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「スリーフィンガー奏法」 弾き方のコツとおススメのパターン

アコギで弾き語る際の奏法として、アルペジオの一種でもあります「スリーフィンガーピッキング」について、弾き方のコツやおススメのピッキングパターンについてご紹介いたします。

YouTube『ギターで歌おうch』の解説動画

詳しい解説をご希望の場合は、下の動画をご覧ください。

スリーフィンガー奏法とは?

『スリーフィンガーピッキング』は、その名の通り、右手の親指・人差し指・中指の3つの指を使った爪弾きの方法です。

昭和フォークを弾き語る際に欠かすことの出来ないテクニックです。

『スリーフィンガーピッキング』で重要なのが、右手親指の役割です。右手親指はベース音(ルート音)の他に3弦や4弦の音も親指で弾きます。

アルペジオに比べ、よりリズム感やスピード感を出せるのが大きな特徴です。れはアルペジオが8ビートなのに対し、スリーフィンガーは16ビートのリズムだからです。

また、アルペジオ奏法と違って、小指をギターのボディーに固定させることで安定して弾くこともできます。ブリッジに手のひらを乗せて固定する人もいます。

残念ながら私の場合、指が短いせいか、小指をギターのボディーに固定させると弾きづらくなるため固定していません。

代わりに、私はツーフィンガー奏法で弾くことで、ボディに固定させています。

私の場合、スリーフィンガーを弾く際は小指をボディーに固定できませんが、ツーフィンガーだと楽に固定できるため、安定して爪弾くことができます。

また弦を強く弾くことができ、一音一音の音がはっきり出ます。特にギターを抱えて立って弾き語る際には固定していると安定します。

『スリーフィンガーピッキング』の基本と弾き方のコツ

スリーフィンガーは、右手親指でベース音(4~6弦)を弾いた直後に、1弦と2弦、または、2弦か3弦を弾くのがパターンです。

決まり事としてはアルペジオ奏法と同じく、『最初にコードのベース音を必ず弾くこと』です。「最初にベース音を弾くことさえ守れば、あとはいろんなスリーフィンガーのピッキングパターンがあります。

まず、スリーフィンガー奏法の基本形を弾いてみましょう。
① タンタンタンタン(ベース音だけ)
② タン・タタ・タン
③ タン・タタ・タタ・タン

1、親指がベース音と3弦を往復するパターン

資料1

2、親指がベース音と4弦を往復するパターン

原則、2弦から6弦までを弾くパターンで、D以外は通常1弦は弾かない。

スリーフィンガーピッキングのおススメパターン

それではこれだけマスターすればOKという、おススメのスリーフィンガーピッキングの定番をご紹介します。

① ベース音と1弦を同時に弾くパターン

資料2

② 速いリズムに適したパターン

資料3

③ 上のパターンにシャッフル・リズムを加えたパターン

資料4

④ その他のバリエーション

例)『赤ちょうちん』かぐや姫のイントロ

赤ちょうちんイントロ

フォークを弾き語りする際にスリーフィンガーを奏法に加えるととてもバリエーションが広がります。

タン・タタ・タタタンのリズムを自然に右指で弾けるように慣れさせるのが大切です。

『ギターで歌おうch』は昭和フォーク、ニューミュージック、J-POP、昭和歌謡、外国曲などを歌詞・ギターコード付きで解説したアコギ弾き語りチャンネルです。

記事:YouTube【ギターで歌おうch】小暮貢朗

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小暮貢朗(アコギ愛好家)
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