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丹治りえ「ささいな記憶(6日目)」
昨夜のgotenbameetingの名残が残るマウント劇場、たくさんの人がいたパーティーの余韻がところどころに残っていました。その余韻を感じられるのは迎え入れる側なのだと思うが、それをMAWの旅人の私が感じているというややこしい関係。しかし、1週間でそんな状況になるという素敵な状態。
昨日の疲れもあるので、今日の午前中は堀さんと温泉に行こう!というわけで3日目の夕食会にいらしてた方が働いているというHOTEL CLADの木の花の湯にいきました。
富士山が見える露天風呂もあり、タオル付きでゆっくり過ごせました。
アジアの旅行者の方が思ったよりも多く、アウトレットには県外や海外からの人の流れがあるのだなと思いました。
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12時半、ホストの森岡さんと関野さんとgotenba apartment storeで待ち合わせをしてオリーブ食堂というところへランチへ。
ここはオリーブというクリーニング屋さんで週1開店する食堂。中に入ったら満席でした。みなさん週1回のこの日を楽しみにしている様子が感じらました。森岡さんがお肉2つとベジ1つ予約してくれていましたが、3人ともお肉希望(笑)。みんなお肉大好きだよね、ということで喧嘩しないようにジャンケンで決めました。
そして私がベジに。。。
食べてみたら車麩の蜜柑ジャム照り焼きがすごく美味しくて、思った以上にご飯がすすみます。お腹いっぱい。今回の旅は手作りの美味しいご飯が毎回食べれてとても幸せです。
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そのあとは高嶺の森のコテージへ。
関野さんは再訪、私は初めてです。きれいに手入れされた芝生の中に無印のお家が10棟ほど建ち並んでいます。
あーこんなところに住みたい。と思わず思ってしまいます。
そして昨夜、國吉さんとカンダさんと話をした演劇構想のイメージがわーっと浮かびます。いつかほんとに実現できたらいいな。
演劇が少ない地域で演劇をやることは大変だと思いますが、
絶対に意義ある良いものになるはずです。
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エントランスでチャイをいただきながら、高嶺の森のコテージに来るお客さんのお話を聞きました。
保育園留学というものがあり、同じ敷地内にある保育園に1週間から2週間子どもが保育園に通いながら家族で滞在でき、連携宿泊施設が利用できる暮らし体験というもの。
親はリモートワークを行なっていることも多いそう。都内の家族連れが多く、いつの間にかお互いに親戚のような感覚になるとカンダさんが笑って話していました。
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高嶺の森のコテージを離れる時、泊まってはないのに一泊した気分でした。そして丘の上から車が見えなくなるまでカンダさんが手を振っていました。
本当に親戚のおうちか友達の家に泊まりに来たみたいだな~と頭の中で考えていたら、「お歳暮送りたくなるよね」と関野さんがつぶやいていました。
そしてみんなで笑いました。
でも明日で最終日。この一連の流れが明日には来るという予兆を感じなんとなく寂しくもなりました。
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その後はドライブをしました。東富士演習場のススキを見に行って、裾野市の山を抜けて、御殿場市内へ。
この辺の山の中では芝の栽培などもしていて一面芝生のところがあるんだよーと森岡さんが話していましたが、一面太陽光発電のソーラーパネルが出現。えぇー、と森岡さん。わたしも整然と並ぶパネルの列にびっくり。
最近、地元の福島市から見える山(先達山)の一部がメガソーラーの開発で禿山になってしまい大問題になっていたことを思い出しました。(2023年8月31日福島市がノーモアメガソーラー宣言を出す)
その次に、TOYOTA系列の工場がたくさんある地区へ。トヨタが建設している実証都市ウーブンシティが建設されていました。
そのあたりからうとうとしてしまって気づいたら御殿場の駅近になってしまい大変失礼いたしました。そして森岡さんありがとうございました。
車やバスに乗るとすぐ寝る癖をどうにかしたい。(小学校通学の際は寝過ごしすぎてどこかへ行ってしまうので祖母がバス停で待っていたこともある)
19時、夕食の買い出しのためみんなでエブリディビックというスーパーへ。というか、この旅ではじめてのスーパーです。勝呂さんの通る道、普段の道を4人で一緒になぞりながら夜の道を歩きました。
6日目ともなると4人の不思議な連帯感があります。
スーパーからの帰り道、勝呂さんが昔やっていたお店の前の道端に植えたもさもさに生えたローズマリーをちょんっと摘んでいました。
今日はステーキ丼だから必要だよね。と。
普段通り過ぎるものに意味や理由がみつかるこういう瞬間が好きです。
触った指にローズマリーの香りが残りました。
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20時半、最後の夜はみんなで映画を観よう!ということで食事をワンプレートに盛り、それぞれソファに座り食べながら「ハーフ・オブ・イット」を見ました。旅人以外にも小林さん親子とJPさんが合流。
ほんとに贅沢な時間。そしていい映画。
この贅沢をまだ満喫しようと関野さんはもう一泊延長を決めたそうだ。
羨ましい。
そして何かに辛くなった時、「ハーフ・オブ・イット」をわたしは見ることになるだろうと予感しました。
こうして最終日の夜が更けていきました。
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