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2泊3日の初挑戦!IT Challenge Girls Camp with micro:bit!
こんにちは!
micro:bit champion Japan 公式 note 担当のぽてさらです!
今回は、インタビュー記事ではなく、champions の活動報告記事を上げたいと思います。8月のイベント記事で、すでに遥か昔の記憶ですが、偉大な初挑戦を共にした champions の功績を書かない訳にはいかないですよね!
はじめに
このキャンプの立て付けは以下のプレスリリースを参照いただければと思います。
非常にたくさんのご応募を全国からいただいたそうですが、今回は3日間を24名の高校生と一緒に過ごすことになりました。
キッズドアさんから「ぜひ micro:bit を使ってやりたい」とお声かけいただいたのは5月で、担当の方と急ピッチで準備を始めました。
その時の葛藤は忘れません。
championの皆さんは日頃お忙しい方が多いので、3日間ご協力いただける方なんているんだろうか、まして企画ふわふわなのに声かけていいんだろうか… 私一人では企画しきれない….でも引き受けたい…
champion と一緒に準備開始!!
まず、チャットグループで champions に相談を投げかけました。
不安いっぱいな中、全国いろんなところの champions が、「1日だけなら!」「O日ならいけるかも!」「年休とります!」とすぐに反応してくれた時のことは忘れません…
同じ志の人たちと、子どもたちのために正しいことやってるんだと、自信を持てました。
結局、3日間子どもたちに寄り添っていただける方々を優先的にお呼びする形となり、香川の泉保さん、栃木の中内さん、埼玉の大石さん、群馬の関口さん、東京の鴻巣さん、宮城の木村さんに当日を手伝ってもらうことになりました。
ワークショップの中身については、まず、みんな大好きサヌキテックネットの泉保さんに相談しました。やりたいことを話してブレストしてもらい、進め方や説明の仕方についても何度も時間をとってもらいました。
他の当日メンターの方とも、テーマや進め方、どんなセンサーを使うのかなど、毎週のように事前打ち合わせをしてもらいました。そんな渾身の3日間は、こんな感じでした。
1日目
まあ、ドキドキですよね、大人も子どもも。
メンターさんも、リアルで顔を合わせるのは初めて…という状況の中、まずはレゴを使ったアイスブレイク。ランダムに手に取ったレゴと絡めて、いろんな角度で自己紹介をしてもらいました。
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頭を柔らかくしたら、いよいよ MakeCode を使って、micro:bit をプログラムしていきます。
micro:bit に慣れる
Out of box プログラム で、micro:bit の一通りのセンサーを体験
micro:bit を MakeCode を接続し、DL方法を知る
ハートをドキドキさせるアニメーション
「ずっと」と「最初だけ」に入れて動きの違い、ブロックの違いを知る
入力ブロック(ボタン、明るさ)を試してみる
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5.無線通信
1.講師の手元から送られるメッセージを受信するチャレンジ
2.講師にメッセージを送信するチャレンジ
送られてきたメッセージは、以下の拡張ボードをつけて読み上げました
「サイコー!」「熱いぜ!」いろんなメッセージを送ってくれました(笑)
これ、私も大好きなアクティビティになりました。
ロボット制作
REKA:bit を使って、超音波センサーやモーターの動かし方を体験します。
それから、ロボットを紙工作して、モーターやセンサーを組み合わせた作品作りをペアで行ってもらいました。
腕のパーツを猫のしっぽと首にしたり、とっても精巧なガン○ムを作ったり…想像力を見せつけてもらいました。今でもこれ全部大好き。
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その後、micro:bit を使った champion 自身の作品や、たのしい micro:bit コンテストの受賞作品などを紹介し、2日目以降にグループで作る作品のハッカソンが始まりました。
家、学校、まちの中から、テーマにする場所を選び、その場所にあるものを100こ書き出す…ところから始め、楽しいもの、便利なものを考えてもらいました。
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ある程度作品の方向性が見えた時点で、1日目は終了…長い長い1日でした。
2日目
少し1日目よりも打ち解けた様子で部屋に入ってきてくれて、朝一番に「これ作りたい!」と、部屋に駆け込んできたグループがいたりしたことにも安心しました。
今日はほとんどがグループワーク。
メンター champions は高校生のアイデアを深ぼったり、アイデアを形にするための試行錯誤を一緒にしてくれました。
どのメンターさんも、「どこまで口を出すか悩む」と言いつつ、メンターさん同士でも相談し合いながら進めてくれました。中内さんは特に、女子トイレでの課題解決がグループのテーマでしたので、たくさん質問もして、同じ目線に立てるように歩み寄ってくださり、形を作ってくれました。
木村さんはほぼ手を出さないスタイル、鴻巣さんは和気藹々と一緒にブレストしていくタイプ…いろんな関わり方があるんだなあと、感じました。
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途中、必要な工作材料を買い出しにもいき、思い思いの作品を作りました(引率とはいえ、私服高校生の後ろを歩くのは、怪しまれないかドキドキしていた方も約1名。ネタです)。
ちなみに、センサーとかは足りなくならなかったの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、泉保さんがご自身のコレクションを貸し出してくださったおかげで、足りないものはありませんでした。
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関口さんは、3日目が参加できないので…と、最終退館時刻までグループのみんなとの制作を続けてくれました(なお、帰りは雷雨⚡️)。
※ 他のメンターはみんなでご飯に行きました。関口さんぜひまた今度…
3日目
朝は最終調整をするのみ。いよいよ発表です!
プログラミングもはじめて、micro:bitもはじめて。慣れない環境ではじめましての友だちとこの3日間を乗り切っただけでもすごいのに、プレゼンは「新製品紹介!」と言わんばかりに魅力的で、本当にすごい子たちだなあと涙してしまいました。
〜高校生たちの作品〜
面倒なドライヤーも、ゲーム感覚で髪を乾かせる!
お風呂掃除を全自動でしてくれる!
道路をレインボーにライトアップしてくれる!
お誕生日をお祝いしてくれるロッカー!
勉強を励ましてくれる
とっても自然にセンサーというものを理解していて、自己表現の一つにITを得た、吸収力の高いみなさんでした。
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アレクサみたいなのが良かったので、音センサーをきっかけに、勉強を応援してくれるように工夫しました
明るさよりも磁石のセンサーを使うことで、学校のいろんな場所でお誕生日をお祝いしてくれるプログラムにしました!
おみくじの結果は、表示される変数を変えました
champions から、それぞれのグループの発表終わりに講評をしました。高校生たちのママのように、頑張りを讃えてくれる大石さんをはじめ、一人ひとりをとても近くで見守ってくださったことが伝わるメッセージ、本当に沁みました。関口さんのメッセージの代読も、会場中の目頭が熱くなりました。
"Inspire every child to create their best digital future" というMicro:bit 財団のミッションにchallengeする機会をくれたキッズドアさん、スポンサーの皆さん、参加してくれたみんなに、感謝の気持ちでいっぱいです。1人では絶対にできなかったことを、一緒に実現してくれたchampionには、頭が上がりません。
メンターさんたちのサポートも最高で、この後任意で行うフォローアップセッションは全員が申し込みをしてくれました😭😭 これから12月まで、月に1回のセッションを通して、さらにパワーアップしていく Girls をぜひ応援してください!
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