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Twitterでバズるホテル紹介の構文をネタバレします。
タイトルまんまの記事です。
なぜこのような記事を書くに至ったかについて、ちょこっと自分の話しをさせてください。もちろん読み飛ばしても大丈夫です。
始まりは2019年8月にTwitterの神様が降りてきたことでした。これが奇跡の87,000いいね(当時)です。
両国にできたばかりの泊まれるシアター「theaterZZZ」で、貸切映画会でパッドマンなうなんだけど、やばいよくないですか?
— さかかな🐠 #HOTELIST (@a000j) August 16, 2019
みんなでピザパーティーもできるし、映画見ながら寝れるし、寝ながら映画も見れるよ! pic.twitter.com/YDitS4aQFD
この時はもちろんバズらせるつもりは毛頭なく、人生で初めてのバズりにキョドっていたのですが、その翌月にも「湯河原のホテルがすごくよかったー!」と投稿したら、5000いいねのプチバズを経験しました。
湯河原にある TheRyokanTokyoは、「高揚感とくつろぎが共存する状態」ってこれか…!となる空間でした。
— さかかな🐠 #HOTELIST (@a000j) September 30, 2019
温泉からのカフェでビアもいいんだけど、部屋もこじんまりとよくて無駄に夜更かししてしまった……。
ドミトリー5,000円、部屋泊10,000円 で俗世からおさらばして、温泉地にお篭もりできるよ。 pic.twitter.com/25FcO6abq1
当時のフォロワー数は1,000人程度で、フォロー数は900人。ほぼ相互フォローの知り合いでした。
影響力などない私のアカウントで連続して起きた現象を受けて「もしかしてバズって再現性があるのでは?」と思い、試行錯誤した結果がこちらです。
2020年3月末時点で、フォロワーは3,300人。万単位のインフルエンサーではないながらも、4桁いいねを何度か到達できるようになりました。
「なんとなくやり方が掴めたかも…?」と思うようになったのが2020年1月頃。
残念ながら、4月以降はコロナの影響で外出自粛となり出かけなかった、かつ悪意のない悪意がはびこるTwitterの世界で「外出を促す発言」はできないと判断し、ホテル紹介の投稿をしていませんでした。(代わりにホテルnoteを書いてました。よかったら読んでください。)
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■0部:なぜ本noteを書こうと思ったか
自粛で経済が滞り、集客を生業としている多くの経営者が困惑している中でなにか私にできることはないのか。
と考えども、そのとき私にできることといえば、家で自粛をすること。一生活者として拡大を防ぐためにじっとしていることしかできませんでした。(そんな思いを書いた記事があるのでよかったら後で読んでください)
自粛が解除され、5月が終わるころ、ふと思ったのが私が思考錯誤してきた知見はもしかしたら集客ができずに困っている人たちの役に立てるのではないかということでした。「人に見てもらえるTwitterの投稿」は裏を返せば、SNSをしている人たちがどんなことに興味があるのか、ということに繋がるのではないかと思うのです。
正直、今まで研究してきた成果をインターネット上に提示してしまうので惜しいような気持ちもありました。けれど、それ以上に素敵なお店がなくなることの方が悲しいなと思い、本noteを書くことにしました。
ただ私個人の思いとして、Twitterのフォロワーをただ増やしたいだけの人の養分されたくないな……。というのがあり、悩んだ結果一部有料にさせていただきます。ここで得た投げ銭はホテルの応援に使わせていただきます。
※2020年7月1日12:00(正午)までは無料公開します。
ただし、店舗/ホテル経営されてる方は、個別でDMをくだされば無料でプレゼントいたします。DMに ①本noteを見た旨、②お店SNS/URL、③一言 をいただけますと幸いです。また、フォロー外の場合DMに気づかないことがありますので、フォローもしくはリプライをいただけますと確実に返信ができるかと思います。お手数おかけします ▶Twitter:@a000j
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計8000字です。読みにくい部分もあるかと思いますが、ご指摘いただければ常に改善してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
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■1部:Twitterの特性を抑えよう
1部は普段からTwitterをよく利用している人(俗に言うツイ廃)は読み飛ばして大丈夫です。これからTwitter運用を本格的にはじめる方は目を通しておくのをおすすめします。
引用:【2020年6月更新】人気ソーシャルメディアの国内&世界のユーザー数まとめ
Twitterの1投稿は「140文字」と「写真1枚~4枚」の組み合わせでできています。この1投稿がおもしろ情報やお役立ち情報だと、リツイートといいねによって拡散され、バズが起きます。
バズとは他者の共感(反論)を得ることが必要になります。それを踏まえて、ホテルの紹介ツイートをするにあたり2つ抑えてほしい点があります。
(1)紹介ツイートの1投稿は1作品である
(2)紹介ツイートを見た人のことを考える
(1)が重要な理由は、共感をつくるために140字と写真をどう駆使するかが鍵になるからです。投稿をどう見てもらうか、どう見せたいかを考える必要があります。
(2)は、投稿する側になると疎かにしがちなのですが、共感をするのはあなたではなく、あなたの投稿を見た誰かです。
あなたの投稿を見た誰かは、暇な時間にSNSをぼんやりと眺めている人が多いため「え!この投稿、なんだろう!?」と気づいてもらう必要があります。TwitterはSNSの中でも特に流れの早いSNSです。故に「気になる投稿」を意図的につくる必要があります。
SNSでは「文章を読む」というよりも「文章を見る」という表現の方が適しています。そのため本noteではあえて、あなたの投稿を〈見た人〉と表記していきます。
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■2部:ゴールはより多くの人に「私もここに行きたい」と思わせる
次に、バズを起こす目的を確認しておきましょう。なぜあなたはこのnoteを読んでいるのでしょうか?
私個人の意見としては、紹介ツイートのバズ=口コミによって一時的な認知をとるだと思っています。(私がバズらせる理由は「こんな素敵なホテルあるんだよー!」と飲みで話してるノリでたくさんの人に伝えたいからです)
バズはCMです。
残念ながらCMをしたからといって、売上がいきなりよくなるわけではありません。(もちろん一時的には予約がとれるなどの副次的な効果はあります)
バズは不特定多数の人に見てもらうことが目的になります。
そして、不特定多数の人の生活(タイムライン)に紛れ込み「私もここに行きたい」と想起される、もしくは「こんな場所があった」と認知されている状態にすることがバズを起こす目標になります。
また、店舗を経営している方がこのnoteを読むさいには、自店舗をTwitterで自らバズらせるためではなく、裏を返して、来店者が紹介ツイートをしやすい状態を目指すのがいいのではないでしょうか。紹介ツイート=自然発生的なSNS投稿が起きる状態を、お店側の意図的に設計することで認知度を上げることができます。
とはいえ、Twitter構文と書いておりますので、投稿者側の視点でのツイートの書き方を順番に説明していきますね。
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■3部:バズるホテル紹介ツイートのTwitter構文
たった140字と最大4枚の写真で「私もここに行きたい」と思わせるコツは、情報の解像度をあげることです。
これは考え方さえ身につければ誰にもできます。共感のフックをどう140字に織り込んでいるかを、このツイートをもとに構文を分解してみましょう。
湯河原にある TheRyokanTokyoは、「高揚感とくつろぎが共存する状態」ってこれか…!となる空間でした。
— さかかな🐠 #HOTELIST (@a000j) September 30, 2019
温泉からのカフェでビアもいいんだけど、部屋もこじんまりとよくて無駄に夜更かししてしまった……。
ドミトリー5,000円、部屋泊10,000円 で俗世からおさらばして、温泉地にお篭もりできるよ。 pic.twitter.com/25FcO6abq1
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