鮫島弓起雄「マンテン」(3日目)
今日の御殿場はあいにくの雨、ときどき雪。
日中の気温も3度くらいという中々に寒い日となりました。
正直、この寒さと雨の中いろいろなところに出かけていく気力も起きず、滞在拠点であるマンテンゲストハウスでゆったりと過ごすのがメインの一日となりました。
とはいえ、ホストの方からの繋がりで、絶賛リノベーション中のビルを見学させてもらったり、夕飯を食べたピザ屋さんでお話しした美容師の方のお店に、今度髪を切りに行く予約を取り付けたりという楽しき出会いもありました。
今回僕が静岡県内の様々な地域の中から、この御殿場を選んだ大きな理由のひとつが、今宿泊しているマンテンゲストハウスです。
僕はもともと旅行が好きで、ゲストハウスやホステル、安いビジネスホテルなどに泊まることも多かったのですが、その影響でいつしか「旅行好き」から「ゲストハウス好き」も併発するようになりました。マイクロアートワーケーション参加者の募集時に、マンテンゲストハウスのことも知り、「なんて面白そうなところ!」となって希望を出したのでした。
結果としてはこの判断が大正解。
ゲストハウス自体の魅力もさることながら、オーナーの勝呂さんやここを拠点としているマヤさん、そこから繋がる人々のなんとまぁ面白いこと。
今日のnoteは、このマンテンゲストハウスの好いなぁと思えるところをご紹介していこうと思います。
なんといっても元映画館という歴史。
ソファでゆったりしながら大きなスクリーンで映画を見るというなんとも贅沢な時間を得ることができる。
木とコンクリート(モルタル)を合わせたテーブル。
僕はモルタルを素材として作品を作ったりしているので親近感。
スピーカー代わりのトマト缶
初めて見る形のカーテン留め
ふいに置かれたマスキングテープ
天井ちょい残しルーター置きの技
マグネットで収納できる調理器具たち
ゲストハウス案内は『ミッション・インポッシブル』のパンフレット
彫刻や絵画、映像なんかでも、作品を見るとある程度その作家の考えていることであったり性格だったりが見えてくることがあると思っています。
マンテンゲストハウスは言わば勝呂さんの作品。
見渡してみると本当にいろいろなところに趣向が凝らされています。
雰囲気作りや視覚的なデザインだけでなく、宿泊施設としての機能性も非常に高く、また有意義で面白い企画も行われていくとか。
まんてん。
ここに泊まっていると、勝呂さんの頭の中が少しだけ覗けるような、そんな感覚を勝手に感じています。