あまる「INATORIアドベンチャー(五日目)」
今日の活動は、日の出から日の入りまで。
朝日を拝んだその時に、そう決めた。
展望テラスから見る日の出は、
伊豆大島から上がってきた。素晴らしい見応えがありました。
この場所も、そのように計算されて作られたのだろうなと想像した。
当時はたぶん、手前の木々もこんなに高くなかったのかな?
朝日を浴びると
今を活きている実感が沸々とします。
昨日できなかったことから始めよう。
居酒屋「笑の家」さんに
【はさみ石】をよく知る方(タカオさん?)がいると
清光院さんから伺い、昨夜中に 行き方を教わっていました。
ありがとうございました!
正直、
お話を聞いていなかったらたどり着けなかったと確信。
入口が かなりわかりにくい。
そもそもその入口に到達するまでがちょっと大変。
途中の歩道が狭くて危ないから、知らなければ絶対に進む選択はしない。
ワイルドコースが苦手な方にはちょっとお勧めはできません。
慎重に、先へと進んでいきます。
身の安全に全集中していたので
途中の険しい道々の解説は省略 m(__)m
ルートを整備をして下さっている方にはひたすら感謝です。
これを準備するのは大変だったはずです!
そもそもなぜ
はさみ石を拝もうと思ったのか。
もともと好奇心の向く場所だったことはあって、
行く先リストには入っていました。
前の日、新井さんから言い伝えを聞いたことが決め手に。
漁場を奪い合う者同士の争いを止めるために、天狗が岩を間にはさんだ(争いを止めた)、というのがその伝説。
うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる(相田みつを)
という言葉を思い出す(私あまるなんで…)
世の中の争いごとがなくなることを願いつつ、
元来た道を戻るのでした。帰りも大変。油断は禁物です。
店主のよしこちゃん(!)とは、どうやら小路で一度すれ違っていたようで、ヘンテコな格好でヘンテコなキャラを携えて歩く私のことを覚えていてくれたようでした。私も言われてみてすぐ「あ、あそこ(学園通り?)で出会ってますね」と思い出しました。
所用で一時宿舎に帰る途中。
和菓子屋さんが営業中になっていたので、お邪魔しました。
御菓子処 黒初さん。
自分で三代目、と教えて下さった店主さん。
商店街の少しだけ昔のお話を、聞かせて頂きました。
昔は稲取には映画館が二つあって、一つはもう跡形もないということ。
映画だけでなく、芝居小屋もあったと。
え?昭和中期でソレが残っていたとは珍しいと思って聞き直してみると、
ずいぶん昔のことだから記憶があいまいとのこと。
どうやら、おそらく素戔嗚(すさのお)神社のお祭りに昔は芝居小屋が来ていた、ということっぽい。けれども確かなことは不明。
大道芸のことを聞いて、話が芝居小屋とつながっていくのは面白い。今思えば、香具師の話をもう少し詳しく伺っても良かったかも。この旅の中で、稲取に旅回りの芸人がきていた確かな記憶に初めて触れることができた。今回は、記録ではなく、記憶であることに意味があると感じる。また訪ねる機会をつくれるかな。果たして。
その他にも、稲取のお神輿のしんどさ(うさぎ跳び?)のことや、通りのかつての賑わいのことなどをお話してくださいました。ねにべえにも興味を示して下さり。やはりこの子はふとしたときに何かを繋いでくれるなあ。
さて、このあとは動画(MEGURI Bouncing!)の撮影が主となって、気がつけば日が暮れかけていた。今回は基本的には動画的なものは一切出力していないけども、この旅のまとめのときに、編集の上でお出しすることにする。
テラス席から稲取の街並みを一望できる、Manas Cafeさん。
なんと、昨夜私が夜散策しているときに、店主さんがウォーキングしている際にすれ違っていまして、私を見てすぐに気がついてくれました。
「その帽子がね!」
今日はなんとも、一度すれ違った人と再会する日だなあ。
人生って面白いですね。
食後「ところで、なんで稲取に滞在してるの?」という話になり、
自己紹介をさせて頂くと、店主(上嶋さん)のご自身のイベントプランナーとしての活動のことを話して下さり。【GreenForestMarket】というイベントを企画しているパワフル・エナジフルなお方でした。大道芸とつながって頂く未来もありそうです。偶然の出会いながら、稲取に来る理由が増えそうで嬉しいかぎり!
余談ながらお母さまも娘さまもキャラ立ちが半端なく、
ものすごい魅力的なお店でした。
で。
結局この日も
活動は夜に及んだのでした。
その証拠がこちらのタイムラプス(^^;)
※youtube限定公開にて。リンクを張るのはここだけ。
明日、撮りのがしがないように
一度今夜動画の整理をしようと思っていたのに、
今日が終わろうとしているのであきらめて明日に持ち越し。
明日の夜は交流会。
ホスト役のso-an荒武さんとも久しぶりの再会。
皆さんのお話が今から楽しみです。
それでは。
っと!忘れてた… 下記追記
加藤さんのお店に
干物を上手に焼けた報告に伺いつつ、
「焼くの難しいよ」
と二日前に釘を刺されたキンメ味噌漬けにチャレンジしようとお願いをしたら「キンメはまだ少し早いから」と上に上がられた。
ありゃりゃ、これは相当難しいんだなと理解し、別の魚をお願いしようと思ったら、キンメのみそ漬けが入ったらしき袋を持ってこられて、渡してくれた。
「端っこの方だから(気にせずもらえ)」と。
「いやいや買いますよ、商売してください」
「キンメはまだ少し早いから。時間が大事だからさ。」
「(まだ早いって、まだ漬けたばかりという意味だったのか)」
「これは隅っこの方だから、悪いね」
ほんとにありがとうございます。
そんな風な、加藤ひものみそづけ店さん。
お世話になっております。宿舎・錆御納戸から徒歩3分です。
それではご報告!
割いた方を弱火でじっくり焼き、その後裏返してアルミホイルをかぶせ(蒸すわけではなく、焦げ目をギリギリまで抑えるためのもよう)、弱火でじっくりと焼き、そして最後に上のホイルをはがして表面を焦がしたら完成、という風に加藤さんから教わりました。もしかしたら、表面を焦がしきる前に終えちゃったかも。美味しく頂きました!
というか、これほんとに隅っこの方なの?3切も入ってましたし… m(__)m
はい、今度こそ。
本日はこの辺で。
ありがとうございました。