見出し画像

【マイクロアド】2025年9月期第1四半期決算サマリ+Q&A

みなさま、こんにちは。
当社IR noteをご覧いただき、誠にありがとうございます。

2月14日の決算発表当日の夜にライブ配信を実施いたしました。
今回発表した決算発表の要点と、当日いただいたご質問と回答のQ&Aを書き起こししましたので、株主・投資家のみなさまのご参考となれば幸いでございます。

決算説明書き起こし記事:

決算短信:
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9553/tdnet/2568054/00.pdf
決算説明資料:
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9553/tdnet/2568076/00.pdf


1.2025年9月期第1四半期 連結業績サマリ

主力サービスである「UNIVERSE」は、売上粗利共に前年比24%増の成長となりました。2024年9月期の第4四半期から、買収したUNCOVER TRUTH社のれんの償却が始まっており、今期より実際の事業としての成長をお伝えするため、のれん償却費株式報酬費用を差し引いた調整後営業利益を開示しております。

通期業績予想に対する進捗についても、売上高、各段階利益すべてで想定を上回る進捗となりました。

各サービス別の売上高、売上総利益推移の詳細は、決算説明資料 P.16~P.26 をご参照ください。

2.生産性向上施策について

今期のテーマにおいている生産性向上施策についての進捗です。

2024年4月に入社した新卒社員の戦力化は順調に進んでおり、12月時点で新卒社員の生産性を示す一人当たりのアカウント創出力は営業全体の平均水準に到達しました。一方で、売上生産性は平均の約半分であるため、今後の成長ポテンシャルと考えています。

生産性向上施策として、生成AIの活用による社員教育の効率化やレポート作成の自動化など業務削減により、営業活動時間の創出を進めております。
また、中国開発子会社は、前期において開発原価として年間数千万円の費用が計上されていました。今期中に清算を予定しており、原価の圧縮効果は第2四半期から出始める予定です。尚、清算にかかるコストについては現時点では未定となっています。

3.事業アップデートについて

SMSやメール等を活用して購買促進を行う「Conel for Revival」を新たにリリースした他、新規事業として知的財産(IP)を活用した商品の企画販売事業を行うIP Mixerの設立を発表しています。

新規サービス「conel for Revival」

新規事業「株式会社IP mixer設立」

4.2月14日実施のライブ配信のQ&A

質問1:大手代理店経由のブランド顧客では季節性の影響を受けやすい一方、なぜ大手直販等では季節性の影響に左右されにくいのでしょうか?

TVCMなどに多くの広告予算を持つブランド広告主の場合、新商品に対してのマーケティングや決算期末月に年間予算の消化ニーズが高まることにより、季節性が生じる傾向があります。
大手直販の場合、ECや物販を扱う顧客企業が多く、広告に対する売上転換など費用対効果を恒常的に確認しております。そのため、特定の月に購買やキャンペーンが集中しにくく、ブランド広告のような季節性が生じる影響は受けにくい傾向があります。

質問2:営業利益に対して為替差損の影響を大きく受けていますが、対策はありますか?

具体的な対策は検討中ですが、今後は為替の振れ幅を減らしていきたいと考えています。

質問3:増員分を収益化につなげるための教育制度とはどのような施策がありますか?

2024年4月に新卒50名採用と大幅に人員を増やしたため、新人教育のみを行う専門部署を新設しました。生成AIなどを活用した教育システムを構築しています。また、先輩社員の稼働を取らないよう、ティーチングアシスタントやアポイントログなどを活用し、新人が自分で勉強できるような体制を充実させています。

質問4:今期の新卒社員は何名採用予定ですか?

今期(2025年4月)の新卒採用は約30名を予定しています。
今期以降の増員は抑制的となる見込みです。

質問5:人材採用の方針について、開発人材、営業人材のどちらがメインとなるんでしょうか?

人数の内訳として、営業人材の比率がメインとなります。
開発人材に関しては都度テーマが変わるため、人数よりテーマに沿った優秀な人材を少数精鋭で採用したいと考えております。

質問6:デジタルサイネージ事業を運営するMADS社を非連結化した狙いは?

デジタルサイネージ事業自体は有望であるものの、UNIVERSEとの相乗効果が限定的であることに加え、デジタルサイネージの新規サービスへの継続的な投資が必要となるため、投資の自由度が課題として浮上しました。
MADS社が独自に投資判断できる自由度を持たせることで、MADS社の成長を促進できると判断しました。また、グループ全体としても、MADS社が将来的に大きなリターンを得る可能性を考慮し、非連結化を行う決断に至りました。

質問7:新会社のIP Mixerはデータを中心とした全体戦略から異質に感じるが、グループにおける位置づけや将来の成長に対する意義はどのように考えていますか?

海外と日本でマーケットの違いはあるものの、当社ではインフルエンサーやインバウンドなどのデータを取得しています。日本のコンテンツに興味のある人は、日本への渡航意欲も高いと考えられるため、これらのデータはインバウンドマーケティングの文脈を包含しています。
多様な事業展開を通じて日本に興味のある人のデータを増やしていくことで、将来的にはグループ全体のシナジー効果に繋がると考えています。

質問8:改めてM&A戦略の見通しについて教えてください。

大きく方向性としては2つあります。
UNIVERSEにおいては、顧客に対して一気通貫でソリューションを提供するために、UNIVERSEでカバーできない領域で、適時必要に応じてM&A等の検討を行う方針です。
インバウンドマーケティングにおいてはまだ小さいマーケットであるため、事業領域を拡大するうえで必要となる、当社に無いパーツでM&A等を戦略の一つとして検討していく方針です。

質問9:UNCOVER TRUTH社に期待していますが、UNIVERSEとのシナジーとしてどのような展開を期待すれば良いでしょうか?

UNIVERSEはデータ活用により新規顧客獲得を促進していますが、UNCOVER TRUTH社は既存顧客のリピート率など、サイト内分析コンサルティングを提供しています。将来的には、リピート顧客の属性や行動データをUNIVERSEのデータと連携させ、顧客のLTV(顧客生涯価値)向上を目指していきます。この取り組みはまだ完成形ではなく、今後も段階的に機能拡張を進めていく予定です。

5.IRに関するお問い合わせ

当社IR活動についてのご意見やご感想、もっとこんな記事を発信してほしい等のご要望がございましたら、下記「IR・取材・プレスリリースに関するお問い合わせ」より、お気軽にご連絡ください。

今後とも当社へのご支援・ご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

■免責事項
本記事は、当社事業や業績などIRに関する情報提供を目的として作成しており、投資勧誘を目的にしたものではありません。
実際に投資を行う際は、本記事およびIRサイトの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定は皆様ご自身のご判断で行うようお願いいたします。

https://www.microad.co.jp/ir/disclaimer/

いいなと思ったら応援しよう!