3.3万リツイート、8.7万いいねのバズの中身
時間がようやくできて、8月にバズったツイートの考察noteです。
これがそのバズった投稿。
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月1で企業ツイッターラーの友人(要は公式の中の人)と飲んでるんですが、そのときに「このあいだバズったんだけどさ~」と見せたらおもしろがってもらえたので、他にも興味がある人がいるかな?と思って書き始めました。
はじめに。
新宿とか渋谷とかで、飲んだくれているただのOLです。
一般人の「このあいだね~!Twitterがバズったの~!」的な話です。ほんとそれだけ。
会社で販促を担当している者として「ツイッターでバズる」っておもしろいな、すごいなと思ったことを書きました。
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■バズツイートの中身
2019年9月18日時点のエンゲージメントがこちらです。この投稿が8月16日なのでちょうど1ヶ月経ったとこですね。
ざっと数字だけ見てみると、
■インプレッション…約650万
■エンゲージメント…約100万(15.3%)
■プロフィール遷移…約8,000(0.1%)
□フォロー増加数…約200人(0.0025%)
□予約数(暫定)…20組(0.00025%)
という結果でした。
ちなみに、投稿後の変遷(翌日の伸びがエグい)と、バズ投稿に複数ぶら下げてたツイートのインプレッションです。
(インプレッション、エンゲージメント)
■元ツイート:650万、100万、
■2投稿目(追加の写真):30万、8.7万
■3投稿目(予約サイト):27万、4.7万
■4投稿目(詳細情報):16万、300
この数字を元に「なるほどな~」と思ったことを書いていきます。通知は切らずに、一応通知が来たものに関しては(多分)すべて目を通しています。
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■インプレッションを伝達数として捉える
「伝達数」という意味ではすごい数字だな。と純粋に思いました。
「泊まれるシアターが両国にできた」という情報を目に触れた人が650万人いるってことですからね。650万は、朝日新聞の発行部数とだいたい同じです。(読売新聞には勝てなかった。)
投稿あたりの反応した人たちの属性を見ることはできないので、リツイートやいいねした人の通知を勝手な印象ですが、わりと20代後半~40代後半のイメージです。ツイッターに一番いるボリューム層なのでしょう。
ただ「泊まれるシアター」としては情報を届けたい人たちに届いている気がしました。
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■650万インプレッションというインパクト
「1投稿で650万人に情報を伝えた」という点ではすごいと思うのですが、650万インプレッションという数字がツイッター界の中ではどの程度インパクトある数字なのか。
私のアカウントの月間インプレッション数で検証してみると、
フォロワー数:約1,000人(ほとんど知り合い)
投稿数:600ツイート(会話多め)
インプレッション:約100万
です。なので、バズ投稿で約6ヶ月で稼いでいることになります。(6月は2週間ほどロシアとフィンランドを旅行しているためインプレッション高めですが。)
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ん?
じゃあ、フォロワー数多いとどうなんだ?
となりますよね。単純に考えれば10倍なら1/10と反比例するはずですが、それだけフォロワー数がいるからには、
①通常の投稿のエンゲージメント率は一般人よりも高い
②1投稿あたりのバズりやすさが高い
という初期攻撃力が高いはず。とすると、1,000人で6ヶ月かかるのであれば、10倍の1万人フォロワーがいるなら3週間くらい、10万フォロワーなら1週間しないくらいじゃないでしょうか。
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■インプレッションの「インパクトの罠」
少し話がそれますが、企業としてSNSマーケティングをするときの指標として、インプレッションがあげられると思います。
インフルエンサーマーケティングのPR案件で、たとえば650万という数字が出たとします。
そのインフルエンサーさんには彼や彼女のファンがたくさんいます。情報を届く範囲は、たいていはその人のファンです。その場合は、インフルエンサーさんの周辺のクラスタに届いた650万インプレッションとなるんですよね。
それに対して、今回のバズに関しては、朝日新聞的な伝達方法で、より多くの人に情報を届けられた650万インプレッションであると言えます。
なにが言いたいかと言うと、単純に「650万という数がすごい」のではなく、「1つの情報を650万人に届けた」という事実がすごいんだろうな、と思い至りました。
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■エンゲージメントはあまり指標にならない
エンゲージメントに関しては、画像かリンクを貼れば一定の割合は取れます。今回バズった投稿は、画像4枚構成だったのでこんなものかなと思います。
エンゲージメント数は、企業アカウントも個人アカウントも画像か動画を貼っておけば伸びます。
コンテンツ力に直接関与するので、ツイッターでも画像大事です。
関係ないけど、素敵な写真が取れると噂のiPhone11かHUAWEI P30ほしいです。
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■コンバージョン率=予約数 を考える
余談ですが、翌日にTheaterZzzに遊びに行った際に、ホテルの人に聞いた話だと、ツイッターの反響もあり、土日を中心に貸切利用の予約が十数件入っているとのことでした。
(計算しやすいように、暫定で20件にしました。少し盛ってるかも。)
20って数字は、650万に対してのパーセンテージにしてしまうと、もうほんと微々たる数0.00025%とかなんです。
でも、これから本オープンする宿泊施設が20件予約が成約したと考えるとインパクトある数字なんですよね。数字マジック。
売上で言えば、貸切利用が4.5万円とすると、4.5万円×20件=100万円ですよね。
ふつうにすごくない?TheaterZzz行ったら、毎回タピオカ飲ませてほしいレベルで寄与出来てますよね?だれかごちそうしてください。
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あと、企業アカウントやっていて、何を言ってるんだ感があるのですがツイッターにもSNS消費「宣伝→売上(予約)」というのは実際にあるんだなと思いました。(自社が小売でないので、実感を持ててなかったです)
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個人的にはSNS消費って、
インスタ → コスメや洋服などビジュアル重視の商品情報
ツイッター → コスメや本など価値観を重視した商品情報
というイメージがあったんですが、ここ数年でSNSが完全に普及しライフライン化した結果、映画や宿泊といった時間消費・コト消費にも相性がいいんだな~と思いました。
にしても、貸切利用するのに10人~20人くらい両国に集まるというハードルをそんなすぐに超えられるツイッター民の行動力すごいわ……と素直に尊敬します。
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■良コンテンツのツイートは、ツイッタラーのいいねだけで伸びる
友人と「パッドマン」を見るために、TheaterZzzを利用していたので、初動はまったく見てませんでした。
映画鑑賞後、投稿して2時間後には3,000いいねくらい。翌日には3万いいねでした。
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フォロワー数がそんなに多くない個人アカウントからしたバズの印象なのですが、基本的に伸びるツイートのときは、初動がある気がします。やっぱりはじめは、ある程度フォロワー数が多い人で影響力のある人のいいねRTの影響が大きいです。
①フォロワー数が10万超えのツイッタラーがいいねしてくれる→単純にインプレッションが爆増→純粋な共感→いいねRTもらう→伸びる
②フォロワー数が1万前後の人がリツイートしてくれる→この人がリツートしてるんだ!という信頼感を得る→いいねRTもらう→伸びる
③フォロワー数が1万前後の人が複数人いいねをしてくれる→なんか話題になっているっぽい→いいねRTをもらう→伸びる
④身内の人がたくさんいいねをくれる→「お、いいね」→身内で伸びる
インプレッション数は、①>②>③≒④なイメージ。
今回のバズに関しては、③のパターン。
1万フォロワーの知り合いからいいねとコメントがあって、その人たちのフォロワーさんに「○○さんがいいねをしました」で伝わって、そこからリツイートの連鎖なったた気がします。
(今回、身内にRTをされて記憶がないので、多分リプライ効果もある気がします。)
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もちろん、投稿内容の「泊まれるシアター」が万人にウケる良コンテンツだったというのが前提条件になると思います。
その証拠、というわけでもないのですが、その日の朝に投稿した大した情報のないツイートも実は、友人のいいねだけで40RT/100いいねついています。
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■良コンテンツとは結局なに?
全てのツイートに該当するわけではないと思うのですが、今回伸びた理由としては、「万人にウケするテーマ。かつ、有用な情報であった」からかなと思いました。
・映画→いろんなジャンルがある
・楽しそうな雰囲気の写真
・泊まれるシアター
→気の合う友人に知らせたい
→ツイッターは趣味のコミュニケーションツール
・オープンしたばかり
・予約サイト
・宿泊の費用
・貸切利用の費用
・貸切時のAmazonプライム、Netflixなどの利用可否
といった情報の有益性が相乗効果で伸びた気がします。
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後日談ですが、
「なんでこのツイート伸びたんだろ~~~」とツイッターでつぶやいたら知り合いの方が教えてくれたツイートなんですが、
私はこのツイートを知らなくって、このとき初めてみたのですが
「うっわ!!写真すてき!!なにここ!!行きたい!!!!!」
となりました。(行ったことあるのに。)
これなー。
マーケティングの勉強しててめっちゃ思うのが「自社商品よくないとどうしようもない問題」ね。とりあえず目をつむりたくなるやつ。なのでツイッターやってると、製品開発もして~~~~って思いました。
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■引用リツイート通知が来る来る問題
これツイッタラーの方からすると、あるあるなんだと思うんですが、引用リツイートって引用元にも通知くるんですよね。
驚くほど「(作品名)観たい!」「(作品名)クラスタさん!」みたいな引用めっちゃ多かったです。正直、「通知うるせぇーーーー」ってなってました。すみません。
の反面「勉強になるな~~~!」と、ほぼ全ての引用リツイート見させていただきました(体感だと1000近い数の引用リツイート見た気がする。)
大体大きく分けると、応援上映系の作品を観たいオタク勢(プロメア、アイマス、うたプリ、テニプリ)と、シリーズ映画を一気見したい勢 (アベンジャーズ、スターウォーズ)とに分かれてました。
映画コンテンツ「(作品名)を観たい」という口コミが起きやすい内容だったのも、コンテンツとして伸びた要因の1つかもしれません。
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■クソリプ率は0.000001%
映画を観ることができるおしゃれ空間!
というハッピーな内容だったせいか、ほっとんどクソリプは来ませんでした。あっても2人くらいだったかな~。
「設備的にそんな薄い布だけで、寝るとか無理」「なんでパッドマンなのかは理解に苦しむ」的な内容だった気がする。まじ知らんがな&人の好きに口出すな案件すぎました。
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■バズったらタイムラインを整えよ
その後、マーケターのツイッタラーさんに「タイムラインを整えよっ!」というDMをいただきまして、慌ててホテル系のツイートとパッドマンの映画レビューの宣伝しました。
このツイートまでは全然フォロワーさん増えなかったんですけど、タイムラインを整えたあとに、フォロワー数が伸び始めました。
結果としては、
■プロフィール遷移…8000人
■フォロー数…200人
なので、私のタイムラインを見に来た人のなかで2.5%の人がフォローしてくれたようです。(ただの日常アカウントなので、期待してくださった方すみません……)
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ちなみにですが、「タイムラインを整えよ!」と言われて投稿したホテルツイートがこちらです。
「ホテル紹介」「箇条書き」という同条件で、ちょこっとラグジュアリーめな価格(2~3万円)とカジュアルな低価格(1万円前後)で出してみたら、圧倒的にカジュアルが伸びました。
この分析ツイートも面白かった。
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というのがバズツイートの中身でした。
数年前のツイッターって、3000RTいったらすごい!という印象だったけど、気づいたら当たり前に、1万、3万、10万とか行く世界になっていて、日本語圏でのユーザーめっちゃ増えたんやな……と思いました。
SNSも情報インフラの1つと化しているんだなあ、と最近しみじみ思います。
企業アカウントもやっているなかで、あまり一般アカウントで経験することのない大バズをできたので、どなたかの参考になるように纏めてみました。
よかったら感想くださいね:)
▽今回の「泊まれるシアター」のレビューはこちら
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