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ワクワクの道

今日は昨日の無気力とは打って変わって、とてもアクティブで有意義な1日だった。
ワクワクするってほんと素晴らしい。

8時半起床、9時15分準備を整えて出発。
今日は10時半に待ち合わせをしていた。
農業に興味を持った私はとある農業体験コミュニティを見つけ、参加するか迷っていた。
迷っている旨を問い合わせしてみたら、「ぜひ一度現地で話をしてみませんか?」と言ってもらえたので急遽個別相談会へ。
久しぶりの外出に快晴の青空。
ドライブしているだけでも気持ちがよかった。
脇道に入り、狭い農道をどんどんゆく。
まじか、こんなとこにほんとあんのかコミュニティ…!!!
迷子になりながらも何とか到着。
出迎えてくれたのはHPにも紹介されていたベリーショートが似合うカッコイイ女の人。
「そこ座って」と案内されたテーブルにはコーヒーセット。
個別相談会はコーヒーの豆挽きからスタートした。

初めてコーヒーの豆を挽く。
ゴリ…ゴリゴリ…ゴ……ゴリ…。
もっとスムーズに挽けるものかと思っていたが、さすが炒ってある豆なだけあって固い。
なるほど、これがコーヒー豆…!!
畑は下にあって受付スペースは高台にあるので、とても見晴らしがよかった。
そんな景色の中で挽くコーヒー、最高じゃないか…!
半分挽いたところで残りは彼女が高速で挽いてくれた。
挽きたてのコーヒー粉末にお湯を注ぐ。
もうこの時点でおいしいのがわかる。
おいしくないはずがない。
そして、1口飲んだらやっぱりおいしかった。
普段ブラックじゃ飲めない私でも飲めるくらい苦みがない。
すご~!!!
こんな簡単にコーヒーって飲めるんだ!
勝手にハードルを上げすぎていた。
挽きたてコーヒーは意外と簡単に飲めることを発見した!

コーヒーとお茶請けに出してもらったドライフルーツとナッツを齧りながら彼女とファームのこと、お互いのことを話をした。
農業に興味があること、コミュニティづくりや経営に興味があること、いつか地元でコミュニティづくりをしてみたいこと。
自然に囲まれたこの環境がそうさせるのか、それとも飾らず話をしてくれる彼女だからだったのか、ちょっと恥ずかしくて涙がでそうだったけど私のやりたいことを話した。
彼女の話もとても共感でき、興味深いものだった。
農業に感心を持ったきっかけ、コミュニティを運営する大変さ、人の扱いの難しさ、農家さんとサービス提供のバランス、好きを続けるために複数の稼ぎ口を持っていること。
何より、「楽しいこと以外はやらない」のコミュニティのスタンスが私に大ヒットだった。
探せば同じ想いや近い志を持った人がいる。
ワクワクがどんどん湧き出てくる。
やっぱり自分を取り囲む環境って大切だなって改めて思った。

コーヒータイム中に後ろからカコーンという音。
とある家族が薪割りをしていた。
ワクワクした目で見ていたら、「やってみる?」と奥さんが声をかけてくれた。
初めて持った斧はちょっと怖かった。
自分の足を切らないように足は肩幅に開いておいてね、と言われたら尚怖くなってしまって、斧を振り下ろすも、ビビってるので割れるわけもなく。
深呼吸して頭の上から真っ直ぐ、もう一度。
無心で振り下ろしたら見事にスパコーンと割れた。
これは快感だ。
まだ小学校低学年かくらいの少女が私もやると言う。
え!こんな危ない作業はやらせられないでしょ!
と私は思ったし、奥さんも止めると思っていた。
奥さんは少女に斧を持たせた。
まじかーーー!!
ちょっとしたカルチャーショックだった。
こんな小さな子にやらせちゃうんだ!
私は斧を危険なものだと認識したけれど、奥さんにとっては要領を守れば危険にはならないものなのだ。
そして子供たちに生きるすべを教えている。
すごいことだと思った。
自然の中で生きること、自然と共に生きること、私も少女の家族のように子供に自然を楽しむ経験を与えられる環境づくりをしたいと強く思った。
そのためにもまずは自分が楽しまねば。

2時間、とても充実した時間を過ごさせてもらった。
コーヒーを挽いて煎れ、夢を語り、人生を楽しむ人の話を聞き、コミュニティの在り方の話を聞き、薪を割って、カブを引っこ抜く。
自然ってやっぱいいなって思った。

ファームを去った後、取扱店が近かったので濱田英明さんとロルバーンのコラボ手帳を買いに行き、もう何枚かキッチンワイプが欲しかったのでメッツァビレッジへ向かった。
お目当ての濱田さんの写真が表紙になった手帳を手に入れ、メッツァビレッジでも素敵な夕焼けを写真に収めて、ミートボールとピタパンの遅めのランチを頂き、無事可愛いキッチンワイプを手に入れた。

あぁ、楽しかった。
今日も様々な気づきと出逢いがあった1日だった。
末っ子の妹が結局今回も帰省が出来なくなってしまったことは残念だったけれど。
また何か贈り物をしよう。

自分の幸せを、また誰かに伝播できるように。
ワクワクの道を突き進んでいく。

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