【正直レビュー】KORG prologue。ぶっちゃけ売れてない!?
結論から言うと買ってしまったんですね。「KORG prologue -16 」を。。。破格値だったんですよ。電子決済のキャンペーンポイントなんかと合わせてですが。ちょっと言うのにためらう価格…。だって、minilogue xdの価格に、少し足すだけで買えてしまったんだもの。
今日届いて、最初に作った音。触って30分くらいかな、説明書も読んでないっす。本体の音をそのままAG06経由で録音してます。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=WXzQpz6b9IQ
<prologue購入までの悶絶の日々>
時は遡り、2か月前くらいですか、YouTubeでシンセの動画はちょこちょこ見ますけど、たまたま「SEQUENTIAL Prophet Rev2」というシンセの動画見たら、音に一目惚れしてしまって。(こういう場合は一耳惚れというのか) 音が魅力的で艶やかで、鳴らすだけで物語が見えるというか、さすがデイヴ・スミス!と思ってしまい、ここ数か月、欲しい、高い、でも欲しい、でも高すぎる・・・という自問自答を繰り返すくらいトリコになってしまいました。ただ海外のシンセを買うデメリットとコスパの悪さは過去の経験上、分かっているんです。そしてアナログシンセってね、昔よりは安定しているものの壊れた時の修理とか、何か月待ち?みたいになる。バリバリ使うプロでもないのに3年5年くらいで壊れたら、たまったもんじゃない。
さすがに、Rev2は無理でも、自分の想像力を掻き立てるような1台が何か欲しいなと。。。
私の日記を追っていただくと、「もうハードは要りません」とばかりに、今年の2月に大量に売却して、DAWに特化した制作環境を整えたはずなのに、もうシンセ買おうとしてるじゃん。。。そうなのである。こうして、2月に売った分のお金はこれで全部消えるのだ。
話戻って、Rev2が無理なら何を買うかですよ!!インスピレーションの得られるようなシンセが良いわけです。ただ今までいろんなシンセを所有してきているので、有名どころのシンセはほとんど、買い直しになるし、同じ系譜の派生系みたいなものも、また買うのは、さすがにイヤだなーと。。そこで候補としては、以前、買う寸前までいった「KORG minilogue xd」を再検討してみることにした。
メーカーサイトも改めて見る。サウンドデモも聞いてみる。YouTubeで色んな人があげている動画もたくさん見る。たくさん見た、、、聞いた、、、でも心が動かない~~。Rev2の表現力と比べると弱い。特にオシレーターの音に色気がないー。悪いわけじゃないけど、出せる音の傾向が狭いというか、SYNTHWAVEとか素直なシンセ音に適しているという印象。昔のJUNOとかに近い感じね。でも、そりゃあそうなんだ、価格もRev2と全然違うわけで、シンセシスも違うもの。minilogue xdに関しては、5~6万円にコストダウンしながらも、あの製品を成立させているのだから賞賛に値するのですよ、素晴らしい。でも安いから買うっていうのも本末転倒、心が動かないのなら買うべきではないのでは?
と考えてたら、そうだ! prologue出てるな~と。minilogue xd 4音だけど、海外の動画で、SUPERSAW的な音を出している人の動画を発見して、それで、少し欲しいかもーと。あとprologueのリアパネルが、現行出ているシンセの中では、僕的にはかっこいいなと思える数少ないシンセだ。MODXも最有力候補だったのだが、UIとリアパネルがダサすぎて僕にはFM音源搭載の本命なのに買えないでいる。(ヤマハのエントリークラスのシンセはいつの頃からか、ただただダサい造形になってしまった。)
では、prologueのシンセシスをもう一度、自分なりに評価してみようと、ちゃんと見た目だけじゃなくて、音を愛せるかどうか・・・。この間、Rev2とprologueの音を行ったり来たりする。やっぱりオシレーター直の音がRev2は素晴らしいんだよな。デイヴ・スミスに完敗なのである。やっぱ我慢してお金を貯めてRev2買うか?いやいや、素人が30万円のシンセなんて買っても持て余すぞ、と。
さらに色々突き詰めていくと、僕はprologueのマルチエンジンに光明を見出したのです。自作のオシレータープログラムをインストールできるという画期的な機能が備わっていたのである。そこで、「prologue SUPERSAW」と検索してみたら・・・で、で、で、出た~~!!世界には同じ考えを持った人がいましたよ! SUPERSAWのプログラムを開発している人がいた!! おー、すげー、JP-8000っぽい感じ、僕の好きな感じのSUPERSAWだなーと、この音出せるならprologueアリだなーと。
↓https://www.youtube.com/watch?v=aHxYUT0SqwI
あと鍵盤も上質なので、マスターキーボードにもなるじゃん。という事で、一気に僕の中でprologueの評価が上がったのでした。
あとは価格なのである。オープンプライスではあるものの、メーカー標準価格的には、20万円近くか(某・成田の店)。Rev2よりは安いとは言え、20万円は厳しい。8ボイスなら安いぞ、でも波形を重ねるには、やっぱ16ボイスだなと。色々調べていくと、けっこう投げ売りしてる??疑惑も出てきた。アマゾンのコルグストアで台数制限はあるものの、アマゾンセールと合わせれば10万円切るぞと、その他の店でもけっこう値引きしてるやんと。ということで、ここ1か月くらい色んなお店の価格推移を観察して、キャンペーンなんかと組み合わせて、お得に購入することが出来た。
今でも Rev2が素晴らしいと思うし、今後10年使うならRev2とも考えた。が、アナログシンセだと10年持たない可能性もある。と考えるとやっぱり高すぎて買えない。日本のメーカーで魅力的でアナログライクに音作りができる現行のシンセというと、これしかない気もして、覚悟して使いこなしてやろうという気になった。メインキーボードであり、インスピレーションの道具として、今後10年は「prologue」使っていきたいと思う。だったらnordlead4で良かったんじゃないか説もあるが、それは言わないでほしいw
アナログのwarmさとか反応スピードとか、いままでデジタルシンセばっかりだったので、久しぶりにアナログ欲しくなっちゃったんだよ。
ちなみに、冒頭で紹介した私の音色は、マルチエンジンのユーザーのプログラムではなく、アナログオシレーターをメインに使ってレイヤー機能で作りました。なので1鍵盤で6オシレーター鳴ってますね。
Layer Main: OSC1 = SAW(デチューン+), OSC2 = SAW(デチューン-), OSC3 = SAW1。
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Layer Sub: OSC1 = SAW(デチューン++), OSC2 = SAW(デチューン--), OSC3 = SAW2。
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本体のChorusエフェクトとリバーブ&ディレイ。
オシレーターのピッチがかぶらないように設定してあげるのが大事ですかね。
年明けからは、がんばって節約生活します!!!!!