「函南探訪(7日目)」
今日は滞在中はじめての雨だった。台風が近づいている影響もあるのか、とても強い雨が朝から降っている。今日は函南町滞在の最終日で夕方までに三島にレンタカーを返し、今日の夜に蒲郡で用事がある、そちらへ向かわなければならない。自分の荷物をカバンに入れながら、荷物がだいぶ増えていることに、この1週間の時間を感じた。行きはLCCの飛行機できたが、今のカバンの感じは手荷物重量オーバーは間違いなかった。
滞在中やり残したこと、見にまだ行けなかった所へ向かおうか少し考えた。しかし、雨と少々疲れている体のこともあり、色々考えた末、今日はゆっくり温泉に入ってから次の場所へ移動することに決めた。
:地域交流会に来ていた内田牧場さんの所へ行く。:伊豆事典だったと思うが、そこに記載されていた隠れキリシタンの方の墓と伝えられる墓碑を見に行く。:もう一度八重窪横穴古墳群を探しに行く。酪農王国オラッチェにお土産を買いに行く。
(源泉 駒の湯荘)
駒の湯荘は函南町のとなりの 伊豆の国市にある。最後にこの温泉に入ってみたかった理由に、函南でお会いした方たちと様々な境界について話していた時に出てきた温泉だったからだ。例えば、電力会社やそれに伴い50ヘルツ、60ヘルツの境界についてや、伊豆鉱石と軟石だったり、その中にタトゥーがあっても入れる地域と入れない地域とかを教えてくれた方がいて、その人は函南は難しいけど、伊豆の国市なら大丈夫と言っていた。
駒の湯荘の泉質は函南町で入った畑毛温泉のぬる湯と同じような感じだった。でも少し山にはいったところにある駒の湯荘は、雨とそれによる若干の霧がかって視界は少し悪く、かなり遠くへ来たなという印象をいだかせた。(1週間という時間の中で、自分の感覚がかなり函南に住む人の土地勘になってるのかもと思った)
(外湯も森林に囲まれていて、とても良かった)
温泉に入りながら、一人反省会をした。函南町について様々なところをへ行き、バラバラだった興味は、ひとつづつ繋がりそうだけど、まだしっかりとは繋がっていない。あともう一歩おしいというのが正直の気持ちだ。でも満足感もある。この1週間で学んだ様々な境界について、そして人の移動についてみたいな所をもっと考えていきたいし、また次回くることがあれば、新たな知識とともに今回回りきれなかった所を見ていきたいと思った。
でもこの旅の締めに旅人して知り合った函南町に住む人の見つけたひとつの境界線を見れ、そして温泉もゆっくり入れて満足した。