東京都|田中 愛 さん
こんにちは!
micro:bit champion Japan 公式 note 担当のぽてさらです!
今日は、2024年メンバーの 東京都|田中 愛 さんをインタビューしました🎤
愛さんが長野でお勤めだった時から存じ上げていますが、東京に移住してからはゆっくりお話の機会もなく…移住されて4年とのことです。時が経つのは早い…のでキャッチアップです。
田中 愛 さんは何者ですか!?
小学校で特別支援教室の指導をしている
4児の母
初任は広州の日本人学校でした。
大学時代は心理学を勉強していて、家庭裁判所の調査官としてのキャリアを目指していました。しかし別の道も検討するようになって、一度海外に出て視野を広げたいと考えたときに、海外子女財団の派遣で日本人学校の先生を募集していて、その派遣プログラムに参加したのが最初でした。
中国の日本人学校に脱北者が逃げ込む事件などがあった頃で、学校の警備が非常に厳しかったことを覚えています。
長野で一回みんなのコードの利根川さんがきた研修があったんです。
ICT とか、プロジェクターの設定ですら苦手で避けてきたんですが、研修で聞いた Scrach.Jr を翌日クラスで子どもたちとやってみたんです。
そうしたら、みんな目を輝かせながら取り組むんです。その姿を見て、プログラミング教育や教育での ICT 活用などに関心が深まりました。いろんな研修ですごい先生たちと繋がれたのも、私の原動力になりました。
子どもと一緒に研修に参加したこともありましたね。
電子工作で言えば、最初はラズパイにハマったんです。
2018年に micro:bit の研修があって、ここがきっかけで今日 champion であることにもつながっています。
市内でも micro:bit で教員研修などをして、先生方にも楽しんでもらいました。
今年やりたいことは?
特別支援教室では「自立活動」といって、子どもたちがよりよく生活するために得意なことを伸ばしたり、自らの課題を改善・克服したりできるように促す学習活動があります。
得意なことを見つけて伸ばすことに、今年は micro:bit なども使いながら注力したいと考えています。
一昨年 micro:bit カーリングで教員も子どもたちと一緒に遊んだのですが、体験した5年生が変数を駆使して、micro:bit に5パターンのプログラムを組み込み、戦況を見てカーリングストーンを動かすというシーンを目撃しました。本人は変数なんて知らなかったようなのですが。
こういう瞬間を見ると、特別支援の子どもたちとプログラミングの相性を感じます。今年は、子どもたちの「作りたい」「こうなりたい」をテーマに micro:bit で自分の課題を解決するものを作る活動をしたいと考えています。
micro:bit の好きなところは?
工作と接続できるのが好きです。
自由にものづくりできて、ものに触れながら自分の手で作り出すという経験が子どもたちにとっても大事だということは、シーモア・パパートも言及しています。
実際に目の前にあって、作る過程で作品を好きになって、達成感や喜びを味わいながら「楽しい」を大事にしてほしいなと思います。
困っちゃう子は多いですね。安藤昇先生も、研修の中で「作りたいものが見つからない人」がいる話をされていましたので、本当にどこにでもいると思います。
そういうときは、子どもたちが「これなら発想が出てくるかな」というお題の広さ(狭さ)を見極める教員の腕が試されているなと感じます。子どもたちの関心のあることや、グループで仲間と発想する環境を作ったりすることを心がけています。
マイ micro:bit の紹介してください!
ほとんど学校にあるのですが… これはマイ micro:bit で遊んでたときの写真ですね。v1 はスピーカーがなかったので、100均スピーカーを買って、繋いでいました笑
持ち物チェック!
いつもカバンに micro:bit 入っていますよ!
ミノムシクリップもたくさんあって、Facebook などで他の先生のやっていることを見て、やりたいなと思ったら、すぐに試せるようにしています。
透明なものに入れるのがいいですよ。特に、ジップロックは嵩張らないので最高です!
コンビニに行ったら何を買う?
グミですね。一日2袋くらい買います!
おすすめはこちらです!
利きグミできるくらい食べます。
地域自慢
長野の自慢は、虫を食べるところですね。
イナゴ、ざざむし、蜂の子…
子どもが蜂の巣を拾ってきたことがあって、蜂の子をつまみ出して炒って食べたこともありました。
そういうことにしましょう(笑)わざわざ作らないけど、食糧難でも生きていけるってとこもありますね。
そんなわけないじゃないですか(笑)
そういえば、広州にいたときは、亀とかサソリも売っていましたね…
最後に
この数年の活動を、引き続き絶やさないようにしていきたいと思っています。
通常級とも連携してプログラミングをしたり、他の champion から学んでいろんな知見を得たいと思っています!