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【マイクロアド】2024年9月期通期決算サマリ+Q&A

みなさま、こんにちは。
当社IR noteをご覧いただき、誠にありがとうございます。

11月14日の決算発表当日の夜にライブ配信を実施いたしました。今回発表した決算発表の要点と、当日いただいたご質問と回答のQ&Aを書き起こししましたので、株主・投資家のみなさまのご参考となれば幸いでございます。

決算説明書き起こし記事:

決算短信:
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9553/tdnet/2529822/00.pdf          決算説明資料:
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9553/tdnet/2529911/00.pdf


1.2024年9月期 連結業績サマリ

主力サービスである「UNIVERSE」は、前年比20%の売上成長となりましたが、美容サロン向け新サービス「OCTAVE」のタブレット設置・収益化遅延および、全体の人員増加により、営業利益以下は減益となりました。

各サービス別の売上高、売上総利益推移の詳細は、決算説明資料 P.10~P.21 をご参照ください。

2.今期(2025年9月期)業績見通しについて

主力サービスである「UNIVERSE」およびインバウンドマーケティングなどを行う海外事業は引き続き成長し、売上・粗利共に増加する見込みです。
今期期中に非連結となるデジタルサイネージ事業を行うMADS社を除く売上成長率は、15.9%増、粗利は9.6%増を見込んでおります。
今期は新サービス立ち上げによる売上拡大やコスト構造の見直しによる生産性向上を行い、26年度以降の収益拡大に向けた足場固めに注力いたします。

各サービス別の売上高、売上総利益の見通しは、決算説明資料 P.24~P.25 をご参照ください。

3.将来の成長イメージについて

今期期中より非連結となるMADS社を除く売上成長は年々加速しており、今期の売上は150億円、営業利益2.4億円を計画しております。
前期は24年4月に新卒社員50名が入社し大幅に人員が拡大しましたが、引き続き営業人員の戦力化に注力してまいります。また、今期予想に織り込んでいない新サービスの売上成長やコスト構造の見直しを行うことで、2-3年後の目標として売上200億円、営業利益15億を目指し成長してまいります。

今期は元々Cookie規制が予定されていましたが、前期期中にGoogleよりCookie規制の撤回が発表されました。Cookie規制への対応が実質的にさらに延期となったことから、Cookie規制対策に投下していた開発リソースを新サービスの開発にシフトし、今期はこれら新サービスの立ち上げに注力することで、来期以降の安定的な売上成長の基盤作りを行ってまいります。

各サービスを下記でご紹介しておりますので、併せてご参照ください。

10月15日リリース「ショウグン」https://note.com/microad_ir/n/nd3f5665b6a36

10月22日リリース「URMS」
https://note.com/microad_ir/n/n635316d8086d

11月12日リリース「Contents Accelator」
https://note.com/microad_ir/n/n20b581209358

また、今期(2025年9月期)はコスト構造見直しによる生産性向上をテーマにしています。前期までの増員により人員リソースは十分に確保できているため、今後は既存のリソースを大きく拡大せず、生産性の向上とコスト抑制による利益拡大に注力いたします。

4.11月14日実施のライブ配信のQ&A

質問1:25年度の営業利益率が落ち込むのは、さらに人員増を予定しているのでしょうか?

当社では新卒採用を中心に行っており、新卒社員の入社により人員が増加します。ただし、今期(2025年4月入社の新卒社員)に関しては、前期のように大幅な増員は予定していません。
一方、前期(2024年4月)に入社した50名分のコストは6ヶ月分でしたが、今期は12ヶ月分となります。しかし、新卒社員が戦力化することで、事業全体の成長が見込まれ、コスト増加による影響は解消される見通しです。

質問2:いくつか新サービスをリリースしていますが、成長ポテンシャルはどのように考えていますか?

今回ご説明した新サービス以外にも売上拡大に向け、様々なサービスを準備しています。現時点で具体的な数字はまだ提示できませんが、今のところ入り口としては順調で、手応えは感じています。基礎開発がしっかり進んでいるため、半年後にはさらに具体的な成果が見えてくる見込みです。

質問3:営業人材の強化ということですが、UNIVERSEはプロダクトとしての競争力で売上が拡大していたと思うのですが、プロダクト力よりも結果的に営業人材強化が重要戦略なのでしょうか?

UNIVERSEはプロダクトとしての競争力で売上を拡大してきましたが、UNIVERSEの売上をさらに拡大していく上では営業人員の強化がさらに重要であると考えております。
大手代理店は数が限られているため、営業人材を単純に増やすのではなく、案件毎に顧客の要望に対応することが重要となります。
一方、中小代理店や地方の代理店はお客様の数が多く、営業人材を地方拠点にも配置していくことが重要になります。前期では仙台と広島に営業拠点を新設しており、地方自治体や拠点周辺の企業のデジタルマーケティングニーズに対応しています。前期に必要な人員数は採用できたため、既存の人員リソースの生産性向上に注力し、今後の採用は抑制的にすすめることで、かなり緩やかな増員計画となっていく見込みです。

質問4:生産性の向上とはどのようなことを行うのでしょうか?

様々な施策を実行していますが、例えば営業の業務時間を細かく分析し、顧客に向き合う時間をできるだけ多く確保するために、チャットボットやAIなどを活用して業務を自動化しています。これにより、顧客対応以外の業務に費やす時間を極力減らしています。
また、新人教育の面でも、先輩社員に聞く時間を減らすためにAIを活用し、生成AIに質問することで先輩社員の時間を有効に使うようにしています。
これにより、営業が顧客に向き合う時間を130%から150%増やすことができ、生産性が向上しています。
このように地道な取り組みを細かく行うことで、大きな成果につなげる計画です。地味ではありますが、確実に実行すれば大きな成果が期待できます。

質問5:プロダクトの開発組織体制について教えてください。

今期より新たなサービスが増加したため、これに対応するための組織体制に変更を行いました。生産性の観点からも、これまで以上に向上すると見込んでおります。

質問6:国内も金利上昇が見込まれますが、前年度は金利上昇に伴う取引先の影響はありましたか?

金利の影響は今のところ特にございません。

質問7:今期業績予想に関してですが、今回の予想値を過去の期中での下方修正を踏まえた最低限の保守的な数字設定と考えてよろしいでしょうか。

前期は下方修正で大変ご迷惑をおかけしたというところは強く反省しており、それを踏まえたうえで策定しております。

質問8:資本準備金を取り崩しを行う目的と、株主還元はどの程度具体的に検討していますか。

資本準備金の取り崩しは、欠損補填が目的ではなく、自社株買いやその他の株主還元を早期実現をするために行います。株主還元の具体的な内容、規模については、株主総会での決議後、早期の自社株買いなどを実施できるよう検討を進めていく方針です。

5.IRに関するお問い合わせ

当社IR活動についてのご意見やご感想、もっとこんな記事を発信してほしい等のご要望がございましたら、下記「IR・取材・プレスリリースに関するお問い合わせ」より、お気軽にご連絡ください。

今後とも当社へのご支援・ご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

■免責事項
本記事は、当社事業や業績などIRに関する情報提供を目的として作成しており、投資勧誘を目的にしたものではありません。
実際に投資を行う際は、本記事およびIRサイトの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定は皆様ご自身のご判断で行うようお願いいたします。

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