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道に落ちていた部
高校の頃、『道に落ちていた部』という部があったんです。
活動していたのは一人だけでしたけど。
あ、私じゃないですよ。
活動内容はそのままで、道に落ちていた変なものを収集する、というものでした。
一度だけ興味本位で部室をのぞいたことがあります。
パイナップルとリンゴがペンに刺さっているもの(腐敗臭事件の原因となったものです)や、面白い数字の並びの宝くじ(後日、当選していたことがわかりました)、いかがわしい雑誌(他のものはカモフラージュだったのでは?)などが置いてありました。
その後、宝くじの当選金を資金源として活動範囲を世界に拡げるため実質一人だった部員が退学したことにより、『道に落ちていた部』は消滅してしまいました。
それから数年後。
南極で道に迷い凍えていた私を助けてくれたのが、何を隠そう『道に落ちていた部』の彼(そう、今の旦那様)だったのです。
あ、ちょっと待って。
この流れ、私が変なものみたいになってないですか?