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山中カメラ「高いぞ富士山」(6日目)

朝起きたら雨が降っていた。
気温も昨日までとはうって変わり、冬に逆戻りしたかのように寒い。
雨が降ると富士山は全く姿を見せてくれなかった。

いつもなら富士山が真正面に見える道

本日は午後から三島市役所に表敬訪問させて頂く予定なので、前に行こうと思ったら休園日で入れなかった「楽寿園」へ。
入園料300円。
国指定の天然記念物/名勝の庭園です。

溶岩石がゴロゴロしている日本庭園「楽寿園」
ほぼ溶岩石
園内にある小浜池。富士山の湧水量が安定しておらず、一年の大半が干上がっているとのこと。
ホームページ上で毎日の水位がモニタリングされている。
溶岩石で出来た池底がすべて見渡せる小浜池

三島市の駅周辺(北側)は富士山噴火の際、流れ出した溶岩で地盤が作られている。
南側は何処を掘ってもきれいな湧水が出る変わりに、北側は溶岩の地盤が固くて水道工事など大変苦労するようだ。
楽寿園は流れ出た溶岩の突端付近にある。
静岡県内に多数点在する浅間神社は、流れ出た溶岩流の突端に建立されており、火に強い水の神(あさまのおおかみ)を祀って噴火を食い止め、溶岩(つまり富士山噴火)を封印しているそうだ。
楽寿園に隣接してもちろん浅間神社がある。
5日間にわたり富士山の事について調べているので、街を歩くときも「ここは溶岩の上だな」とかだいたい判るようになっている。
歴史を知ることで街や人が多角的に見えてきて非常に面白い。

「しずおか富士山音頭」(あくまで架空)の振り付けは
「噴火〜溶岩流れ出す〜溶岩固まる」という一連の振り付けを入れなければと思ったり、
照明は溶岩を模したゴツゴツした黒い塊を吊るして、明かりを灯すと赤く光るような提灯を作ろうとか、
いや「福太郎」とコラボして緑の提灯にするかとか、、
色々アイデアを膨らませるのが楽しい。

楽寿園内にある郷土資料館

楽寿園内にある郷土資料館。
昨日まで見た富士宮、富士市の資料館とは違った切り口で富士山を紹介していて面白い。
しかし、5日間富士山について調べているので、「これ知ってる」って事がたくさんあって「富士山に詳しくなってきたな」とちょっと嬉しくなる。

三島市役所にて市長表敬訪問

午後からは、ホストの山田さんを通じて参加アーティストの木村さん、白井さんと共に三島市役所に市長を表敬訪問させていただきました。
まん延防止期間にも関わらず、豊岡市長をはじめ、三島市の沢山の方に今回の滞在と、自身の活動のお話を聞いていただきました。ありがとうございました。

街で面白いことしようとしてる人がたくさん。

その後は今回のMAWがきっかけで動き出したアートプロジェクトの集まりにお邪魔したり。
沢山の人から大変刺激をいただきました。
ありがとうございました。

おまけ:
三島大社の名物「福太郎」はリーゼントの人のかたち。

三島の人は「赤福」よりも「福太郎」のほうが断然おいしいと言う。
緑の嶋大輔といった不思議な形。
あんこは烏帽子の形を模しているとのこと。


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