水野渚「透明だけど、たしかにそこにある。」(5日目)
今日は、伊豆稲取駅から2駅下田に向かった先にある、河津へとやってきた。ここにきた表向きの理由は、河津桜まつりだが、桜はまだ5分咲きくらい。しかし、お天気が良く、散歩を楽しめたので、満足だ。そしてなぜか桜ではなく、ところどころに咲いている、菜の花の甘い香りが印象に残っている。
河津の町を歩きながら、海や川の漂着物や音を拾い集めてみた。
河津海岸は、流木が多く目当てのシーグラスは少なかったのと、離岸堤で視界が少しだけ遮られてしまったので、お隣の今井浜海岸まで歩いて行くことに。きちんと遊歩道があり、犬の散歩をしている人もいた。
15分ほどで到着。今井浜海岸のほうがひらけている。ここでは、シーグラスや貝殻を拾った。
ガラスは透明だけど、たしかにそこに存在するのがわかる。
今後は、河津川の中にジップロックに入れたスマホを突っ込んで、川の音を採取した。海の音とは違い、穏やかな音が流れる。(これまで採取した海の音が、たまたま波の大きいときに撮っただけかもしれないが)
川からこちらを見る動画も撮った。水は透明だけど、たしかに「水」という存在は、そこにある。透明なものを通してみた世界には、なにが映っているのだろうか。