2022年に読んだ文章
2022年に読んだ文章10選
〜ひとことを添えて〜
・梨木香歩『家守綺譚』
全ての言葉遣いがツボで基本的にゲラゲラ笑いながら(実際はニヤニヤ程度 気持ちの話)読んでいたのだけど、急なエモ描写が突き刺さり普通にめっちゃ泣くので情緒不安定な人みたいになった。周りに人がいないところで読んだ方がいい。サルスベリがいとしい。
・小川洋子『ことり』
小川洋子の内向きで閉じた世界の描き方が好き。外から見たらどうにもなっていないのだけど、そんなことはどうでもいいと思える。
・小川洋子『海』
小川洋子が好きすぎてひとつに絞れなかった。
表題作が好き。寝る前に読みたい話。
・山尾悠子『増補 夢の遠近法 初期作品選』
すごい。ずっと読んでいたい。
・ミハル・アイヴァス『黄金時代』
とてもいい。
・枯木枕「となりあう呼吸」
インターネット上で無料で読める←正気!?
この文章が無料で読める世界、絶対に夢なので目が覚める前に読むべき。
SFアンソロジー『新月』収録の「私はあなたの光の馬」もよかった。
・青島もうじき「ロプノールとしての島」
インターネット上で200円で読める←正気!?(2回目)
この文章が200円で読める世界、絶対に夢なので目が覚める前に読むべき。(2回目)
今年いちばん読み返した文章。
・サラ・ピンスカー『いずれすべては海の中に』
「そしてわれらは暗闇の中」が特に好き。
収録作品すべて面白かった。
・円城塔『文字渦』
ニチャァ……としながら読んだ。
「ニヤニヤ」ではなく「ニチャァ……」
・岸本佐知子,柴田元幸編訳『アホウドリの迷信』
編訳者買い。面白かった。『居心地の悪い部屋』もおすすめです。
表紙の絵が小林紗織さんで驚いた。このかたの画集を2冊持っている。
今年は60冊くらい読んだけど、それを遥かに上回る量の本を買ってしまっているので積読はむしろ増えている。まあ本は逃げないのでね……。
計算すると週一冊以上は読んでいることになるんだな。私の場合、読める日に一気に(3~4冊)読んでしまっているので、なんだか体感より多く感じる。
ジャンルとしてはSFアンソロジーをたくさん読んだ。少しの待ち時間などに読めるので助かる。あと下半期は短歌に興味が出てきて歌集もけっこう読んだ。なかなかまとまった時間が取れないので長編が山のように積み上がっていく……。
来年は長編の山を崩していこうと思います。
あ!おすすめの本などあればぜひ教えてください。
↑noteに投稿するかどうか迷っている不安げなみこちゃん(5さい)
えらいので3文字は回避しました。5文字はある。申し訳……