感情・味覚

感情の認識

感情が感じられない!というのに「失感情症(Alexithymia)」というのがあります。

この失感情症って「感情鈍麻」は違っていて、自分の感情を認識できない、という感じになっている。

あるんだけど認識できない。

多分「嬉しい!」と感じているのだけど「素直になれなくて認識できない」とか「斜めに見てしまって受け入れられない」という感じかな。

この自分の感情を認識できない!という人は「あ!血圧が高くなってしまった!」とか「胃が痛いよ~!」という胃潰瘍になったりする(はい!私もやりました!)。

仕事が大変になると体のあっちこっちがボロボロになる~!というのがこれですね。

「食べるのが止まらない!」というのがまさにこれだったりするんですね。

失感情症で遺伝子コードを調べてみると

「SLC6A4(エスエルシーシックスエーフォー)の還元」×7がトップにきます。やっぱり不安とかパニックと関連しているんだ、というのが見えてきます。

「OXTR(オーエックスティーアール)の還元」×7は「人の気持ちばかり考えちゃうよ~!」で自分の感情を認識できなくなっている、という人向けですね。
遺伝子コードは失感情症で166個出てきたのですが、「あ!あった!」と私が最近注目している遺伝子コードがその中でトップ8に入選していたんですね(入選ってなんやねん!)。

それは「TAS2R38(ティーエーエスツー三十八)の還元」×7なんですけど、これって「うまいもの、まずいものがわからない!」という人の遺伝子。ストレートに言ってしまうと「味覚障害の遺伝子」ですね。
味覚障害の遺伝子って6個しか見つかっていないのですが、そのうちの2つが「失感情症」と共通していて「おー!やっぱり!」と思ったんです。

ちなみにもう一つのやつは「HTR3A(エイチティーアールスリーエー)の還元」×7ですね。これも不安とか鬱と共通の遺伝子ですね。
ちなみにこの6個の遺伝子で「不安」と共通しているのは5個です。

ということは「味覚が麻痺していると不安になるぞ~!」ということになるんですね。

カウンセリングをしていて「うつで何にもできない」という方の特徴で「味覚が麻痺している」となっていた。

「気力がないから食事をちゃんと取る気になれない!」となってしまっているから「気分が落ち込む」になるのか、それとも「ジャンクフードばかり食べているから味覚障害になってしまって失感情症になって気力がなくなったのか」どっちなの~!という疑問があった。
ダイエットとかしていると「美味しいもの」という感覚がなくなってしまう。

それで感情が麻痺しちゃって「どんどん体に問題が出てくるぞ~!」となったりする。

別に「食事をちゃんとしましょう!」と言いたいわけではないんです。
「美味しい」という感覚があるかどうか、というのが豊かな感情と深く結びついている、というのがとっても興味深いんです。

「美味しい」の感覚を取り戻してみると、感情面の「楽しい」が感じられるようになる。

味覚障害の遺伝子

ついでに他の「味覚障害」の遺伝子を書いておきますね。多分、ジャンクフードを食べちゃうから問題じゃなくて、この遺伝子のせいで「美味しい」が感じられないからジャンクフードが止まらない、となっているかもしれないから。
「KNG1(キングワン)の還元」×7は「テンションが上がらない」という人向けです。

「CSF3(シーエスエフスリー)の還元」×7も「やる気が起きない!」という美味しさが感じられない人向け。

「TAS1R3(ティーエーエスワンアールスリー)の還元」×7はストレートに「味音痴」の遺伝子ですね。塩分を多めに取り過ぎちゃう人向け。

「CA6(シーエーシックス)の還元」×7は「ストレスで頭がすぐに真っ白になっちゃう~!」という人向けです。
「美味しい!」が感じられると「楽しい!」が感じられるようになる、という仮説。

そして「楽しい!」が感じられるようになると自分の行きたい方向がおのずと見えてきます。

美味しい人生へ!

そう!豊かなお金持ちの方向へ。

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