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3歳児は天使か悪魔か

子どもが4歳を過ぎてから、やっと、ようやく、子育てを楽しめるようになってきた。

子育てにおいて辛いことは「予想外のことが多々起きること」だと思っている。

前の記事で書いたように、私は計画的に物事を進めていくタイプなので予想外にはめっぽう弱い。だからこそ起こり得るパターンをいくつも想定してイメトレしておくのだが、子育ては妊娠期間から予想外しか起きていない。

坐骨神経痛で涙が出るほど痛みに苦しんだり、胎児に内臓を圧迫されて何ヶ月も座った姿勢でしか眠れないとか。マイナートラブルとはいえ、なかなかに辛かったし、そんなこと習ってない。そして誰しもが想定外であったであろうコロナが訪れたり。

私は大笑いしたときの腹圧で破水してしまい、そのまま入院して出産となったが、それは私のパターン内だったのでよし。
ただ、促進剤を打ってからの陣痛は経験したことのない痛みで、あれはなんとも表現し難いものだった。忘れかけてるけど。人って忘れるからまた2人目3人目と産むのかしら。

そもそも妊娠10か月は長すぎる。モルモットのように2週間で産めるようになったらどうだろうか。それはそれで望まぬ出産など社会問題が増えてしまうのかだろうか。

そして無事に出産できたとしても、母乳が出る出ないとか哺乳瓶拒否とか、乳腺炎とか、もう知らなかった壁にぶち当たってばかり。細切れ睡眠がここまで辛いとも思わなかったし、骨盤の歪みが体の不調を引き起こすことも想像すらしてなかった。

我が子は可愛いが、0歳時は小さい生き物として可愛い。1歳になると人間らしい生活になり、表情も豊かになり可愛い。2歳になると少しずつ言葉を理解しコミニュケーションが取れたり取れなかったり。3歳になると意思も出てきて、イヤイヤも始まる。これまたつらい。

イヤイヤなんて受け止めてあげたらいいじゃん、と思っていたが、0歳からの積み重ねでいろいろ辛いことも我慢してきたこともある中で、1日に何度も何度もイヤイヤされると「もういい加減にしてほしい!1人になりたい!」と私は爆発した。
優しくぎゅーっと抱きしめてなんてあげられなかった。ひとりでボロボロ泣いたし、同じ毎日が繰り返されることに恐怖すら覚えた。すべてが予想外だったから。

ただ、我が子は本当に可愛い。こんな私でも大好きだと言ってくれるなんて、この子しかいないと思う。愛だな。ありがたい。

こうしてジェットコースターな3歳時期は、子どもにも八つ当たりしてしまったりうまく対応できないことも多かったが、それってあんまり子どもも覚えてないのかもしれない。3歳までの記憶がある子ってあんまりいない、、、よね?親子それぞれの自己防衛機能で、そうでもしないとやってられないのかもしれない。世の中の親子がうまくいくように備わった自然の摂理なのか。

こうして苦難の予想外をひとつずつ超えていくわけだが、人生まだまだ予想外な出来事が訪れるんだろう。

予想すること自体をやめれば「予想外」ということもなくなるのかしら。

今日はここまで。

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