嘉春佳「森町最終日(7日目)」
森町滞在最終日。
教えていただいた、つむぎ工房さんにお話を伺ってきました。
まず見せてくださった染まった後の生糸。
鮮やかなピンクや藍色もあれば、なんともいえない風合いのベージュや薄いピンクなど、美しい糸たち。
それぞれの糸は、ストールになるものは柔らかく、着物の生地になるものは少し硬めでしっかりしていて、と硬さも異なる。
柄などに合わせて段を計算し、糸を通して、織りはじめる前に準備する段階にも時間がかかるそう。
出来上がった作品。格子柄もきっちり整っていて、手作業でできているとは思えない端正な布地。
藍色のグラデーションが美しい布地も。
染めた糸から織って柄を作る場合もあれば、まっさらな布地を染めて色や柄をつける場合もあるそう。
染める際に使われる大きな鍋。
どれくらい染料の種類があるのか伺ったところ、周りで採れる草花や木など、あらゆるものが染める素材になり、数えきれないくらいさまざまな素材が使用できると知りました。身の回りに生えているような雑草も素材となるそうで、何がどんな色になるのか、これから道を歩くときにも注目してみたい。
急に雨。この一週間を経て、多分5分もしたら上がると思い、少し雨宿りしていたら、本当に少ししてスッキリ晴れました。
台風で茶色くなっていた川の水も戻ってきたみたい。
何度も自転車で走った太田川沿いの道。
どこを切り取っても絵になる町並み。
3回行ったAriaさん。壁にも種類がびっしり貼ってある。
最終日だと話していたら、おまけを2つつけてくれた。インドから移住された方が監修したというマサラチャイ味もおいしかったです。
一週間お世話になったゲストハウス森と町。リノベーションされたお部屋も雰囲気がとても素敵でした。たくさんお世話になりました。
ゲストハウスを起点に、YAMAHAさんの電動アシスト付き自転車をお借りして走り回った森町。新幹線で帰り、駅を出た瞬間、見える景色が全然違ってなんだか不思議な気分になりました。自宅に戻ってからすでに、森町の風情ある町並みを思い出して懐かしくなっています。
近いうちに最後のまとめとして、今回の旅を通しての気づきや思いを書こうと思います。
ゆる絵は今日で一旦最後です。