折田千秋「静岡まちなか散策(2日目)」
本日は静岡市在住の方々に町やそこで取り組んでいることを紹介していただきました。下記の通り。
①市役所〜青葉通り〜駒形通り近辺案内(シズオカオーケストラの井上さん)。
②用宗での他拠点居住の場ADDress(八木さん)。
③音を使った三保での観光案内(Otonoの青木さん)。
詳細なレポートはこちら。
①市役所〜青葉通り〜駒形通り近辺案内
静岡市役所の展望台から始まり、旧市役所の内部を見学、青葉通りを進み駒形通りまで案内していただきました。
まず官庁街エリアで目につくのは、レトロな雰囲気を纏う静岡庁舎本館です。大正-昭和初期時代に静岡県内で多くの市庁舎等の設計に関わった中村與資平による設計で1934年に作られました。建物には塔部が存在し、その中を拝見させていただきました。普段は立ち入ることのできない場所ですが、街全体を使った演劇祭ではこの吹き抜けエリアを使ったパフォーマンスが行われたとのこと。建物自体が手を加えなくとも舞台装置として機能することに面白さを感じます。
市役所から南へ進むと、七間通り-駒形通りのまちなみの変化が見られます。
七間通りは東海道ということもあり古くからのお店が多く、舗装等も綺麗です。かつては単館映画館が多かったこのエリアは、まちなみもヨーロッパを思わせるレンガ舗装、大理石のベンチ、丸いフォルムの白いアーケードなどデザインの工夫も見られます。
かつて映画館が多かったこのエリアでは、まちづくりの地域ガイドラインがあるとのこと。詳しくは後で見てみます。
七間通りを抜けると、がらっと雰囲気が変わり駒形通りのエリアになります。
アーケードの古さがまちに染み付いた生活感を醸し出し、地域の人の生活が垣間見える場所です。観光客向けではなく地域に密着したお店が多いです。
②用宗での他拠点居住の場ADDress(八木さん)。
海辺に近い用宗エリアでは、ADDressという他拠点居住の場を提供する八木さんのお話を伺いました。
ADDressは、一つの地域に身を置くのではなくいろんな場所に移動し生活するスタイルを提供するそう。八木さんが家守となるこの場所は、登山家をはじめ多くの人々が滞在しいろんな話や経験を共有するそうです。
新しいライフスタイルの場を知る機会として面白かったです。
日本全国に拠点があるそうなので、私も利用してみたいなと思いました。
用宗エリアはまたリサーチに訪れたいと思います!
③音を使った三保での観光案内(Otonoの青木さん)。
観光地である三保エリアで、新しい観光体験を提供する青木さんのお話を伺いました。実際の場所とリンクした地元の人の音声案内をウェブ上で聴けるこの体験は、この場所でしか得られない感覚をもたらします。
最近までこのエリアは新しいお店が入ることなく、お店がガラパゴス化していたとのこと。
しかし今日訪れて感じたことは、新しい観光施設やお土産屋などはデザインが洗練され、Otonoだけでなくクリエイティブな方々がこの地のブランディングに関わっているということでした。
今日は雨が降ったり止んだりと忙しない天気で、その上暑さも加わり蒸し暑い1日でした。
暑さや湿度は辛かったものの、まちなみや地元の人からしか得られない情報はとても価値のあるものでした。
夜はおでん横丁の静岡おでんをいただきました!