No.29《集団討論・GD・GW対策》 Q&A【7/7(金) これから「集団討論」「グループワーク」選考を受けられる方必聴! グループディスカッションセミナー】に関する質問につきまして
いつも私の記事をお読みいただきまして、ありがとうございます。
7月7日(金)に実施した「グループディスカッションセミナー」の内容につきましては、No.26《セミナー情報》の中で追記しましたが、参加して下さった就活生の方から生成系AI ChatGPTに関する質問を受けましたので、本日はそれに関する私なりの考えをお答えしていきたいと思います。
質問の内容は、
「グループディスカッション(グループワーク)選考の対策でChatGPTを利用することの是非」で、
『採用選考で上記試験が課されている際、対策として、出題されそうなテーマを色々と想定し、その答えをChatGPTに求めるのはアリか?』
ということなのですが…、
私個人の1つ目の意見としては、利用すること自体に問題はない(反対ではない)という立場の考えです。
最近読んだ新聞記事に
とあったことも個人的に興味深く、利用した良い事例の1つだったのではないかと思ったりしています。
※ PR TIMES(7月20日)で「4人に1人」の大学3、4年生が、就活において「ChatGPT(生成AIサービス)」を利用という現状を分析した記事が紹介されていますので、興味のある方はご覧いただければと思います。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000339.000016455.html
もう1つ(2つ目)の意見として、上記とは対照的になりますが、ChatGPTを利用して当該質問の回答を得られた際の使い方には、十分注意する必要があるのではないかと考えます。
少し話が逸れますが、企業や官公庁が採用選考やインターンシップでグループディスカッション(グループワーク)を実施する理由の1つに、就活生や就活前の学生が「仕事する上で必要不可欠な社会人基礎力」をどれだけ理解し、身に付けているかを確認するという目的があると言われています。
この社会人基礎力は、大きく分けると「前に踏み出す力(アクション)」、「考え抜く力(シンキング)」、「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力があります。
この3つはさらに、「主体性」「働きかけ力」「実行力」、「課題発見力」「計画力」「創造力」、「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」の12能力要素に分かれますが、私が十分注意する必要があると考えるのは、「考え抜く力(シンキング)」の場面におけるChatGPTとの関係性です。
「考え抜く力(シンキング)」は、
等の大切な学び(経験)が必要となります。
ChatGPTに関する調査結果によると、利用経験のある大学生の圧倒的多数は、ChatGPTの利用を自身の思考力等の向上に役立つと極めて肯定的に評価しているとのこと。
今回の学生さんも、そのような考えで自身の質問を躊躇することなくChatGPTに尋ねた場合、おそらく上記の○ → ◎について、具体的以上に模範的な回答が多く出てくることが予期できます。
「考え抜く力(シンキング)」とChatGPTの関わりについては、得られた内容を利用者自身が、さらに回答を向上させる参考程度に活用するのであれば、この上なく便利なこと間違いないですよね。
しかし、得られた内容を「自身が考えたもの」として済ませて(使って)しまったら、それらがいくら良質な回答であっても「考え抜く力(シンキング)」が身に付いていないと言わざるを得ません(もちろん全否定するつもりはありませんが・・・)
自分にとって非常に便利な道具や技術だと思って使ったことで、本来考えるべき能力(思考力)が怠惰し、低下してしまったら、それは結局のところ「道具や技術に使われている」ことになるのではないかと。。。
2つ目の意見の方が強く出てしまいましたが、これまでの就活コンサルティングやセミナー等での似たような事例を経験したことを踏まえ、今回は以上のような回答とさせていただきます。
質問者様がChatGPTと良好な関係を築けることを切に願いつつ、私自身もそうなれるよう日々精進して参ります<<(_ _)>>
セミナーに参加された学生さん、この記事を読んで下さっている学生さん、ともに公務員・民間企業の採用選考で内定を勝ち取ることを最後まで応援しております。
がんばって下さい!!