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深川未貴「桃屋は絶対甘いタレ(7日目)」

台風でたどり着けなかった沼津も、今日が最後。

来る前は、1週間も何をしようと思っていたが、始まってみれば一瞬だった。というか、職場の上司にも「もう帰ってきたの?」と言われ、まだ行ってて良かったんですか!となっている。(3日前戻ってこれを書いている)

前日の交流会で、沼津在住の杉澤さんと話していて、急に「桃屋食べましたか?桃屋食べたことないんすか?」と言われ、海苔の佃煮の話ですか?となったが、どうやら惣菜屋のことらしい。
Google マップで調べると、前にブラブラしていたときに気になっていた場所だと判明。絶対に行きたい!

佐々木さんもついてきてくれることになり、桃屋に行くことに。
なんでも、ソースは邪道で、沼津民なら絶対「甘いタレ」とのこと。
なんのことやと思いながら店に着くと、惣菜パンが人気らしく、その揚げ物にかかっているソースの話だった。

美味しそう

私はメンチカツサンドの甘いタレを購入。
その日も午前中からとても暑かったが、この惣菜パン目当てのお客さんが途切れず来ていた。

・・・

そして、うなぎパイ以外の沼津土産には何がいいか佐々木さんに訊くと、「ほさかの栗せん」を教えてくれた。

ほさかは栗の煎餅を作っているお菓子屋さんだが、他にもギャラリーや英会話教室など、独特の手広さを見せていた。

お店に入ると、販売店の横に、煎餅を綺麗な栗の形に整える作業場がガラス張りになっており、わりと若い人が煎餅の端っこを手作業で削って整え、ベテランっぽい人が後ろで何かをしている、2人体制で栗せんは作られていた。

職場のお土産ノルマを難なくクリアし、佐々木さんに見送られながら電車に乗った。

一応買ったぬまっちゃ

甘いタレのメンチカツサンドは美味しくて、杉澤さんがなんの脈絡もなく桃屋の話を振ってくれて良かったと思った。

行きの不穏さが記憶からさっぱり消えるほど、めちゃくちゃいい天気でスム
ーズに金沢まで帰ることができた。
何も作らなくていい、このnoteを更新していく一週間だったが、普段写真も撮らない、文章も書かない、SNSの投稿サボりがちの私には、記録に残すことで、毎日の滞在を整理する時間が取れてよかったと思う。

今後、MAWの滞在で出会った人や、場所に、今度は作品を持って関われる機会もあればいいなと心から願い、今日のところはここまで。




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