就活について、雑記
皆は今頃、就活の履歴書を書いているところなんだろうか。あるいはそんな段階は疾うに全部終えていて、面接の準備をしているところか、早い人なら来春からの行き先が決まっていたりするんだろうか。
就活をしていないわたしは大学4年生でありながら、この時期の大学4年生の実態がまるで分からない。よく連絡をとる友だちはせいぜい4人くらいなもので、その中で着々と就活をしている人も1人だけという類友現象。
かねてより言うが、わたしは決して働きたくないわけではなかった。ただ自分が「こういうふうに生きたい」とえがく理想は新卒新入正社員の道を進んでも得られないと判断しただけ。
人生にはわりと譲れないこだわりがある。それはアルバイトもまた然り。クラウドソーシングを始めて以降、今の職場に少し不都合が出てきたわたしは新しい場所を探すことにした。
ある意味これも“就職活動”。舐めてんじゃねえぞと思った方がいらっしゃったらごめんなさい。でも「就職」は原則として「職業に就くこと、新しく職を得て勤めること」を指した言葉だ。
もう3周目くらいになる好きなアニメを流し観しながら履歴書を書き、当然書き損じが起こる。しかも4回。
電話番号の桁を1つ飛ばした、「普」の字の上のテンテンがなぜか4つになった、職歴欄で1度目は「退社」と書いたのに2度目は「アルバイト退社」に変わる表記ゆれ。そして再び「普」の字の上を間違える。
履歴書1枚を書き上げるのに、まさか午前がまるまる費やされるとは夢にも思わなかった。書き損じるたび新しい履歴書をコピーしにコンビニへ出ていったから、変なやつだと顔をしかめられたかもしれない。
わたしは新しい仕事として完全に未経験の職種を志望した。その前にいくつか飲食店にもアポをとったが、なぜかメールを送っただけの段階で全てお祈りされてしまっている。「飲食はもうやめておけ」というお告げにしか思えなかった。
就活をせずに過ごしていると、当然ながら絶賛就活中の友だちの話に入れなくなる。提供できる情報もなければ良いアドバイスも何もない。
それでも就活から逃げたい人に「別に無理にしなくても良いんじゃね?」と言うくらいならできるのだろうか。就活をしたことがない母親に「就職しろ」と忠告されたくないのと逆で、就活をしない人間は「就職しろ」と言ったりしない。
最近は相手の反応に怯えることなく「就職活動はしていません」と答えられるようになった。初めの頃は少しどきどきしていたものだが意外と感心し、そして興味を持ってくれる人が多い。
久々に会ったゼミの教授が「すごいね!」と笑ってくれたのが1番嬉しかったかな。原稿の依頼を請けている、プログラミングの勉強をしている、と話をした。
先生のそういうところが好きでこのゼミを選んだのが本音だし、父親のいないわたしは先生のことを心の内で密かに「代わり」と認識している。卒論の進捗も含めてその辺の話も近々noteに書いてみたい。
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