「とりあえずやってみよう」——失敗から学ぶ力
今回は、鴨頭嘉人さんVoicyチャンネル、鴨頭嘉人の朝礼の「知ってる星人はダサい、今イケてるのは〇〇星人だ」というテーマの放送を聴いて考えたことをまとめてみます。
今回のテーマは、「忘れ物の神」と呼ばれる村上さんが発したキーワード、「とりあえずやってみよう」という言葉です。
この言葉から、多くの学びを得ることができました。
忘れ物の神・村上さんの言葉
村上さんは、忘れ物のレベルが普通ではありません。傘や財布を忘れるのではなく、なんと車そのものを忘れるというほど。集合場所を忘れて目的地にたどり着けない、なんてエピソードもあるそうです。
しかし、そんな村上さんが仕事やバンド活動で発する「とりあえずやってみよう」という言葉には、とてもポジティブな力があります。村上さんは多くの失敗をしてきたそうですが、数多くの成功を掴み取ってきたとのこと。一緒に仕事をするとワクワクさせてくれる存在だと言います。
エジソンに学ぶ失敗の価値
この話を聞いて思い出したのが、発明王エジソンのエピソードです。エジソンも多くの失敗をしてきたことで知られています。彼は「失敗ではない。うまくいかない方法を1万通り発見しただけだ」と語り、その失敗を次の成功への糧にしていました。
さらに、家を燃やしたという驚くような失敗もあったそうですが、それでも彼の挑戦する姿勢は揺るぎませんでした。「失敗してもまたやってみよう」という精神は、偉大な成果を生む土台なのだと改めて感じました。
私が出会った「挑戦」を大切にする人たち
私自身、子どものリハビリに携わる仕事をしています。その中で、特に印象に残っているのが、リハビリ用の椅子を作る職人さんとの出会いです。彼は講習会でこう言いました。
「失敗してもいいからトライアンドエラーしてください。私は皆さんよりも多く失敗してるから大丈夫。」
この言葉が教えてくれたのは、失敗を恐れるのではなく、失敗から何を学ぶかを大切にすること、諦めないことの重要性です。失敗をするからこそ、どこを修正すればいいのかが見えてきます。そしてその繰り返しが、最終的に大きな成果を生むのです。
医療現場における「失敗」と向き合う姿勢
医療の現場でも、この考え方は重要です。EBM(evidence-based medicine、科学的根拠に基づく医療)では、100%成功する治療法は存在しません。試行錯誤の中で得たデータをもとに、どの治療法が最善なのかを探り続けるのが、医療の基本的な姿勢です。
また、ハインリッヒの法則では「重大事故の裏には多くの小さな失敗が存在する」とされています。重大なミスを避けるためには、小さなヒヤリ・ハットをどう修正していくかを考えることが大切です。
リスクはゼロにはならないけどできるだけ小さくする。
その上で起きてしまったヒヤリハットはその過程で得た教訓が、次の改善に繋がり、新たな安全な道の開拓に繋がります。
「とりあえずやってみよう」の大切さ
村上さんやエジソン、職人さん、そして医療現場での教訓が教えてくれるのは、「失敗を恐れず、挑戦し続けること」の大切さです。失敗はネガティブなものではなく、それをどう次に活かすかが重要。結果を出す人たちは皆、その姿勢を持っています。
今回の放送を通じて、私自身も改めて「とりあえずやってみよう」という気持ちを大切にしようと思いました。失敗を恐れず挑戦し続けることで、きっと新しい発見や成長が得られるはずです。
挑戦の繰り返しが成功への道を切り開く。そんな学びをくれた村上さんのエピソード、鴨頭さんの放送はこちらから
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