青木拓磨「雨のニューアカオ」(滞在4日目)
朝8時。起きれたら山田湯に行こうとタカカーンさんと約束し、起きることに成功したので風呂までの道すがらラジオを収録しました。
滞在も4日目になると観光客でもない、住民でもない、この町と自分の関係性についてぼんやり考え始める。あ、旅人か。そうだった。
旅人といえば昨日からナギサウラに泊まってる宿泊客の大須賀くん。
寝る前に色々話していて、彼も熱海で会ったいろんな人に負けないくらいの変人。
ジーザス&メリーチェインからシューゲイザーを経由してノイズにハマり、大学のバンドサークルでマイブラのカバーをやって周囲にドン引きされたらしい↓
掲載許可もらってます。みんなめっちゃうまくてかっこいい。
自分で自分とは決してバンドが組めない、という哲学的な事実に気づいて最近軽く失望していると話してましたが、ふつうに今の彼の音楽、どんな音を鳴らすのか、聞きたいぞ!
この日僕らはACAO(ホテルニューアカオ)のアート部門の竹内さんという方のご好意で、アカオ・オープン・レジデンスという展示におじゃまする予定だったんですが、大須賀くんもこの展示を見るために熱海に来た、ということだったのでせっかくだから一緒にホテルニューアカオに観に行くことに。
ナギサウラとニューアカオ、距離にしたらそこまでではないけど高低差すごい。崖の下のトンネル抜けていく。
こんな切り立ったところに何故こんな巨大な建造物を建てようと思い立ったのか不思議。ほんとに町から切り離されてるというか、ラストダンジョン感は凄かったです。
よくも悪くも場所の力が強く、その中でも個人的にとても好きだったのは、日本画家の丹羽優太さんと空間アーティストの「BIEN」さんの作品達。
それぞれ一番好きな作品達は写真撮ってなかったが、
場所との付き合い方、感性の空間への行き届き方がよき!と感じました。
丹羽さん、日本画家というジャンルでギャグセンある人、というのはかなりすごいのでは、とか勝手に思ってる。
竹内さんが連れてってくれた、ニューアカオの社員食堂で絶景を眺めながらハヤシライス。こんな社食毎日行きたい。
タカカーンさんとアカオの感想についてラジオで喋ってます。詳しくはこちらを(白熱しすぎて40分喋ってます)
初日からずっと、13日には宇田水産さんの刺身盛り!と話しておりましたので。これでも5千円!!すごいぞ熱海。
連休最後ということもあって他に宿泊客もおらず、刺身を食す会が終わったあともタカカーンさんと交互に好きな音楽を掛け合う会が夜遅くまで続きました。じわじわと、日に日に日記の更新が遅れていっていることに、
お互い気づかないふりをしながら。