SDGsと高齢化について考える❷: 超未来技術を活用した「車いす」
1.昨日の投稿「SDGsと高齢化について考える❶」より
昨日は、SDGsと高齢化について考える❶(↓参照)として、SDGsのターゲットのうち、「高齢者」という文言が明記されている3つのターゲットについて紹介しました。
今日は、この中の目標11「住み続けられるまちづくりを」のターゲット11.2(↓参照)に関する超未来技術を紹介したいと思います。
2.未来のユニバーサル・モビリティ
ターゲット11.2に関して、高齢者のための公共交通機関のバリアフリー化、コミュニティバス、パーソナル・モビリティ(*1)が必要だと説明しました。
(*1) モビリティ: 交通領域では、「人やもの、ことを空間的に移動させる能力、あるいは機構」
今日は、この未来のパーソナル・モビリティ、具体的には、ユニバーサル(*2)・モビリティがどのようになるかお話します。
(*2) ユニバーサル: あらゆる人が利用できること
総務省のホームページの「未来をつかむ TECH戦略」の中で、2030年代に実現したい未来の姿について描いた資料がありました。
その中の「ユニバーサル・モビリティ」に関するもの(下図参照)がターゲット11.2に対応できるのではないかと思いました。
2030年代には、街中への移動が可能で、マルチ機能を持っている車イスが登場するというものです。
ベッドから車イスへの移乗、室内から空飛ぶ車への搭乗が、ロボットアームの介助機能付き車イスにより可能になるとのことです。
そして、この車イスには、会話AI、ウェラブル端末、BMI (Brain Machine Interface) 装置等の複数の機能が付いており、予防・病気の早期発見までしてくれるというものです。
ここで言うBMIとは、脳波と機械を結びつけるもので、考えただけで、機械が動くという技術です。
詳細については、以前のBMIに関する投稿(↓参照)をご覧ください。
この超未来技術を使えば、ターゲット11.2の大部分が解決できるのではないでしょうか(安価で持続可能なところには課題がありそうですが。。。)。
3.さいごに
本投稿では、SDGsと高齢者に関わるターゲットである目標11「住み続けられるまちづくり」のターゲット11.2に関する超未来技術を紹介しました。
今回紹介したユニバーサル・モビリティには、AI、ロボット、空飛ぶ車等の技術です。
その中でも私は、BMI (Brain Machine Interface)が高齢者にとっては、非常に有望なのではないかと思いました。
頭で考えただけで、機械が動くようになれば、高齢者の生活で、いろいろなことが解決できます。
こういう超未来技術については、常に情報をウォッチして、投稿して行きたいと思います。
次回の投稿では、SDGsの各目標を活用して、高齢化の対策をどのように推進すればいいかについてお話したいと考えています。
【引用、参照website】
◆総務省ホームページ:『未来をつかむTECH戦略』~とりまとめ~
(平成30年8月 情報通信審議会 情報通信政策部会 IoT新時代の未来づくり検討委員会)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000575127.pdf
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