鈴木雄大「11/28 踏入(3日目)」

ひとり岩の狭間を辿っていく 鹿の群れが横切る
緊張が次第に和らぐと
少しの喜びが興奮と浮かぶけれど
やがて申し訳なさが残る
目で追えなくなったら 足音を耳で探る
踏み入ること 踏み入られること

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