マーシャル・マキシマイザー/柊マグネタイトを聴く
失敗!
いや、本当に失敗。まるで何を言っているかわからない。歌詞、何これ……?どういうこと?
歌詞の難解さで言えば初日に聴いた『熱異常/いよわ』もかなり難解だったんだけど、あれはまだ全体として目指している方向がわかっていたからまだいい。この曲はなんだ、方向すら見えない。そもそも歌詞に出てくる単語も割とわからない。なんなんだ、助けてくれ。
強いて言うならば、ヒトっぽい存在であって、ヒトでないもの、ひとでなし……?いや、微かなヒントしかない上にそのほか大部分の歌詞が補強してくれる気配が全くない。やばいなこれ、ここまで掴む場所がないとは思っていなかった。
音楽的な方向で言うと、徹底的に"声の気持ちよさ"を追求しているように思える。早口のパートの気持ちよさは、ヒップホップに通じるところがあるんじゃないか?いや、適当こいてますこれ。でも、とにかく声が気持ちいい。
声の気持ちよさを追求しているかどうかはわからないけど、音としてはかなり削ぎ落としているかのように感じる。いや、ちゃんと聴くと丁寧に作られているのはわかるんだけど、あくまでも声を立てるためのものというか。
手を出すのは早過ぎたのかも知れない。みんなは分かっているの?怖いな、みんながマーシャル・マキシマイザーを理解していて、私だけが理解していなかったら。