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イエナプラン研修③〜Rythmic Week plan〜

研修3日目はリズミックな週計画の作成の大切さからのイエナプランのブロックアワー、これは、人間教育において絶対的に必要だと思うマルティプルインテリジェンスについて。

9:30〜16:30?17:00?くらいまでびっちり。
なかなか盛りだくさんで頭がいい感じにパンパン。

まずイエナプラン教育では、ファミリー・グループと言われる異年齢学年が構成されていて、各グループにグループリーダーが置かれる。ようは、担任の先生。
前の記事(https://note.com/hayamiii/n/n8177dc92beb7)で書いたように、よい先生は基本的に「Lazy teacher」(怠け者みたいな先生)

つまり「こどもたちが、自分で学ぶ仕組み」がきちんと考えられてるってことだ!
それが、「リズミックな週計画」
リズミックは文字通り、リズムがあるってこと。じゃあリズムがあるってどう言う状態かって言うと、簡単に言えば「いっつも同じじゃない」ってこと。

そもそも先生がこどもの時間割りを決めるんじゃない。こどもが自分で時間割りを決める。
自分で決めるってどういうことか。
自分が今、理解できているレベルを自分で把握する必要がある。
どの分野をどうやって伸ばすかも自分で考える。

週計画は自分でつくる。イエナプランスクールのこどもたちは1年生からプランの作り方を学んでいく。

自分が何が苦手て、何が得意かなんてこどもが1番よく知ってる。

例えば算数の割り算が苦手だけど、掛け算は好き!とか。国語の漢字は好きだけど文章問題は嫌い!とか。ここまでは完璧!でもここはちょっと分からないとかも。
こどもは自分で分かってるけど、一斉授業だとどんどん進むから、遅れていったりしちゃう。

だからイエナプランに一斉授業なんてない。
というか、イエナプランを取り入れている学校以外にもオランダの学校には一斉授業をしている学校がもはや少ないのでは…?

サークル対話(円になって対話する時間)が終わったらそれぞれがそれぞれの時間を過ごす。
こどもたち一人ひとりが「自分が何をするか」が明確。だからみんなとても活動的。だって自分で決めたから。

先生は何するかっていうと、こどもたちの週計画を見て、タスクの量の調整とか進捗とかの相談やアドバイスをしてあげる役割。
先生が思う理想に近づけるんじゃない。
先生のアドバイスを聞いてその子がどう考えるかが大事。だから先生たちはよくこどもたちと対話してるし、ちゃんと考える時間も与えてる。

プランを立てるのが苦手な子には側にいて。
まずは今日のプランからたててみようか。ってその子に合わせてSTEP BY STEPで対応していく。教科学習だってそう。先生は一人ひとりがどの科目に対してどのレベルなのかを理解してる。

だからこどもたちに「学ぶ余裕」をもたせることができるし、こどもたち自身も、「学ぶ余裕」がある。学びと遊びと休憩をいい感じのバランスで組み合わせる。これがリズミックな週計画。

講師の先生たちが仕切りに言っていたのは、「計画はツールであって、計画そのものが達成目標であってはならない。」
これは大事なポイント。
こどもから生まれた問いや好奇心は「今」なんだ。その時のプランになくても、これ!っていう問いが生まれたら、変更したらいい。それを調べる計画は今週は立ててないから後でにしようなんて言ったらその先生は校長先生から怒られちゃうと思う笑

日本だったら逆かもしれないね。
だからこどもにとって本当によい成長を考えている先生が辞めちゃうのかも。
日本の公教育って本当いつまでも何やってんだろうって思わざるを得ない時あるわー。

でも、こどもって楽しい方、好きな方、楽な方に流れちゃう。時には「ストレッチ」も必要。自分の新たな一面に出会ったり、新たなことにトライするとき、苦手な分野にチャレンジするとき、人は可能性を伸ばすことができる。だから「ストレッチ」

ここも忘れちゃいけないポイント。
そのお話はまた次の記事に!

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