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ブタさんを家族に。mipig公式noteはじめます

はじめまして、ピグ姉こと、mipig(マイピッグ)の北川です。

私たちは「with pig-ブタさんとヒトが幸せに共生できる未来の実現-」をミッションに、マイクロブタさんの誕生から、健やかな成長と暮らしをサポートするまでのサービスを提供しています。

創業以来、SNSの発信は続けてきましたが、そのほとんどがmipig cafeにご来店いただいたお客様やブタさんをペットとして迎えたいと興味を持ってくださった方々に向けてのものでした。当社の取り組みついてはまだ詳しく語ったことがありません。

そこで今回、私たちの活動をより多くの方々に知っていただきたく、noteを開設しました。

記念すべき第1回は、創業メンバーでmipig事業責任者である皆川竜二さんに、事業にかける想いや展望について聞きました。

ブタさんを日本に連れて帰りたい!


マイクロブタさんとmipig事業責任者・皆川

皆川 竜二(ryuji minagawa)
mipig責任者兼マイクロブタブリーダー
2018年に創業者の佐藤と共にマイクロブタの国内ファーム建設プロジェクトのクラウドファンディングを立ち上げ、mipigを始動させた。プライベートでも、10種類以上のペットを飼ってきた大の動物好き。

北川 今日はよろしくお願いします。改めて、創業の背景についてお聞きしたいです。そもそも、マイクロブタさんを知ったのはどんなきっかけがあったのでしょうか?

皆川 ネットで偶然、マイクロブタさんの画像を見つけたんです。かわいい、飼ってみたいという軽い気持ちから、仕事を休み、すぐにブタさんのいるイギリスのファームを訪れました。フットワークは軽かったんです。

印象的だったのは、無邪気に庭をかけ回ったり、ソファで寝ころんだり、自由にのびのびと暮らしているブタさんの姿でした。実際に触れ合う中で愛らしさを実感するとともに、日本での印象とのギャップを感じ、ふつふつと使命感が湧いてきたのを覚えています。

日本ではブタさんに対して、「汚い」「くさい」という認識がまだまだ残っています。そのイメージを僕が覆したいと思ったんです。そこで自らブリーダーとなり、ブタさんを日本に連れてくることを決意しました。

北川 日本では初の挑戦だったと思います。苦労も多かったのではないでしょうか?

皆川 大変なことはたくさんありましたね。僕はビジネスの経験がなかったので、協力者を探しても「難しそうだね……」とあしらわれてばかりで、一度は諦めていました。

しかし、高校の同級生だった佐藤(現在の代表取締役)だけが僕の話を真剣に聞いてくれました。その後、すぐに会社を登記して、クラウドファンディングを立ち上げました。当初は、イギリスでみた景色を日本で再現したいという想いから、ふれあい牧場を予定していました。

関連1:日本初!!マイクロブタの国内ファーム建設プロジェクト!!

クラウドファンディングは成功したものの、ほかは苦労の連続でしたね。ブタさんの輸入はスケジュール通りにいかず、お金に余裕もないので小屋は自分たちで建てるほかなく。

関連2:ブタさんがイギリスから日本に来るまでの、mipig storyはこちら

やっと落ち着いたかと思えば、2018年9月に26年ぶりに、豚熱が日本で発生しました。豚熱は、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定され、ブタさんやイノシシが感染する病気であり、強い伝染力と高い致死率が特徴です。人を媒介して、ブタさんに病気をうつしてしまうリスクがあることから、防疫対策上、ファームにお客様を呼ぶことができなくなってしまい、「ふれあい牧場」を断念せざるを得ませんでした。

何か打開策はないかと模索した結果、急遽、感染のリスクが低い都心でカフェを運営することにしました。

関連3:“日本初” 4階建てマイクロブタカフェを東京・目黒にオープン!!

北川 ハプニングばかりでしたよね。カフェの開業前も、内装が間に合わないし、いざオープンすればスタッフが足りなかったり。本当に大変だったのを覚えています。

皆川 当時はアイデアだけで突っ走ってしまったんですよね。正直、あきらめるタイミングは何度もありました。それでも続けられたのは、クラウドファンディングで応援してくれたオーナーさんをはじめ、多くの人に助けていただいたからだと思います。

北川 私がカフェの立上げメンバーとして参画した時期も、その頃でした。二人が「助けて」と言うヒマもないくらい必死な様子を見て、思わず手を差し伸べてしまったんですよね。

皆川 たくさんの人たちに助けてもらうたびに、絶対に達成しなければいけないという使命感も強くなりました。

犬・猫の次を「ブタさん」に

お膝の上が大好きなマイクロブタさん

北川 皆川さんが、この事業で一番成し遂げたいことは何ですか?

皆川 当社のミッションでもある、「with pig -ブタさんとヒトが幸せに共生できる未来の実現-」です。家畜としての養豚だけでなく、ペットとして寿命を全うできる幸せなブタさんがいてもいいと思うんです。

mipigというブランド名も、ブタさんがもっと身近になるように願いを込めて「micro」と「my」を掛けあわせて作りました。

北川 はじめてブタさんが日本に来てから、5年目に突入しています。現時点での達成度はいかがでしょうか。

皆川 カフェが想像以上にメディアで注目されたこともあり、認知は大きく進んだと思います。オーナー(飼い主)さん同士のつながりの輪も広がりました。

北川 SNSのハッシュタグを用いたコミュニティ作りは、オーナーさんたちのつながりも強化できましたし、ブタさんと共生する暮らしがどういうものかを外に発信する機会にもなっていますよね。

皆川 今後はさらに踏み込み、ペットとして、犬・猫の次に、ブタさんが来るような未来を実現したいですね。そのためには、ブタさんの飼育匹数を増やすと同時に、ブタさんが飼いやすい状況を整える必要があります。現在はホテルと診療所の立ち上げも行い、オーナーさんたちの期待に応えていければと思います。

まずはカフェで、触れ合ってみてほしい

腕の中で、すやすや寝るマイクロブタさん

北川 最後に読者の方へメッセージをお願いします。

皆川 まずはブタさんと触れ合ってほしいですね。はじめてブタさんを抱えたときの、お客さまの目が輝く様子を見ると僕もすごく嬉しくなる。画像や映像だけではブタさんの魅力は伝わりきらないので、ぜひカフェに足を運んでいただきたいです。

僕たちはここまで、本当に多くの方々に助けられてきました。これからはその期待に答え、ブタさんの幸せな未来を目指し、さらなる努力を重ねていこうと思っています。

北川 この仕事は、単なる販売店として誤解されることも多いですよね。今後もnoteを通じて、mipigが目指す未来やブタさんとの関係性を伝えていきたいと思います。ぜひご期待ください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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取材協力:株式会社ソレナ

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