会社取締役と大学生|本来交わることがない2人のプロジェクト
アパレル企業の取締役である津田 一志さん、18歳の大学生である水野 哲伸さん。通常は交わることのないであろう2人が、micsでは力を合わせてプロジェクトを実行しています。年齢も肩書も全く違う2人は、どのように仕事をしているのでしょうか。その仕事ぶりを紹介します。
Writer:リュウジ(名古屋スタートアップ)
インターン生に仕事を作るという新たなプロジェクト
リュウジ: まず、それぞれ自己紹介をお願いします。
津田:津田一志と申します。昨年の11月ごろから、名古屋スタートアップの社会人ライターとして参加しています。
もともと名古屋スタートアップCEOの若目田さんとつながりがあって、会社の存在は知っていました。その後Wantedlyで募集を発見し、応募したのがきっかけで、今に至ります。
普段は名古屋のアパレル企業で、取締役として働いています。働きはじめて2年ほどです。
哲伸:水野哲伸です。名古屋大学理学部1年生で、18歳です。サークルの新入生歓迎会で、カチノデ代表の森さんと知り合いました。森さんの話を聞いてみると、面白そうだったので、インターンをはじめました。今は学校に通いながら、インターンをしてます。
リュウジ:お二人でプロジェクトをしていると伺いましたが、どういったプロジェクトをされてるんですか?
哲伸:インターン生がクライアントと話をして、ビジネスをする仕組みを考えました。現在、名古屋大学のkotohubというサークルと、話をしています。ただ他のインターン生に仕事は渡せておらず、何ができるか考えている段階です。
それが採用されれば、インターン生で製作するという流れを考えています。
リュウジ:そのプロジェクトで、二人はどういった役割をしてますか?
津田:僕は何もしていないです(笑)。主に哲伸さんがいろいろ考えて、たまに相談にのったりしています。
哲伸:僕はプロジェクトの動かし方が全然わからないので、プロジェクトの運営方法などを相談しています。インターンで行き詰ったら、津田さんに相談しますね。
津田:今はサポートしている立場なので、プロジェクトがしっかり回るよう助言しています。基本的には質問されたら返すというスタンスですが、自分から全く話しかけないということはないです。
リュウジ:プロジェクトの今後の目標はありますか?
哲伸:自分以外のインターン生が関わって、製作物を作りたいです。今まだやれてないですけど、そこを目標にしています。
お互いのことはよく知らない。それでも垣間見える信頼関係
リュウジ:哲伸くんから見て、津田さんはどういう人ですか?
哲伸:すごく失礼かもしれないですけど、インターン以外のところで、どんなことをしているかわからない人ですね(笑)。なんかあまりイメージがわかなくて…
津田:仕事してここに来たり、リュウジさんと飲みに行ったり、遊びに行ったりといろいろやってます(笑)
リュウジ:津田さんから見て、哲伸くんはどう見えていますか?
津田: 頭が良くて、適用力もある。知識や経験は足りないだろうけど、そんなものは後でついてきます。5年後10年後には、すごい人になってると思いますよ。
哲伸:5年後は遠いですね。1年後には、もっと成長していたいです。
リュウジ:哲伸くんは、今後どうなりたいですか?
哲伸:大学の授業に比べて、インターンは楽しいです。僕は来年には就職するというのを目標にしているのですが、現実では能力が足りなくて辛いとと思っています。
リュウジ:大学を辞めて、新たな道を行くということですか?
哲伸:それはもう分からないです(笑)。大学の単位が取れなさそうなので、ちょっと悩んでいます。
リュウジ:津田さんは会社の取締役をされていますが、彼のような考え方をどう思いますか?
津田:ポテンシャルもあると思うし、頭もいいと思うので、いろいろやってみればいいと思います。あまり深く考える必要もないし、とにかくやってみればいいと思いますね。
大学はまた入ろうと思えば、入れます。
自分の時間をしっかり過ごせば、何をやるかは自由だと思います。
哲伸:好きなことをやればいいというのは、自分も思ってることですが、なかなか実行できないですね。やりたいことをやるというのは、意識して生活するようにしていますが…
micsインターン生に対する想い!自分の時間を生きてほしい
リュウジ:micsを見ていて、インターン生にこうなってほしいという考えはありますか?
津田:インターンでスキルを学ぶことはもちろんですが、このコミュニティにどういう貢献ができるかを考えるといいと思います。
これはmicsに限らないことですね。自分ができることを、いかにギブしていくかを考えることが大切だと思います。
リュウジ:micsのメンバーに向けて、メッセージをお願いします。
哲伸:今後は、micsで進めているプロジェクトを形にしたいです。プロジェクトでは、インター生がやりたいと思っていることを、ビジネスにする仕組み作りをしています。今はまだ模索している段階ですが、運用がスタートできたらみなさんにもお手伝いしてほしいです。
津田:先ほども言ったように、自分の時間を生きて欲しいです。親のために学校行くとか、そういうのはダメだと思います。これは今の時代で、一番大事なことだと思います。