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白井真優(沼津市、富士宮市)5日目 生きることが表現活動

5日目

本日は朝から、自然農の畑を見に行きました。

軽トラに乗って、山奥へ~


自然農のOrange park Farmさんから見える景色


Orange Park Farmという名前、その意味を尋ねたところ、オレンジ農家さんでもあるのですが、そこをパーク(公園)のような農地にしたいということで、ここにはいろんな人が来てほしいということでした。

絵を描くもよし、音楽を奏でるもよし、手伝うもよしでコミュニティを押し付けることなく、自然に発生すればいいという考えはとても響きました。

富士山が海越しに見える農場、そこでのびのびと育つ野菜。

とても素敵な空間でした。


そのイキイキとした空間にいるだけで、心が軽くなり、身体はどっしりと感じられ、自分の全細胞で呼吸しているような感覚になりました。

あ~私もそろそろ都会の大阪から一歩進んで、自然に近い地域に行くべきだなと思いました。


その夜は富士宮へ。

富士山が見える山宮浅間神社

今日泊るのは、ずっと楽しみにしていた、Farm House コウさん

Farm House(ファームハウス)は直訳すると、農家民宿という感じなのですが、といっても古民家ではなく、奥様がご自身がお住いの邸宅の隣に、泊まれるスペースを整え、御主人の農家で作業体験もでき、それを食べ、宿泊もできるという施設です。

Farm House コウさんのお宿(こだわりぬいた建築!)

開放感のある、食事スペースには、よくFarm Houseコウさんで援農をされている富士山好きのお姉さんや、ご家族が集まってこられみんなでワイワイとお話しながらご飯を頂きました。もちろん、そこで出てくるお野菜は、ご自身の畑でとられたものがほとんどです!!

みんなでその土地のモノを食べながらいろいろ話すのは、どれだけ生まれ育ち、年齢が違っていても幸せにしていくれるんだな~と実感いたします。


ダンスの話から、富士宮の話、色々農業のお話も聞くこともでき、今、自身が考えている、食べるものの栽培と表現活動の両立はできるのか?等のお話もできました。


これからどんな時代になるのだろう?

コロナ時代、そして戦争時代の中にみんな考えているのではないのでしょうか?

ダンス(創作、指導)は私のライフワークでありますが、今自分が、ダンスしかできない、自分があまりにも他の力に支えられていることに、疑問を持ち始めています。


食料危機は来るだろうし、戦争もいつ起きるかわかりません、今一度、自分がどれだけ生かされているのかを実感する必要があるのではないか?と考えています。

専業農家になる気はありませんし、農家さんも魚や電気は情報は買っているわけで支えあっているのですが、
自分たちの未来を見据え、地域の良さを生かして、ローカルと連携して土地の生産力を増やしていくのが大切なのだと実感します。

静岡の地域との関連性には驚かされます。自然豊かだからこそできることでもあると思っています。

アーティストとかも関係なく、市民みんなが、自分の生活の根源を探りながら生きていくのがいいんじゃないかな~?と。

今回は私はダンサーですが、そんなこれからの自分のアーティストとしての生きることを模索することでありましたが、やはり自然とのかかわり、自分のものを創作することを援農でも、ボランティアでも自分の地域でもしていきたいと考えます。

そしてこの自分で生み出す力こそ、創作であり、ダンスの振付にも、創作活動にも近い感覚があります。
ダンスという舞台だけでなく、自分の人生を創作、兼、表現するべきなのではないかと思います。


静岡の私が訪れた地域には、とても自然が豊かで、その自然を活かし、活かされ、その地域性を大事にしながら生きているように思いました。


今回、出会えたたくさんの方々は、農業と民宿、農業と音楽、移住促進、行政と仲介する人や、地域の魅力を伝える人、移住してきた人、皆さん、色々とご自身の想いを持ちながら、その地域の本当の魅力を発信しているように思いました。


富士宮の富士山の見え方が全然違い、大きく見えて、富士山がすごく間近に、きれいでした~。


最終日も楽しみます!


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