新造真人「最終日(7日目)」
静岡でのマイクロアートワーケション、最終日。
今日で7日間の滞在が終わる。昨晩は疲れ果てて、16時には眠りについた。夜に目が覚めて少しばかりの散歩とご飯を取ってから、すぐに寝た。起きたら10時過ぎ。宿のチェックアウトが11時でよかった。思った以上に体は疲れているんだ。多少の無理が当たり前になっているから、こういった体のサインにはありがたく舌がいたい。台風が近づいている。自転車での移動は厳しくなるから早いところ移動をしたい。
滞在中、最後の食事を取ろうと、目をつけていたお店に向かう。3軒とも店に入ることができなかった。1軒は休業、1軒は売り切れ、一軒はOPEN時刻まであと3時間。駅弁を買って帰ろうと、ふとTwitterを開く。同じエリアの旅人の伊藤雄一さんの投稿から最後の昼飯どころを見つけた。いい店だった。飲食店経営と、音楽活動をされていて、店内のちょっとした小物が可愛かった。
去年、MAWに参加した際は、同時期に同エリアで他の旅人がいなかったが、今回は違う。また、初日には三島および松崎エリアでの旅人にも会うことができた。そのうち何人かは、顔合わせくらいの認識だったが、彼らの更新する旅人日録には目を通していて、ささやかな交差点に立ち寄ったことで、自分の行く場所や使う言葉が変化を受けているのだと、こう描きながら、思い至った。
旅の最後に立ち寄ったお店で、いい気分になった。輪行袋に一週間、文字通り足として活躍してくれた自転車をしまう。鉄道に乗り込み、東へ向かう。