君はロックを聴かない / あいみょんのコード進行考察
はい、どうもミックナイスです。
音楽の目覚めは人それぞれですが、歌謡曲やロックを好んで自ら聴くようになる時期は小学校高学年〜中学生ぐらいが多いように感じます。
かく言う私も初めて自分のお小遣いからCDを買ったのは小学校4年か5年で、当時の自分が見ていたドラマの主題歌だった記憶があります。
当時、主な情報源がTVというのは周りも同じなのでアニメの主題歌やCMソングなど好き嫌い関係なく、もれなくその世代の懐メロになります。
そんな懐メロ離れが増え出すのが中学生〜高校生ではないでしょうか?
世代にもよりますが兄弟、親戚、先輩の影響でバンドものや洋楽を聴き出して楽器を始めるというのが王道だった年齢の私です笑
そしてここからが本題なんですが思春期をロックを聴かずに終わるってありえるんですかね?笑
…というわけで本日の考察はあいみょんの君はロックを聴かないでやっていこうと思います。
今の若い世代が思春期にロックを聴かずに終わるなら、それはジェネレーションギャップですね。
是非皆さんがどうだったか年齢と共にコメント欄にてお聞かせください。
それではコード進行。
君はロックを聴かない Key G
Intro
C D - Bm Em - Am B7 - Em
C D - Bm Em - Am - Dsus4 D
Aメロ
G - D - C D - G
C D - Bm Em - C - D
G - D - C D - G
C D - Bm Em - C D - G
Bメロ
C D - G Em - C - D
サビ
C D - Bm Em - C D - D#dim Em
C D - G D/F# Em - C - G
C D - G
Inter
C D - Bm Em - C D - Bm Em
C D - Bm Em - Am - Dsus4 D
3サビ
C D - G Em - C D - Bm Em
C D - G Em - C - G
C - D - %
Ⅳ始まりが多い王道なコード進行を使った楽曲です。
Introの最初の2小節は4536の動きをしています。
Ⅳ(SD)→Ⅴ(D)→Ⅲm(T代理)→Ⅵm(T代理)
はもともとの形が
Ⅳ(SD)→Ⅴ(D)→Ⅰ(T)→Ⅰ(T)
の変形ですね。
そこから3、4小節目は236と動きます。
Ⅱm(SD代理)→Ⅲ7(Ⅵmへのドミナント)→Ⅵm(T代理)
これもファンクションとしてみると最初の2小節の変化パターンと解釈することができます。
もちろんⅢ7が出てくることによりメロディに対しての扱い方は変わってきますが。
5、6小節目は最初の2小節と同じで7、8小節目はⅡⅤで次セクションのⅠに備えるパターンですね。
Aメロではダイアトニックコードの145を中心に置いての代理コードファンクションを使った進行です。
Bメロも同じくなので省きます。
サビを見ていきましょう。
サビでは2小節を1セットとする451の進行を毎回コードを変えて使われています。
①最初の2小節ではイントロでも出てきた
Ⅳ(SD)→Ⅴ(D)→Ⅲm(T代理)→Ⅵm(T代理)
②次の2小節では
Ⅳ(SD)→Ⅴ(D)→#Ⅴdim(Ⅲ7と同じⅥmへのドミナント)→Ⅵm(T代理)
③更に次の2小説では
Ⅳ(SD)→Ⅴ(D)→Ⅰ(T)→Ⅴ/Ⅶ(Ⅴの転回形)→Ⅵm(T代理)
その後は41451と終わります。
ここではサビの6小節の中で出てきた451の変形を深掘りしていきましょう。
これは以前、空も飛べるはずの考察でも上げた悲しい解決が分かると考えやすくなると思います。
①は後ろのトニックを4度関係になるようにトニック代理を使った進行。
これはミスチルのTomorrow never knowsやCyndi LauperのTime after timeなどでも見られる王道進行です。
そのまま循環コードとしても機能させることも251で解決することも出来る優れものです。
②は後ろのトニックを悲しい解決のⅥmと見てⅥmへの強烈なドミナントを出す#Ⅴdimを使った進行です。
#Ⅴdim以外にもⅢ7/#Ⅴ(Ⅲ7の転回形)も同じ機能を持ちます。
いずれにしてもベース音の上昇を使っていますね。
③はⅠに解決してからベース音を下降させてⅥmに落とす進行です。
ⅠとⅥmの間にⅤ/Ⅶを挟むことによってドミナント感とベース音の間を取り持つ、こちらも王道的なやり口です。
同じ451系でも毎回コードを変えることによって聞き手の受ける印象は変わりますね。
3サビでは悲しい解決を少なくしてアコギ一本の雰囲気を出せているんではないかと個人的には思っています。
451系の変化はまだまだここで語り尽くせないほどの形がありますが、それはまたの機会に。
今日のところはここまでにします。
是非ちょっとでも良かったと思う方は応援宜しくお願い致します。
それではまた次回の考察でお会い致しましょう。