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松本真結子「泡と包」(4日目)
今朝は、洗濯から始まる。
近くのコインランドリーへ。
乾燥機のなかで、ぐるぐる回る洗濯物の、
一定のリズム。
ほかほかの洗濯物を、宿に置いて、
さぁ、
今日の海の音を、聴きに行こう。
晴れ。だけれど風が強い。
海もご機嫌のようだ。
港の海へいってみた。
昨日より、もっと注意して、もっと近づいて、
その音に、耳を傾けてみる。
@稲取の港の海にて
聴こえてくるのは、波の音、だけじゃない。
気泡の音。
大気をいっぱいに吸い込んで、循環する。
波は生き物だ。
あれ?
聴こえてくる。
岩と岩の隙間から、大きな気泡の音。
ーぼこっぼこぼこぽこー
考えてみても、
どうして鳴るのかは分からない。
(↑録りたての波の音はこちら。宜しければ聴いてみてください♪)
まっくらな夜に聴こえてくる、その音は、
稲取に来て、一番に優しい音だった。
まんまるのお月さまと、大きなオリオン座。
私は今、この大きな世界に包まれている。
【松本真結子の一言紹介】
作曲家。生演奏のために音楽作品に書いたり、電子音で遊んでみたり。稲取では、耳を澄ませながら散歩する「サウンド・ウォーキング」を満喫。路面観察一人あそびも得意。普段は、埼玉〜東京間をいったりきたりの音楽ライフ。(ホームページはこちらから→https://mayukomatsumoto.com)