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株主・投資家のみなさまからよくいただくご質問と回答(2024年8月~9月)
みなさま、こんにちは!
株式会社マイクロアドのIR担当のてつおです。
今回は決算に関しての内容に加え、改めて事業や競合優位性に関するお問い合わせをいただきましたので、ご質問と回答をまとめて公開いたします。
株主・投資家のみなさまのご参考となれば幸いです。
1. 24年9月期第3四半期(4-6月期)を振り返って
第3四半期(4-6月期)の振り返りおよび期初想定と異なった点は?
期初より下期(4-9月期)偏重の計画を設定していたこともあり、
当初の計画を下回る結果となりました。
大きな要因としては2点あり、UNIVERSE事業においては、特に4月・5月が季節性の影響を想定以上に受けた点と、デジタルサイネージ事業の新サービスの立ち上げが遅延した点が挙げられます。
UNIVERSEが4月・5月に季節性の影響を想定以上に受けた要因は?
特に中小顧客-代理店においては、BtoB向け「シラレル」や地方自治体向け「まちあげ」、人材向け「マーブル」などのシェアが拡大しています。年度初めの4月は、企業や自治体では広告費の予算策定や見直しの時期であり、5月のゴールデンウィーク以降に予算が確定されていきます。
結果として4月・5月は閑散期となり、6月頃から戻ってくるような動きとなるため、季節性の影響が顕著に出やすくなります。
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2. UNIVERSEの競合優位性について
デジタルマーケティングにおける「ダイレクト領域」と「ブランド領域」の違いは?
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デジタルマーケティングにおいては、大きく分けて「ダイレクト領域」と「ブランド領域」の2種類があり、どのような人に広告を配信するかにおいて大きな違いがあります。
「ダイレクト領域」では、ECサイトやネット系のサービスなど広告の直接的な費用対効果を求められるため、顕在顧客(一度顧客サイトに来たことがあるユーザーなどへの配信 = リターゲティング)への広告配信が主流です。
一方、当社が注力する「ブランド領域」では、商品やサービスの認知を目的としたマーケテイングが主体である為、消費行動データを活用することで潜在顧客に対して効率よくアプローチできる当社の「UNIVERSE」が評価されています。
「ブランド領域」における参入障壁は?
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「ブランド領域」では、外部の企業から様々なデータ収集が必要になりますが、当社ではこれまでのプライバシーやセキュリティ面でのデータの取り扱いに対するノウハウとデータの収益化実績が評価され、現在では約210以上のパートナーよりデータをお預かりしております。
そのため、多くの消費行動データを連携ができている点では、ブランド領域における参入障壁になっております。
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また、「ブランド領域」の広告主は、消費財やメーカーなどの企業が多く、
従来まではTVCMなどのマス広告が主流でした。昨今の、テレビ視聴率低下や、TVer等のコネクティッドTVの普及により、今後も継続的に既存のマス広告からのデジタルシフトが進んでいくことが見込まれます。
加えて「ダイレクト領域」は相対的に参入障壁が低く、外資系企業を含め多くのプレイヤーが競争する領域ですが、「ブランド領域」は豊富な消費行動データや、マーケティング的見地からの分析力が競争力になるため、参入障壁が高い領域になっています。
以上のような背景から、当社は「ブランド領域」に特化することで、競争力を高め、業績を成長させてまいりました。
UNIVERSEの詳細につきましては、こちらの記事も併せてご参照ください。
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3. UNIVERSEの来期以降の見通しについて
今期は元々予定されていたCookie廃止に向けて開発リソースを割いておりましたが、一旦Cookie関連の対策は延期となったため、来期以降はより顧客の課題解決のためのUNIVERSEのサービス品質向上や、UNIVERSEのデータを利用した新サービスの準備に向けてスピードアップを図ってまいります。
新サービスやアップデートにつきましては、プレスリリースにて順次お知らせを行う予定です。
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今後とも、ぜひ応援していただけますと幸いです。
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本記事は、当社事業や業績などIRに関する情報提供を目的として作成しており、投資勧誘を目的にしたものではありません。
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