天皇賞春~阪神大賞典組の狙い方
こんばんは。今回は天皇賞春に参戦する阪神大賞典組を分析していこう。この記事では天皇賞春が京都開催だった2011年~2020年の10年間で分析している。その中で前走阪神大賞典組は10頭馬券になっている。では早速分析していこう。
初角10番手以内かつ4角5番手以内
初角10番手以内:3-2-5-46/56
4角5番手以内:3-2-5-30/40
天皇賞春で馬券になった10頭は、いずれも阪神大賞典においてこの位置取りで競馬した馬だった。阪神は急坂があり、最後の直線までに約2500mも走ってきたら直線で差すのはかなり大変である。最後の直線まで前で粘ることができるのはスタミナの担保になるからだろう。該当馬は
ジャスティンパレス
ボルドグフーシュ
ブレークアップ
アフリカンゴールド
ディープボンド
の上位5頭。
上がり5位以内
3F1位 2-0-2-5/9
3F2位 0-0-0-8/8
3F3位 0-1-1-7/9
3F~5位 0-0-2-13/15
3F6位~ 1-1-0-14/16
上がり1位が4頭、上がり3位までで6頭、上がり5位までで8頭が馬券になっていた。阪神大賞典組の上りは
ジャスティンパレス:2位
ボルドグフーシュ:1位
ブレークアップ:3位
アフリカンゴールド:6位
ディープボンド:5位
サンレイポケット:4位
アイアンバローズ:9位
メロディーレーン:11位
6頭はノーザンファーム生産馬
10頭中馬券になったのはノーザンファーム生産馬で1-2-3-11/17。
今回の該当馬は
ジャスティンパレス
アイアンバローズ
の2頭。
1着馬ジャスティンパレスが最有力
阪神大賞典の着順から見ると
1着:2-0-3-4/9
2着:0-1-0-9/10
3着:0-0-1-7/8
4着:0-0-1-4/5
5着:0-0-0-8/8
6~9着:0-1-0-13/14
10着~:1-0-0-2/3
と1着馬が複勝率55.6%と抜けていい成績となっている。
1番人気が有力
阪神大賞典の人気別でみると
1番人気:1-0-3-5/9
2番人気:0-1-0-8/9
3番人気:1-0-1-5/7
4番人気:0-0-0-7/7
5番人気:0-1-0-7/8
6~9人気:1-0-1-11/13
10~人気:0-0-0-4
該当馬はボルドグフーシュ。
ハーツクライ産駒、ステイゴールド産駒に注意
産駒で見ると種牡馬としては
ハーツクライ:0-2-2-6/10
ステイゴールド:2-0-0-4/6
ディープインパクト:0-0-1-5/6
と、馬券内の7頭を占める。今年の該当馬は
ステイゴールド産駒:
アフリカンゴールド
ディープインパクト産駒:
ジャスティンパレス
ちなみに大阪杯組だがマテンロウレオはハーツクライ産駒である。
結論
良馬場・稍重の場合
◎ジャスティンパレス
○ボルドグフーシュ
▲ディープボンド
重・不良の場合
◎ボルドグフーシュ
○ディープボンド
▲ジャスティンパレス
阪神大賞典からのみ印を打つとするとこの3頭。良または稍重程度なら瞬発力勝負。逆に重・不良までいくと、前残りの展開になりそうな気がする。
ジャスティンパレスは昨年の菊花賞で3着と長距離でやれることを示し、阪神大賞典は1馬身と3/4馬身差の勝利。速い上がりを使えたが、アフリカンゴールドが超スローペースに持ち込んだことも追い風となった。しかし天皇賞春ではタイトルホルダーが1000mを60秒ぐらいのペースで流すだろう。また、道悪になれば脚を使いにくくなる。末脚が届くだろうか。
ボルドグフーシュは後方からの競馬が主だったが、前走は初角6番手と好位につけられた。阪神大賞典でも上がり最速で伸びてきて2着。また出遅れても後方からマクることができるので、馬券内という意味ではこちらが馬場を問わず堅いとみている。
ディープボンドは阪神大賞典で5着に敗れているが、33秒台の速い上がりが問われる最悪の展開となってしまった。もともとの脚質的に先行集団に取り付いてしぶとく粘り込むタイプなので、スローになり過ぎた分、この着順は納得できる。ただ天皇賞春ではタイトルホルダーが流す分、速い上がりは問われにくくなると想定される。ならば京都でも粘り込みが期待できる。
長くなったが今回はここまで。
次回は日経賞組を分析していきたい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。