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【シニアのギター入門】シニアが始めるギターの楽しみ方~その3
シニアからでもギターは上手くなる!
「若い頃、ギターを習っておけばよかった」という言葉を、たまに耳にすることがあります。
でも、始めるのはシニアになってからでも決して遅くはありません。
思い立ったが吉日といいますが、明日から始めてみませんか。
今は独学で苦労せずとも、ギターが上手くなる方法はいろいろあります。
ここでは、「いかに速く、楽に、しかもお金をかけずにギターを上達させる方法」をお伝えします。
あなたが明日からギターを始めたら、ふと気が付いた時には、人から羨まれるほどギターが上達しているでしょう。
このページでは、「自分の上達した姿を強くイメージする」と「 好きな1曲をまず完全にマスターする」についてお伝えします。
自分の上達した姿を強くイメージする
夢を現実にするには、本人のそうなりたいという強い意志が必要です。
ギターが上手くなる人と巧くならない人の差は、その意志の差といっても過言ではありません。
その際に自分が上手く弾いている姿を、できるだけビジュアルに、具体的にイメージしてください。
この上手く弾いているイメージが描けないと、実際に上手く弾けるようになりません。
スポーツでも仕事でも当てはまりますが、あらかじめのイメージングが非常に大事です。
最初はテクニックが伴わずゆっくりでしか弾けませんが、弾けなくてもいいので原曲の速さ、リズムで練習することが上達につながります。
テクニックは後からついて来ます。指の運びに合わせゆっくり弾いているだけでは、上達が遅くなります。
YouTubeの動画に合わせて、弾いてみる
YouTubeにアップされたギターレッスン動画のテンポに合わせて弾く練習をしてください。
毎日風呂上がりの10分で結構です。動画に合わせて弾き続けてください。
最初は動画の弾くテンポが速すぎてついていけないはずです。
毎日繰り返し弾いているうちに、だんだん同じように弾けるようになってきます。
弾き語りなら、それに自分の声も乗せて弾いてください。
好きな1曲を選び、繰り返し練習する
もう一つ大事なポイントは、好きな1曲を選び、その曲をひたすら練習することです。
ついついいろんな曲を少しずつ弾いては、またほかの曲を弾きたくなるものです。
気分転換としていろんな曲の触りのフレーズを弾くことはどんどんしてみてください。
マスターする2曲目、3曲目の候補になります。
ただそのつまみ食いが、技術的な壁にぶち当たった時の逃げになっては、上達が遅くなります。
そこは踏ん張って、できないフレーズを繰り返し練習するしかありません。
ゆっくりしたテンポでいいので、正確に何回でも繰り返し弾いてください。
最初から原曲と同じ速さで弾けないのは当たり前です。
しばらくすると、何かの拍子に急に弾けるようになります。
そのコツを覚えると、他の曲でも今までとは違ってスムーズに弾けるようになります。
あなたのテクニックが、ワンランクアップした証拠です。
サイモンとガーファンクルのスカボロフェアに挑戦
私の場合は、サイモンとガーファンクルのスカボロフェアでした。
中学生の時に独学でギターを始めた私は、この曲をクラシックギターのアルペジオ奏法で弾いていました。
すなわち、親指、人差し指、中指、薬指の4本で弾いていたため、リズムに乗れなかったのです。
その後、スリーフィンガーピッキングを覚え、親指、人差し指、中指の3本で弾くようになって、初めて弾き方が間違っていたことに気づきました。
その後は、レコードに合わせて弾くことができるようになりました。
ひとつの曲をまず完全にマスターする
こうして私は、サイモンとガーファンクルのスカボロフェアを集中的に練習することで、1つの曲をマスターすることができました。
いくつかの曲を触りの部分だけ弾けるようになるより、ひとつの曲を完全にマスターし、自分で歌って弾けるようになる方が上達の近道です。
マスターした曲を弾く自分の姿を携帯の録画で取り、再生してみてください。
リズムもなく、テンポも遅く、ギターの運指ばかりに気を取られている自分の姿は、他人から見ても同じように見えるはずです。
1曲をマスターすることで自信がつく
スカボローフェアをマスターすることで、私は3本指で弾くことがアップテンポで弾く必須条件であることを学びました。
それを機に、スリーフィンガーピッキングの技術を覚えた私は、「あの素晴らしい愛をもう一度」や「22才の別れ」を難なく弾けるようになっていました。
さらに私は、お気に入りのアメリカのフォークグループ・ピーターポール&マリーが親指と人差し指の2本で弾くことから、ツーフィンガーピッキングのとりこになってしまいました。
ギターが楽に上達する方法その3のまとめ
シニアになってからギターを始めても、ギターは上手くなります。
そのためには、自分が上達した姿を強くイメージしてください。
精神論でもマジックでもありません。イメージすることは目的を達成する大きな手助けになります。
まず、自分がレッスン用として選んだ好きな曲を、YouTube動画に合わせて練習してください。
自分が好きな曲、一番弾きたい曲なら、難しくても諦めずにチャレンジする大きな原動力になります。
あなたがその曲をマスターできたなら、その後の上達はどんどん速くなります。
物事は何でもそうなんでしょうが、ゼロを1にするのが一番大変です。
10を100にする方がはるかに楽なのかもしれません。
文:小暮貢朗
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