変えない。近づかない。

人を変えようとしなくなった

「知能のジオラマ」を作っていくと面白い現象が起きてきます。
知能のジオラマって自分の中に何かのイメージを作り上げるのではなくて、心に自分の知能の数字を聞いて、そして周りにいる人の知能の数字を聞いていくだけ。
周りの人の数字を書き留めておく必要はありません。
ただ、聞いて心に留めるだけ。
ある女性が心に自分の数字を聞いたら「133」と教えてくれて「あり得ない!」と思っていたわけですね。

そして、その女性がある男性のお友達からLINEで「あの美術館のあの絵はいいですね!」と来たので「あ!私もあの絵が好きです」と返信したら「あれ?返事が全く返ってこなくなった!」と不安になります。

「自分がおかしな返答をしたかな?」と不安になって、相手にものすごくLINEで聞きたくなるんですね「なんか私、気に触ることを言いました?」って。これまでのパターンだと、そんなことを書いたら「あんたのそこが嫌い、あそこも嫌!」と破壊的な言動が帰ってきて「ドーン!」と落ち込んでいたんですね。
「知能のジオラマ」をやってくださっていたその方は「心よ!」と邪魔を排除してから、その男性の数字を聞いてみた。
すると「38」と出てきて「え?心よ!138の間違いじゃないの?あの人結構優秀な大学を出ているし!」と聞き直しますが「38」としか返ってこない。

でも、女性は「38」と言われたら「そうなんだ」となって、その男性をスルーしちゃうんですね。

「全然気にならなくなった!」ってことも思わないぐらい、その人のことが浮かばない。

「これって相手を見下しているの?」
「これって万能感?」

いえ、違います。これこそ、万能感から解放された状態なんです。

なぜなら「相手を変える」という努力をしなくなっているから。

これまでだったら、一生懸命に自分が正しいことをアピールしたりして「相手の印象を変える」という努力をしていた。

そっちが「万能感」なんです。
知能のジオラマを心の中で作ってみると「地形は変える必要がない!」となる。
そして、高低差があるところにダイビングはしなくなる。

高低差があるから、陰影がはっきりして、綺麗な風景が見えてくる。
平面じゃなくて、立体的な風景がいいですよね。

知能のジオラマを作っていくと本来の自分に戻っていきますが、それは万能感から解放されていくからなんです。

万能感から解放されて「自分も人も変える必要がない」ということを実感することができる。

両親と適切な距離が取れて、自信を持って生きられる

ある方が「自分に全然、自信が持てるようにならない」と悩んでいらっしゃった。

賢いその方は「この自信が持てない原因に両親が関係しているのでは?」と考えたんです。
なぜなら「父親に何を言っても話が通じないし否定される!」となっていて、いつも「ムカつく!」と不快な思いをさせられるから。
母親に至っては、その方を守ってくれないで訳のわからないことを言っている父親の肩を持つ。
「お父さんは、これまでちゃんとやってきたんですから!」って感じでね。

その方は「いや~!」となるのですが「この両親から離れられない!」となっていました。

そんなに嫌だったら、離れちゃえばいいのに!と誰しもが思うのですが「離れられない!」となっています。
「どうしたら、両親と適切な距離が取れて、自信を持って生きられるようになれるの?」ということで「知能のジオラマ」を使ってみたんです。
この方が心に聞いてみた時非常に興味深いことが起こった。

なぜなら「心よ!私の知能指数はいくつ?」と聞いてみたら「38」という数字が浮かんできて「38なんですか?」と真剣に私に聞いてこられた。
この方は、幸いなことに「知能指数」の概念について全く前知識が無かったんです。

私は、その方に「心よ!本当に38なの?」と聞いてみてもらったら「そうだ!」という言葉が浮かびます。

そこで「心よ!私と心の間に邪魔がある?」と確認していただくと「ある!」と返ってきたので「誰が邪魔しているの?」と心に尋ねてみると「職場の同僚!」と返ってきます。

職場の同僚は「あなたのやり方は世間では通用しない!」とか「そんな甘い考えじゃ、これから先やっていけない!」というアドバイスをしてくれていたんですね。
その暗示で「知能指数が歪んでいる」となります。
「心よ!同僚からの邪魔を排除して!」とお願いしてみると「いいよ!」という言葉が浮かびます。

そして、もう一度「心よ!私の知能指数を教えて!」と問いかけてみると「24」という数字が浮かびます。

私は心の中で「124の間違いじゃないの?」と確認をしたかったのですが、それを私が言ってしまうと誘導になってしまうので「心よ!私の知能指数は24なの?」と聞いてもらってみると「そうだ!」と返ってきます。

そこで「心よ!私と心の間に邪魔がある?」と尋ねてみると「ある!」と今度は母親が出てきます。

母親からは「あんたなんかに仕事ができるわけないでしょ!」とか「あんたはちっとも勉強に集中できないんだから!」と言われていたんですね(しかし、24ってすごいな!どんだけ自尊心が低いんだ!まあ、下げられているわけですけどね)。
そして、もう一度「心よ!私の知能指数はいくつ?」と尋ねてみる。

すると「38」という数字がでてきて、「またか!」と私は心の中で嘆きます。
でも、そこで私は「もしかしたら、心の基準値が38なのかもしれない」と思い直して「心よ!父親の知能指数を教えて?」と聞いてもらいました(ここでの”基準値”とは平均的な知能指数のことを言っています。本当は100だけど、もしかしたら、心の基準値が違うのかもしれない?と仮説を立ててみたんです)。
すると心が「98」と出してきたので、私は「マジかよ!」となります。

なぜなら、知能の平均値は100ですからね。
ですから、38というのはすごいことになります。
「心よ!私と心の間に邪魔がある?」と聞いてみると「父親が浮かびました!」と教えてくださいます。

そこで「心よ!父親からの邪魔を排除して!」とお願いします。

心から「できたよ!」と返ってきたら、もう一度「心よ!私の知能指数を教えて?」と聞いてみると「153」という数字が浮かびます。
私は、心の中で「そうそう!それ!」と叫びます。

私はこれまでたくさんの知能検査をやっていて、会話をして、そして文字を見て知能指数の概算を出す、という訓練をしてきました。
私がその方の概算知能は「156」でしたから「おー!それそれ!」となるわけです。

そこでもう一度「心よ!父親の知能指数を教えて?」と聞いてみると「98」なんですね。
そして、もう一つの数字でこの数字が私の中で納得がいくものであるかどうかを確かめます。

「心よ!母親の知能指数を教えて!」と尋ねると「108」と教えてくれました(煩悩か!)。

確かに、その方の両親のお話を聞いていて、お母様の方がお父様に比べたら高かった。

知能指数の知識が全く無い方が心に聞いてもちゃんとした数字が出てくるんだ!と嬉しくなります。
でも、一番嬉しかったのは「あ!両親に対する執着がなくなったかも!」と憑き物がとれた感じになったこと。

数字の高低差がある両親から「あなたは頭が悪い!」と暗示を入れられて「子供か!」という知能指数にされていた。

だから「両親を変えなければ」という幼児的な万能感に取り憑かれてしまって「離れられない!」となってしまう。

数字を知れば「なるほどね!」となるわけです。
ちなみに父親よりも母親の知能が高い場合は、父親から母親へのDV(家庭内暴力のことです)が起きやすくなります。

最近の言葉を使えば「父親からのモラハラ」ですね。

母親は、自分へのモラハラを避けるために、その方に父親の攻撃の矛先を向けていたんですね(やるな~!)。
そんな難しいことを考えなくても、知能の数字を聞いていくだけで、そんな景色が自動的に見えてくる。

そして、その方は本来の自分の美しい姿へとどんどん戻っていきます。

もう、泥まみれになる必要がなくて、俯瞰して物事を見ることができるんです。

素敵なジオラマを眺めるのを楽しみながら。

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