IZAIZU「伊豆半島から富士山を歩く」
伊東市伊豆高原を拠点とした伊豆半島地区でマイクロ・アート・ワーケーションのホストとして参加することになったIZAIZU合同会社の船本です。
12月14日〜12月20日から、写真、絵画、音楽など分野横断的なインスタレーション活動している新造真人さん。年明けて3月1日〜3月7日からはパフォーマンス・エスノグラフィーとしてまちなか演劇を即興で創作されてるおきなお子さんを迎え入れします。
事前にZOOMによるオンライン面談でお話をさせていただきましたが、はっきりとした独自の世界観をお持ちの旅人さんなので、これから起こるだろう化学反応に期待が高まります。100万年前にフィリピン海プレートに乗って南からやってきた火山の贈り物・伊豆半島。そのマグマ由来の自然の恩恵と、エネルギー満ちた地に営まれた文化と歴史をお二人にお伝えできればと思います。
まずはIZAIZU合同会社の自己紹介を。
私たちは2018年春、文化庁の採択事業の企画/制作でお呼びがかかり、都内からやってきました。東京では、広告、テレビ番組、雑誌、WEBメディア、SNSマーケティング、イベント等の企画運営、制作、PR、デザイン、キャスティングなどなど…あらゆる領域から人材が参画したプロジェクトチームです。
2019年後半から世界的に広がった疫病が合図となり採択事業は一旦幕を下ろしましたが、2020年5月にひっそりと法人を設立。自粛の中、しばらくは動けないでいましたが、2021年5月になると次第に2拠点活動は加速。月の半分ずつ東京と伊東を往来する関係人口となりました。そして、2021年6月。ひょんなご縁から伊豆半島をぐるりと一周して富士山に登るという日本最古の巡礼路を知り、この古い道を復活させようという観光資源化プロジェクトが始まりました。
インターネットで検索してもほぼ出てこない1300年前にひらかれたという伊豆古道から富士山までの巡礼路。日本神話よりもはるかに古い火山信仰や、黒潮で運ばれてきたのか、海神族の信仰など… 調査を進めていくうちに、古地図や古文書、先人による調査書、やがてプロジェクトには想いを持った参加者が集まってきました。興味ある方、ぜひご一緒に歩きましょう!
伊豆高原は、伊豆半島ジオパークの象徴的な存在である「大室山」や「小室山」「城ヶ崎海岸」があり、大小様々な美術館・博物館が点在しています。伊豆高原の魅力はその多様性であり、大自然に触れながら、数々の文化・芸術を体験できる数少ない地域です。
今回、旅人お二人の滞在は1週間なので、大きな公園である伊豆半島をたっぷり!とはいきませんが、楽しんでもらえるようにサポートしていきたいと思います。