江ノ電を眺めながら味わう「無心庵」のあんみつ
※この記事は2016年7月2日に公開したものを加筆、修正したものです。
さぁ、あんみつのお時間です!
時期は梅雨、場所は鎌倉、無心庵さんにてあんみつを食してきました。
丁度紫陽花の時期だったので長谷寺、そして鎌倉文学館を訪ねた後、無心庵さんで休憩を。
梅雨晴れに恵まれ、満開の紫陽花を堪能してきました。
このコースでお分かりの方もいらっしゃると思いますが、そうです、聖地巡礼です。
この後はちゃんとミルクホールさんにも行ってきました。しおり持参で旅行した振り返りはこちらです!
江ノ電線路横の甘味処
無心庵さんは江ノ電和田塚駅の斜め前、線路沿いにお店を構える甘味処です。
写真すっかり撮り忘れましたが、誇張なしでお店の前は道路ではなく線路なんですよ!
想像してください、無人の和田塚駅改札を抜け、踏切のない線路を渡ってお店に入る……。
……もうこの立地だけで大分テンション上がりますよね!
と、さも江ノ電に乗ってきて線路を渡ったかのように書きましたが、行きは鎌倉文学館から歩いて行ったので線路横を通るくらいでした。
帰りにしっかりお店から和田塚駅へ。お店外観と相まって素敵な景色だったので思わず何度も振り返ってしまいました。
丁度江ノ電が通り過ぎるのを間近で見ることができ、「江ノ電近い!鎌倉きてる!」とより気持ちが昂りました。
クリームあんみつを注文
6月の土曜日12時頃、待つことなくすんなりと席に案内してもらいました。
混雑時には玄関の囲炉裏を囲んで待つのも風情があって良さそうです。
頼んだのはクリームあんみつ!
急須のような入れ物で出された蜜。残り量を気にすることなくたっぷりとあんみつに回しかけます。
全体的に甘さ控えめで甘いものが苦手な方でも美味しく召し上がれる、お上品なお味でした。一言で表すなら「丁寧が詰まっている」。
寒天は水っぽさ6:固さ4の印象。程よいバランスの寒天で私好みです。
求肥もやや固め。ずっと噛んでられますし噛めば噛むほど甘味がじんわり広がります。
私、こうしてあんみつをお店で食べるようになる前まであんみつのお豆がそこまで好きではありませんでしたが、無心庵さんのあんみつに入っているお豆は柔らかく炊かれ素材の味がしっかりしていて美味しかったです。
果物はパイン、みかん、さくらんぼ。さっぱりとした甘さと酸味でアクセントにぴったり。
そろそろ暑い時期になるのでアイスの冷たさが嬉しいところ。
アイスの感想メモ書き、「ミルク」とだけ記されていました。……濃厚なお味だったということでしょうか、わかる!(相変わらずのジリ貧語彙力)
黒蜜は甘すぎず、しかし深みがあるので、たっぷりかけたつもりが全然追い蜜できてしまう……!
写真からでも伝わる丁寧にこしてある餡子は噛まずとも舌でさらっと感が味わえて、しつこくない甘さでした。寒天とも蜜とも相性抜群です。
まとめ
あんみつは甘すぎなくて、普段甘いものが苦手であまり食べない方でもお気に召していただけそう。
今回友人二人と訪ねたのですが、「こんな美味しいあんみつ人生で初めて」と言っていました。やったー!
あんみつの美味しさは勿論のこと、古民家カフェを楽しむにもとても素敵なお店でした。
鎌倉らしさを存分に堪能できる立地、お庭の緑あふれる景観、映える唐傘の赤。
「鎌倉で江ノ電を眺めつつあんみつを食す」というシチュエーションが控えめに言っても最高でしたので、鎌倉旅行の際は是非一度お立ち寄りくださいませ!