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森と町づくりの会 「旅人の目、アーティストの目」

マイクロ アート ワーケーション

アーツカウンシルしずおか主催による新しいワーケーションの形。
地域住民クリエイティブ人材の交流を促すプロジェクト。

いつかアーティストinレジデンス森町で実現したいなぁと思っていたところに、降って沸いたお話。
その前段階として、とても理想的な企画
アーティストの方たちには、地域の歴史や文化、風土を感じ取ってもらえるし。
地域住民には、アーティストとは何ぞや?どんな人?を知ってもらえるし。
ホストは、今後どんな環境を整えていけば良いのか、その指針をもらうことが出来ます!
今回は「森と町づくりの会」のメンバーとして、
地域おこし協力隊2年目として、
少しだけホストをさせて頂きました。

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歴史文化、町めぐり

今回は3人のアーティストの方々が来町。
写真家の秋野深さん、油絵の鋤柄ふくみさん、古着や布を使った制作をする嘉春佳さん。
お三方とも、それぞれ違う空気感をまとっており、
色々聞きたくなる気持ちを抑えつつ、町案内♪
小國神社、歴史民俗資料館、森山焼、金剛院、、
次々と、説明をしてくれる詳しい人が現れて、
一から説明してくれる。

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案内といっても、地域おこし協力隊に着任してから、
自分の活動地域(山間部)を知ることで精一杯だったので、
知らないことがゴロンゴロン。
アーティストの方々と一緒になって、
「へー!」とか「ほー!」とか感心するばかり。

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小國神社では現在、令和のお屋根替えの真っ最中。

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貴重な檜皮葺を間近で見学&解説して頂きました!

歴史民俗資料館では、森町の歴史成り立ち文化について、
ハイライトドラマ仕立てで解説して頂く。
分かりやすいし、面白かった!

普段、森町の山間部で活動することが多いため、
山から見た町は遠く感じていたけれど...
旅人アーティストさんたちと一緒に、
新しい気持ちで歴史と成り立ちを知って、
初めて森と町が繋がった気持ちになりました!

山があって、木があって、鉄、茶、土、、
その真ん中に川があって、
上流から下流へと人々の暮らしを結びつけていたんだなぁ。

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↑移築した時に、降ろされた鬼瓦。蓮華モチーフなのかな?

ネイティブと来訪者の狭間で

数日間、交流会などを経て、
アーティストの方々の背景、想い、ライフステージを共有してもらい、
まだ知り合っていなかった地元住民の方とお話をして、
脳みそが良い感じにシャッフルされました。

地域おこし協力隊=移住者は、地域にどっぷり浸かって、
地元住民の目線を早く得ようとする。
でも、よそから来た者
でも、旅行者ではない
ネイティブでもなければ、来訪者でもない、狭間の存在

アーティストは、ただの旅行者ではない。
町に経済的利益をもたらすわけではないけれど、
人生の豊かさをもたらしてくれる存在
アーティストを介して、町の過去未来をみんなで話す時間が生まれた。

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いつもは「こんな問題がある」「ここが困った」など、
そんな話に発展しやすい地域活性化会議。
でも今回は、損とか得とかそんな呪縛から放たれて、
「こんなことも出来る」
「こんなことが出来たら楽しそう」
と、ポジティブな話題がたくさん出てきた。
森町への愛着が発端となって、会話が繋がるからかな。

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終わり始まり

長いように思えた一週間は、あっという間に過ぎ、
見送りには立ち会えなかったけれど、
「また絶対に来ます!」
と強く繰り返してくれたアーティストの方々。

繋がったご縁を途切れさせないよう、
次は、今回の滞在を糧に、
アーティストとして制作活動が出来るような、
そんな体制を整えていきたいです!

森町地域おこし協力隊 佐野