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2030年代の未来の姿はこうなっている!?【その3】: サービス業や農業が大変革

1.前2回の投稿に続き、2030年代の未来を紹介:「産業づくり」【トランスフォーム】

2030年代の未来の姿について、これまでの2回の投稿(↓参照)に引き続き、お話ししたいと思います。

総務省のホームページの「2030年代に実現したい未来の姿と実現に向けた工程イメージ」(↓参照)という資料の中で、イラストで描かれている未来の姿について解説します。

◆2030年代に実現したい未来の姿と実現に向けた工程イメージ【情報通信審議会 情報通信政策部会IoT新時代の未来づくり検討委員会とりまとめ案(『未来をつかむTECH戦略』)より抜粋】

https://www.soumu.go.jp/main_content/000562473.pdf

今日の投稿では、この資料に記載されている「実現したい」未来像の①「人づくり」、②「地域づくり」、③「産業づくり」の3つの視点のうち、②「産業づくり」(トランスフォーム)について紹介します。


2.「産業づくり」:トランスフォーム(Transform)

設計の変更を前提とした柔軟・即応のアプローチにより、技術革新や市場環境の変化に順応して発展する「トランスフォーム(変容)」の社会になるようです。

産業づくりに関しては、「金融・決済」「流通・運輸」「サービス業」「ものづくり」「一次産業」に関しての未来の姿のイラストが掲載されていました(下図参照)。

このうち、サービス業(三ツ星マシン)一次産業(全自動農村)について、取り上げたいと思います。


3.サービス業(三ツ星マシン)

ロボットのようなマシンが、データベース化された「おいしさ」を再現するAIにより、レストランのコンセプトに応じて最適なレシピを考案し、料理してくれるようです(下図参照)。

調達した素材の在庫データとも連携し、食材ロスを抑制したり、個人の健康データと連携して、栄養分をコントロールしたレシピも考案してくれるようです。

ここまで、技術的に揃えば、こんな未来があるかもと、更なる未来も考えてみました。

レストランでは、個人情報が管理された「個人の食の好み」、「最近1カ月間に食べたメニュー」、「ウエラブルデバイスから入手した個人の健康情報」、そして「今食べたいもの」を加味し、設定した値段の中で、AIが、健康状態を維持・改善できる栄養成分で食感、風味、見栄えまでも考案して、料理を出してくれるといいなと思いました。

医食同源といいますが、食と健康状態をAIで管理することにより、健康に良い、美味しい食事を食べることができ、その結果、心も健康になるようなそんな時代がもうすぐそこに来ています。

そして、世界のいろいろなところに住んでいる家族がホログラムで同じ食卓で食事ができるようになると言ったことも、技術的には可能な段階に来ていると感じました。


4.一次産業(全自動農村)

農業もIoT、ドローン、ロボットを導入し、経営合理化が実現しているようです(下図参照)。

農場や牧場で人が直接管理することはなく、ドローンやロボットを遠隔操作する「全自動農村」により、生産性が飛躍的に高まり、成長産業になっているとのことです。

農業もこの絵のように、オフィスにいながらにして、遠隔操作で管理でき、生産性が上がって利益率も高まると、人気職業になるのではないかと思いました。

ただ、最近は農業の天候による被害が大きいので、さらに良い方法はないかと考えました。

私が以前から考えていたアイデアですが、365階建ての巨大ビルの中で農業を営むというものがあります。

なぜ、365階建てかというと、それは、毎日収穫し出荷できるからです。

エネルギーも太陽エネルギーや風力エネルギー等の再生可能エネルギーを使うことで、ビル内の各階を1年365日の天候そのものに管理します。

そのビルの中の農場で、ドローンやロボットを遠隔操作すれば、人でもほとんどいらず、収穫できるようになります。

このアイデアの実現は、大分難しいと考えていましたが、今回の2030年の未来の姿を見ていると、すぐにでも実現しそうに感じています。


5.さいごに

以前、私の投稿で、2025年のイノベーションについて紹介しました。

これらの投稿と、今回の一連の投稿「2030年代の未来の姿」を比較すると、ほんの5年で、技術が著しく進歩していることが分ります。

あと、10年程度で、ここまで技術が進展するのかと投稿の記事を書きながら、ワクワクしています。

また、さらに、こんな技術があったらいいなと、更なる技術革新の期待も膨らんで来ます。

このような大きな変化に、我々がついて行くには、こういう情報をいち早く入手し、それらの技術やその可能性について学ぶことが重要だと思いました。

2030年代以降、更にどんな明るい未来が待っているのか、非常に楽しみです。


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