったんですが、ついに2023/3/23にリニューアルされることになりました!
216→256頁とボリュームアップ、最終章に「リサーチ脳を鍛える"抽象化思考"」(おそらく仮説思考的なもの)が追加されています。こちらも、チェックしたら追記しますね。
以下、本書の骨子です。
第1章 どうやってリサーチを組み立てるか
→いわゆる調査設計です。コンサルは、「考え方を考える」仕事ですので、「調べ方を考える」ところからスタートします。
第2章 どうやって調べるか
→一般的な調査の技法です、
第3章 どうやって情報を「作る」か
→ありものの情報ではなく、アンケなどで情報を「作る」手法が書かれています
第4章 リサーチの例
→「こういうときはこんな風にやるんだよ」が例示されています。解像度上がっていいですよね。
第5章 「抽象化思考」
→まだ発売前なので読んでないんですが、目次を見る限り、仮説思考×クリティカルシンキング、みたいな話だと思います。
また読んだら加筆しますね!
【フレームワーク】
【どんな人が/時に読めばいいの?】
入社前に読みましょう。フレームワーク系の本は、暗記しなくていいので、1-2冊読んで、「こんなのあったな」という思考のポケットを作っておくことが大事。で、実際のプロジェクトの中で、「このパターンって昔どっかでみたような」と思い出して使う感じです。一度使ったものは体で覚えられるので、「思考のポケット作っておく」→「実践して定着させる」を高速で繰り返しましょう。
厳選 フレームワーク20
20個に絞ってあるのでとっつきやすいです。
後述のグロービズもいいんですが、50個だと一気読みはつらいですよね。(笑)
ときには軽さも大事。
図解 基本フレームワーク50
50個というボリュームだけあって、普段目にするようなフレームワークは網羅されている印象。
先ずは20個の方を読んでみて、余裕があったらこっち、という感じかと思います。
【会計】
財務3表一体理解法
【どんな人/時に読めばいいの?】
非商学部、経済学部で、「会計何それおいしいの?」的な状態の方に激オススメです。
「財務3表」っていわれても「いや、そもそも3つあるって知らんて」みたいな状態だと、まず間違いなく八つ裂きにされますし、そうでなくとも、やる気がない人枠認定は確実です。
是非、ファームに入る前に読んでおきましょう。
【概要】
そろそろ古典なんじゃないかしら、という一冊。割とちゃんと書かれているのに、とってもわかりやすく「会計」を解説しています。
「財務3表」って、BS、PL、CFの3つを言うんですが、その3つのつながりって、超重要なのに、サクッと分かりやすく教えてくれる本ってなかなかなかったんですよね。本書は、面倒な仕分けとかの解説は最小限にして、3表のつながりをこれ以上なく分かりやすく教えてくれます。
とっつきやすい最初の1冊としてどうぞ。
世界一楽しい決算書の読み方
【どんな人/時に読めばいいの?】
これ以上はカジュアルに書きようがないレベルまで簡単にしつつ、実物の財務諸表や企業を題材に、具体的に解説した一冊。
前出の財務3表一体理解法でもちょっと堅苦しく感じる方、以前会計を勉強しようとして挫折した方、抽象的な説明だと全然頭に入らない方にお勧めです。
【概要】
メルカリ、ニトリ、ドトール等、実在の企業の実際の財務諸表を題材にとりながら、ちょっと頭を使わせてくれる問題+解説/種明かし、という構成の講義が、BS、PL、CFと、3表一体理解の4セクションにわたって展開されます。実際の財務諸表が掲載されているので、手触り感があり、かつ、実際のプロジェクトで財務諸表を読むときに心理的抵抗が劇的に下がります笑
(とはいえ、「面白く読めるところや、特徴が出やすいところをかいつまんで面白く見せている」という部分は否めないので、是非、実物を手にして読み込んでみてください!)
【ファイナンス】
ざっくり分かるファイナンス
【どんな人/時に読めばいいの?】
またまた非商学部、経済学部で、「ファイナンス何それおいしいの?」的な状態の方に激オススメです。
特に、数字にアレルギーがあり、「いきなり難しい収益モデルみたいなのはちょっと」という人にうってつけです。
【概要】
基本的なファイナンスの概念について、極力難しい数式を使わずに、「文系的に」説明してくれていて、それでいて、一定の網羅性がある希少な一冊です。
プロジェクトレベルでは、次の「道具としてのファイナンス」のように、実際にExcelなどをたたきながら諸々計算をしていく必要がありますが、その前に「ざっくりと文系的に諸概念を入れておきたい!(いきなり数字の世界に入ると死ぬ自信がある!)」という人が、まず概念を理解するための本です。
数字アレルギー克服に是非、手に取ってみてください。
道具としてのファイナンス
【どんな人/時に読めばいいの?】
非商学部、経済学部である程度会計やファイナンスを学んだ方から、ずぶの素人さんまで万人にオススメです。
唯一、対象外の人がいるとすると、インターンなどで実際にバリバリモデルを組んでいた人でしょうが、そんな人はこのnoteは読んでいないでしょうね。
【概要】
「難しい計算は全部Excelに任せてしまえ」というキャッチが鮮烈だった1冊。とにかく、Excelでモデルを組んで、実際に数字をいじりながらファイナンスを紐解いていくので、手触り感が半端ないです。また、ファイナンス系のExcel関数にもちょっと親しめます。
ファイナンスのわかりにくいところって、抽象的な概念と、難しい数式がダブルで襲ってくるので、実際のプロジェクトに入ってヒイヒイいわないと、手触り感をもって理解できないところなんですよね。
本書に沿って、実際自分でExcelをたたいてみて、数字をいじったりしながら取り組めば、「あ、これをこうやると割引現在価値が下がるのか!」みたいに、「なにをどうするとこうなる」がわかって、だいぶファイナンスが自分のものになると思います!
【基礎力増強】
グロービスMBAシリーズ
【どんな人/時に読めばいいの?】
コンサルファームに挑戦する前に、ちょっとだけ本格的に勉強してみたい、内定した後に準備したい、入社後に基礎力を上げたい、幅を広げたいときにどうぞ。
スタンダードなMBAの内容になっているので、地力を上げたいビジネスパーソン全般にもオススメできるシリーズです。
【概要】
いわずとしれたグロービスのMBAシリーズ。
昔からのド定番で、私も先輩から「これくらいは常識として頭に入れとかないと話にならないよ」と言われました。
偏りなく、スタンダードなセオリー、メジャーなケースなどが網羅されているほか、シリーズがマーケ、アカウンティング、経営戦略etc.でほぼ全分野そろっているので、網羅性もすごいです。
入社前の有休消化期間や、夏休み、年末年始などの長期休暇に何冊かまとめて読んだり、「マーケ系の案件に入ることになったら即ポチして必死で読む」でもギリOKだと思います!
さて、いかがだったでしょうか。
いずれも定番のコンサル本 or デキル社会人必須の一冊だったと思いますが、キチンと読めている方は少ないと思います。
今日の足腰、地盤固めが明日の自分を作ります。
どれも良書ですので、是非、手に取ってみてください。
ついでにCMです。笑
さて、ここからは有料エリアになります。
冒頭に記載の通り、趣味的なコラムや、「辛すぎるコンサル生活で人生に迷ったら」的な内容の本の紹介を掲載している他に、私のコンサル転職支援卒業生の方に泣き付かれた際にオススメしている「100冊を超える定番書を3日で読むズル過ぎて無料公開できない裏技」もご紹介しています。
これ、本当に、無料公開してしまうと、ズル過ぎるというか、せこ過ぎるて、私の信用問題になりかねないので、Xでも呟けない話です。
ただ、現実問題として、バリバリの経営系の学部の出身で、ドラッカーとポーターの信奉者、みたいな人でない限り、いや、そうであったとしても、100冊を超えるコンサル古典書を読み切るのは至難の業です。
以下で紹介しているのは、かなりセコい技ですが、実際、未経験中途や、新卒の方が入社までの超短期間にコンサルタントとして必要な素養を「それっぽく」身に着けるには、唯一無二の方法なんじゃないかと思いますし、なによりカンパだと思ってご購入を検討いただけますと幸甚です!
最後に、ご留意点として、タイパ、コスパを重んじる優秀な読者諸兄の中には、「え、こんなこともうとっくの昔にやってたよ!」という方もいらっしゃるだろうと思います。
そんな方は、「ちょっと高いカンパだったな」と思って優しくお許しください。
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