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イエナプランのお話をさせて頂いて思うこと。

2021年1月24日(日)

私の働くNPO法人Chance For Allの月1イベントの勉強会で人生で初めてイベントのゲストとして登壇させて頂き、オランダの現地に行ってイエナプランについて学んだことをお話させて頂く機会をもらって、研修で学んだこと、実際にイエナプランスクールに行ってみたこと、聞いたことなんかをトークセッションでお話させてもらいました。(人生初♡ドキドキ!)

イベントに参加して下さった皆さん本当にありがとうございました。皆様あからZOOM上でたくさんの質問が飛び交っていることがとても嬉しく思いましたし、全てに応えられないのも申し訳ないな…と思いつつ、質問を頂いてさらに私も答えられないな…もっと知りたいな…と改めて学びが深まった1日となりました。

私と一緒に同じくゲストとして登壇して下さった元CFA職員の平山雄大さん(ゆうちゃん)からは、イタリアのレッジョ・エミリアのお話を聞けて本当に目からウロコの新しい情報がバシバシ届いて。終始刺激されまくりました。私はゆうちゃんの紡ぐ言葉の一つひとつがキャッチーでいて、核心をついていてとても心に響く言葉を選ばれる方だなぁといつも一緒に話しをしていて思います。聞き手に刺さるワードチョイスと言いますか…とにかく素敵なのです。はい。詳しくはゆうちゃんのnoteをご覧ください(笑)

レッジョエミリアも、イエナプランも共通している思いみたいなのがあるなと感じていて。私が感じた中でいうと「こどもの権利を尊重する」「こどもたちの学びの瞬間を逃さない」「共に学び合う」「教授法でもなく、指導書でもない。エッセンスであり、ビジョンである。」「お互いを受け入れていく」ということ。

単に模倣することはできないけれど、実践として取り入れることができる。「解釈可能な目標モデル」「容認的なグランドモデル」だからとてもおもしろい。ドイツで生まれオランダで広がったイエナプランが、日本でも様々な学校に取り入れられて広がっていったらこどもたちはどんな風に育つだろう。同じ教育モデルでも、風土や習慣や文化が違えば、見られる成長や変化もまた違ったものになるでしょう。それが楽しみだなって思う。

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イタリアのレッジョ・エミリア市のような活動だって、日本でやったらどうなるんだろう…。幼児さんたちがキャッキャしながら街中を観察している様子が見られたり、気が付いたらこどもたちが運営するお店なんかができちゃっているかもしれない…。想像するだけでワクワクする!

レッジョにしろ、イエナプランにしろ、独自の形でその国の文化や歴史的背景、時代の流れ、国民性、習慣、風習、土地ならではの文化。。。色々なことが複雑に絡み合いながら、教育者たちは常に「こどもたちにとってよりよい社会ってなんだ?」「どんな人間になってほしくて、どんなこども時代を送ってほしいのか。」を真剣に考えた大人たちが、これはどうだろう。こうしたらいいだろうって何年も、何十年もかけて考えてきた結果。

日本の教育だって、先人たちはたくさん考えて日本のこどもたちの為にとってよりよい教育はなんだろうと考えてきていて。だからこそ日本人は世界でも活躍できるほどの人材だって多く輩出しているし、信頼できる人材とも言われている。(国内で大活躍している人なんて死ぬほどいる。政治家はよう分からんが…)でも、日本人は自分の国の「教育」について誇りを持っている人ってとても少ないなって思う。かくいう私もそうでした…。学校なんて好きーー!って思って通ってたことなんて本当に一度もなかったし。楽しかった思い出はたくさんあっても好きではなかったよね(笑)

でも、イエナプランスクールの先生が私におっしゃって下さった言葉がとても心に残っている。(実はイベントで伝えたかったけど、タイミング逃して言えなかったお話。よっ!素人!)

「どうして日本人は日本の教育と比べてオランダはいいなぁとかすごいなぁとか。日本は全然ダメだ…。っていうの?そんなことない。だって君たちは日本の教育で大人になって、今ここで海外の教育を学ぶまで成長しているじゃないか。オランダだって、日本の教育に学ぶべきことだって本当はあると思うんだ。お互いよいところを取り入れられるといいよね。本当は君たちが学ぶだけじゃなくて相互に紹介し合えるのがいいと思うんだよね。最高の教育って自分たちだけでやっていても作れないんだから。こどもは世界にとって必要な存在だろ?」

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「あぁ…そうか、こどもって世界にとって必要な存在なんだ…」ってハッとさせられた瞬間だったし、まさにイエナプラン的考え方!と思った。「相互から学び合って最高なものを」という考えかた自体が素敵な考え方…って思う。

日本の教育は確かに遅れているところはたくさんあるかもしれないし、「そうじゃないんだよな…」と感じることは山ほどある。でも、現場の先生たちは、「こどもによりよいものを」と日々奮闘していることも知っているし、学校で得られるものたくさんあることも知っている。私自身いいことも、悪いことも。本当に知れたことたくさんある。

ありがたいことに、オランダの公立の小学校もイエナプランスクールも見てさせて頂いたからこそ、日本の教育のいい面を考えていきつつ、それこそ日本ならではの「one and only」なところだったり、「日本の教育の素敵なところ」にも目をむけていきたい。と思えるようになった。オランダに行って日本の教育に対する見方が変わるというカルチャーショックを経験…。

私は今、学童保育で働いていて学校の現場にはいないけれど、「こども」を育てる大人として、「未来の大人たち」に与えらえるだけの愛情を注ぎたいし、できることは何でもやりたい。よいと思うことは何でもやりたい。だからこそ、学んだことをどう活かせるのか。改めて何をどう実践していけるかを考えて模索していきたいと思うし、模索ばっかしてないで思いついたら早く実践していくことも大事だと思ってる。どうやれるかな。悶々。

本当に私自身、話しながら学びがあった勉強会。たくさんの人たちとまた教育について、日本の未来について、こどもについて、色んなところでお話が聞けたらいいなと思います。学びを深めて成長していこう!今年30歳になることだし!(笑)うぎゃあ♡

こんな取り止めもなく、ただの感じたことの吐き出しブログだけど、自分の思考や気持ちの整理にはやっぱりとてもよいなぁと思うので。学びをまとめるためにも、また何かしら更新していこうと思います。

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