見出し画像

ゲームチェンジに対応するために。。。。:変化を鋭敏に捉え向き合う力

1.ゲームチェンジとは

今日の日経新聞の記事から、「ゲームチェンジ」という単語が目に付きました。

ゲームチェンジとは、ビジネスの従来の枠組みやルールが崩壊し、新たなものに切り替わること。

以下の記事の中では、

最近の気候変動、新型コロナウイルスの感染拡大、サイバー攻撃、半導体不足、DXによる技術革新を例に挙げ、

「あらゆる業界の産業構造が抜本的に変わりつつあるが、それ以上にゲームチェンジが起きていることに留意が必要だ。」

と言っています。

◆[大機小機] 競争ルール変化、リスクを取れ【日本経済新聞2022.3.26朝刊】

↓有料会員限定サイト

記事の中では、事例として正しく私が昨日投稿↓した電気自動車(以下EV)の例を挙げています。

・2030年(EUや中国がガソリン車の販売を禁止)を転換点にEVへと大きくシフトすること。
・人口が密集する東京では充電設備の設置は容易ではないこと。
・EV化はエネルギー政策(再生可能エネルギーや原子力等)も考えなければ進まないこと。

EV化は現在のガソリン車のビジネスモデルも衰退させる産業のゲームチェンジだと言っています。



2.ゲームチェンジに対応するには

本記事では、競争の前提となるルールの変更は、一企業だけで対応できるリスクではないため、政府の強いリーダーシップが必要だと言っています。

これは、当然のこととして、では、企業はどのように対応すればいいのでしょうか。

記事では、企業側も決められたルールの範囲内で事業をするという受け身のコンプライアンスやリスク回避を優先する考え方では生き抜けないと言っています。

ここが一番大事なところですよね。

大企業ならば、「リスクを取り、積極的にルール作りから参画し、自社に不利にならないように能動的な行動」が求められます。

一方では、中堅、中小企業は、ルール作りから参画は、かなりハードルが高いので、記事にあるように、①変化を鋭敏に捉え向き合う力や②リスクリテラシー*が非常に重要だと思いました。

*リスクリテラシー:
リスクに接する際、その背景にまで考えを及ばせ、リスクの波及範囲を正しく見極め、対処する力。(現代リスクの基礎知識より)



3.変化を鋭敏に捉え向き合う力とは

これは、正しくOODAループ的な発想が必要だと考えます。

OODAループについては、以下↓の投稿をご覧下さい。

3-1)ピラミッド型組織でOODAループを活用する

ただ、日本の企業はピラミッド型組織の企業が多いため、OODAループをそのまま活用することはできない。

そのため、

❶まずは、「組織のフラット化」「権限の委譲」「パーパスの浸透」の3点が必要である。

❷❶を推進する場合、管理職の役割は非常に重要度が増してきます。

❸管理職は、部下にも権限移譲を図ることで、ヒトや組織の成長を促すことが必要です。

スライド1

詳細を知りたい方は、以下↓の投稿をご覧下さい。

その他、ピラミッド型組織を主体にしながら、組織を変化させる方法もあります。

3-2)アジャイル型組織を活用する

そのひとつが、変化の激しい時代に対応できる組織として、今、注目されつつある「アジャイル型」組織です。

「アジャイル型組織」は、各部門から必要最低限の人員を集め組織化し、小さな単位で計画・実壮・テスト・リリースを繰り返す開発手法です。

短期間で開発が繰り返されるため、最終的に顧客満足度が非常に高い開発ができます。

スライド2

更に知りたい方は、以下↓の投稿(有料)をご覧下さい。

私は、今の日本の停滞の原因の一つは、ピラミッド型組織にあると考えています。

昨今のように、変化の激しい時代には、如何にその変化に対応すべきかを考えなければいけません。

ただ単に、ピラミッド型組織体系を変えずに、組織改編をするだけでは、この時代から遅れてしまうことは自明になっています。


もう一方の「リスクリテラシー」については、後日、投稿したいと思います。


4.まとめ

❶本日の日経新聞の記事で、特に目に付いたのは「あらゆる業界の産業構造が抜本的に変わりつつあるが、それ以上にゲームチェンジが起きていることに留意が必要だ。」という言葉です。

❷ゲームチェンジに対応するためには、政府の強いリーダーシップも重要ですが、企業側も決められたルールの範囲内で事業をするという受け身のコンプライアンスやリスク回避を優先する考え方では生き抜けません。

❸大企業ならば、「リスクを取り、積極的にルール作りから参画し、自社に不利にならないように能動的な行動」が求められます。

❹中堅、中小企業にとっては、①変化を鋭敏に捉え向き合う力や②リスクリテラシーが非常に重要です。

❺①変化を鋭敏に捉え向き合う力には、OODAループ的な発想が必要だと考えます。

❻日本に多いピラミッド型組織にOODAループ的な発想を取り入れるためには、「組織のフラット化」「権限の委譲」「パーパスの浸透」の3点が必要である。

❼また、変化の激しい時代に対応できる組織としてアジャイル型組織を活用するという方法もあります。



💎株式会社ラフ・ダイアモンドでは、DXでSDGsを実現する経営者Zoomセミナー(無料です♬)を企画しました(3月27日(日)13:30-15:00)。

 ご興味ある方は、是非、お気軽にご参加下さい!


💎DXでSDGsを実現する経営者勉強会も別途、発足しています。ご興味がある方は、下のホームページもご覧ください。


💎株式会社ラフ・ダイアモンド ホームページ

  SDGsとDXで企業の『価値創造』をサポート

↓こちらのロゴをクリック

画像1



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?